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3. 存在自体がメタメッセージ=存在自体がコンテクストを持つ

2014/09/06(Sat) Category : 心理学
【「精神の生態学」~ベイトソンのダブルバインド理論の詳細】の目次へ

3. 存在自体がメタメッセージ=存在自体がコンテクストを持つ-----------

ところで、「人は言葉ではなく行為を信じます」と書きましたが、相手が自分にとって大切な人である場合(母親など)、自分が見捨てられたくない(あるいは絶望したくない)ために、その“言葉”にすがりたくなります。

ここに、自分が感じた実感を無視して相手の虚偽のストーリーに自分を合わせるという構造(生きる姿勢)が出来ることになります。
“言葉”にすがる例を見てみましょう。




◆お母さんは「正しい人」と答える裏

「お母さんの印象は?」とか「お母さんはどういう人?」と訊いたときに「正しい」と答える方がいらっしゃいます。その印象を詳しく聴いていけば、つまるところお母さんの「言っていること」。

お母さんの性格や行動のイメージではなく、言っている内容のイメージがまっ先に来ること自体が、その人と母親との関係を物語っています。

お母さん=「正しい人」であれば、お母さんの言うことはすべて受け入れざるを得ません。ましてお母さんと衝突したときは、常に間違っているのは自分になります。これは母親の受け皿や手足になっている人にまま見られる答えで、このように言うこと自体が脳内親への忠誠であり、自己洗脳であり、IC封じになっています。


ここでの論考に即して言えば、子どもが母親のメタメッセージ(メッセージの後ろにあるメッセージ)を無視(見ないように)しているケースの一つです。

子どもは、母親には感情がないのではないか、愛情がないのではないか、自分は愛されていないのではないか・・・ということを肌で感じている(メタメッセージ)わけですが、母親が「感情で生きていない」ということが明白になってしまうと、その母親から愛情をもらうことは永遠に出来なくなってしまいます。

可能性が永遠に失われること=絶望ですから、可能性を残すために「母親には愛情がある。その愛情を感じられない自分がおかしい、自分に問題がある。あるいは、自分が間違っている」と思う心性が形成されます。なぜなら、自分に問題があるのであれば、問題がなくなったときにお母さんが愛してくれるかもしれない―その可能性が残されるからです。

そこに加えて、母親が世間的に“正しい”ことを口にする人(言い換えれば、理屈でしかものを言えない人)であれば、子どもの側はその事実だけを拾い上げて、「ほらね、お母さんはやっぱり正しい」と自己洗脳します。

この場合、次の二つのことにご注目ください。
・感情で生きていない母親は、自分という存在が発しているメタメッセージに自分では全く気づいていないこと(存在自体がメタメッセージ)
・「実感」を持つ子どもはそれを肌で感じていますが、絶望したくないために無意識にその“気づき(実感=インナーチャイルド)”を封印し、メタメッセージを感じないようにすること。


これを一般化すると次のように言えるでしょうか。
・存在自体がメタメッセージである=存在自体がコンテクストを持つ
・その存在と切っても切れない関係にあり、かつ権力の上下関係にあるとき、その存在の持つコンテクストの中に巻き込まれることがある


こうして自分を封印した子どもは、感情や感覚を無視して言葉など表面だけに囚われ、脳内親に侍る脚本人生を生きていくようになります。それが、冒頭に書いた『自分が感じた実感を無視して相手の虚偽のストーリーに自分を合わせるという構造(生きる姿勢)が出来る』ということです。

生きる姿勢と書いたのは、脳内親を裏切らないために、親から離れて以降も虚構の人生を続けていくからです。言い換えれば、日々の言動及び行為をすべて脳内親に聞かせ、見せるためだけに生きていくようになります。
(もちろん本人はそう思ってはいません。目の前の相手に言い、相手との関係で行動していると思っています)

たとえば、上記の子どもの事例で言えば、
無意識第一層では「自分に問題がなくなったときにお母さんが愛してくれるかもしれない」と思いつつ、
無意識第二層では「母親に感情はない」とわかっていますから、その真相に決してたどり着いてはいけません。

そのため、
自分が“正しく”なるような努力をしつつも(無意識第一層対応の行動)、
常に何らかの失敗を犯して第三者から自分が責められるように仕向け(無意識第二層対応の行動)、
「ほらやっぱり自分に問題がある」と自己洗脳を続ける「第三者を巻き込んだゲーム人生」をエンドレスで送るわけです。






【ご参考】
08,ヤミーには誰もが落ちる可能性がある
親への執着を手放しハラスメント界から離れる時、生きる意味が見えてくる




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その通りだと思います。

その通り。本当にその通りですね。

 
    
 
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