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1-1)証言に現れた父親像と違和感

2014/11/02(Sun) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【1.歌織の父親の人生脚本】

1)証言に現れた父親像と違和感

歌織の人生最初の記憶として登場するのが父親です。
『歌織被告の最初の記憶はトイレで父にぶたれているところだった。おそらく幼稚園に上がる前のことで、便座の上で『ごめんなさい』と叫んでいたけどやめようとしなかった』(木村鑑定人。以下も同じ)
このことがどう影響するかは歌織の項で書きますが、「人生の原点が暴力」というあまりにも悲惨な人生の幕開けでした。

大卒後にサラリーマン生活を10年ほど送ってから起業し、新潟の小さなコピー印刷会社を経営していた父親は、学生時代から野球をしており、高校の野球部監督の経験もあり、歌織の母親によると、『体育会系で、女性とはこういうものだと押し付けるところがあった』人でした。

『父がかなり体罰に近いことを繰り返していた。父は弟の野球に熱心で、何事も弟の野球優先。歌織は父の顔色をうかがっているという状況だった』。歌織に対しては暴力や体罰は『頻繁にあったことが語られた。理由を説明することはなく、「泣けば許されると思っているのか」と追い打ちをかけるような状況だった』。

躾について弁護人から問われると、「相当厳しくやった。ひっぱたくようなこともあった」と答えていますから、自覚的であったことがわかります。しかも、当人が『相当厳しくやった』と言うくらいですから、小さな子どもの側からすればそれこそ破壊されるくらいの恐怖の厳しさであったことが想像されます。

『高校は女子高。父が決めた。大学も父が決めた。父は昔から「女はスチュワーデスになるもんだ」という勢いだった。歌織は経済学部に行きたがったが、「お前、男漁りに行きたいのか」と言われた』という父親は、月40万円という高額の仕送りと引き替えに白百合女子大学に行かせます。

一方、「社会人になったら一切面倒はみない」と中学生の時から歌織に言い聞かせていたと証言していますが、大学卒業後派遣社員をしていた歌織は実家から30万円の仕送りをもらっていたそうです。



まず、違和感を感じたところを挙げておきます。

この父親は、力による有無を言わせぬ押しつけを幼少期からやってきたわけですから、支配と服従の関係は歌織の身にしみこんでいたはずです。だから、代償なしに「白百合に行け」と強制することもできたはずです。月40万円も支払うということは、「白百合に行ってください、お願いします」とお金を積んでお願いしているわけで、それまでの高圧的な父親の姿勢からみると違和感を感じます。

また、中学生の時から「社会人になったら一切面倒はみない」と言い続けていたわけですから、その時点でピタッと支援を打ち切るのが当然でしょう。というか、社会人である自分が自分の親から仕送りをもらっていないのであれば、子は自分の背中を見て育ちますから、わざわざ言わなくてもいいことでしょう。

ここに2つの謎があります。
なぜ、言わずもがなのことをわざわざ言い続けてきたのか、というのが一つ。
もう一つは、にもかかわらず、社会人になって以降もなぜ30万円の仕送りをしていたのか、ということです。(なぜなのかは後述します)

ここで想像できるのは、母親の介在です。この父親は全般を通してみると分かりますが、母親にうまくコントロールされています。専制君主のような父親が目立ちすぎるために、一見家族が暴君の父親に振り回されているように見えますが、その実母親の手の平の上で踊らされていたという事例はごまんとあります(もちろん、母親の表層意識には現れませんが)。

この家族の場合もその一つでした。歌織の最初の記憶に母親が登場していないところに、母親が見えない存在(ブラックホール)であったことが窺われますが、恐らく母親が金を出させ、仕送りの手続きをしていたのも母親ではないでしょうか。(なぜ母親がそうしたのかは、母親の項で述べます)


ところで、上記の陳述から次のような父親像が分かります。
・自分が決めたルール、レールを強引に押しつける
・幼児も容赦なくぶつ(激した時に歯止めがきかない)
・泣いても許さない=感情は許さない
・自分が「親である期間」に期限を設ける
・娘に厳しく息子に甘い

ここから推定される父親とはどういう人かを上記の順に見ていきましょう。






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