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1-3)「第1次反抗期」に絶対服従を叩き込む

2014/11/04(Tue) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【1.歌織の父親の人生脚本】

3)絶対服従を叩き込む

このように子どもを鋳型にはめ込みたい親にとって、子どもが自我を持ち始める3、4歳頃に一つの勝負の時が来ます。

赤ちゃんが幼児になっていく3、4歳頃は、自分を主張したい欲求が出てきて何にでも「イヤ!」と言ったり、あるいは知りたいことや疑問が出てきて「なんで?」を連発したり、下の子に嫉妬して「かまって攻撃」をしたり、赤ちゃん返りをしたり・・・発達過程としては当たり前ですが、かわいいだけの赤ちゃんから自我を主張する「個」となっていくわけで、それを大人側から見て勝手に「第1次反抗期」などと呼んでいます。

ここで自我を叩きつぶしておかなければ、鋳型成形していくことは出来ません。親には言っても無駄、抵抗しても無駄ということを知らしめるためには、理不尽なことで徹底的に怒る―それがポイントです。

ですから、カウンセリングの事例でも、3~5歳のこの時期に、夜中に外に出されたり、真っ暗な倉に閉じ込められたり、酷い体罰を受けたり、孤独や恐怖や痛みを感じる体験をしている人はまま見受けられます。その体験が、親に服従の姿勢の根っこになります。

「第1次反抗期」などと名付けられていますが、そもそもそんな幼児の時にどれほどのことが出来るでしょうか。大の大人がそれほどに怒るようなことがあるはずもありません。“反抗”なのだから怒ってよいという誤った判断に導かないためにも、この名称は変えた方がいいと思います。結局は、子どもの側には全く問題は無く、ただひとえに親の側の問題で怒っているのです。





もう一つ、親が我を忘れて本気で怒る場合があります。それは、存在不安がとても強い親の場合です。不安感情もろともに感情自体を封印して生きている親にとっては、感情豊かな人間が目の前にいること自体が、自分を脅かすのです(封印している感情が呼応して出てこようとしますからね)。つまり、『「土浦連続殺傷事件」―2,「感情の墓場」としての家』でも見ましたが、『不安から逃げ続けている人にとって、子どもは天敵なのです』。

我慢できる程度は不安の度合いによって異なります。赤ちゃんの泣き声からダメな親もあれば、言葉を覚えて感情用語を話し出したときからダメな親もあります。おそらくこの父親は、歌織が喜怒哀楽を示すようになってから、内心イライラがあったかもしれません。まして、歌織は『うれしい、悔しい、自分の感情を100パーセント素直に表現する』(大学時代の友人)人間だったようですから、なおのことだったでしょう。

そして、ある日不意を打たれます。理屈で動いている大人から見ると、感情で動いている子どもの行動は予測がつかないので不意を打たれるわけです。その瞬間に親の方はビクッとして、虚を突かれたところから不安感情が出てきそうになります。その不安を感じたくないからこそ24時間バリアを張って懸命に生きている親にとって、ビクッとさせたことが許せないことなのです。

どれくらい許せないかというと、不安から逃げること=人生そのものですから、その人生自体を破壊する「敵」と言っていいくらい許せないのです。だから瞬間湯沸かし器のごとく逆上します。怒りが激しければ激しいほど、それだけ怯えたということなのです。

こういうときは、見境がありません。自分が殺されそうになったわけですから、「殺すぞ」くらいの勢いで攻撃します。その衝動的な行為が子どもにどんなに深刻なダメージを刻むのか、下記参考記事をご参照ください。

初めての赤ちゃんである歌織は、父親にとって不安を呼び起こす存在であると同時に、鋳型成形しなければならない対象だったでしょう。それがトイレ殴打事件を招いたのでしょう。それが歌織にどのような影響を与えたのかは、歌織の項で記します。





【ご参考】
モラハラの心理-5.絶対服従を叩き込む

「土浦連続殺傷事件」―6,社会に出られない恐怖のトラウマ





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なるほど・・・

以前こちらで名乗っていた襟という名は、自己否定の気持ちからつけたものだったので、虹に改めさせて頂きます。

記事を拝見していて、絶対服従について思い当たることがありました。
私も、父親に「殺される!」と思ったことがありました。
海水浴の際、高い高い、の要領で高く放り上げられて、海に投げ込まれたことが何度かありました。
足のつかない恐怖、溺れそうでやめて、助けて、と本気で頼んでいるのに受け入れられない恐怖。
あのときの絶望といったら。
楽しそうに笑う父の目の奥に、まったく笑っていない狂気を感じ取りました。
私も、父に合わせて笑わなければ!と必死で笑顔を作りました。
あの時、自分の中の何かが死んだのを感じています。
周りの人たちは、私が笑っているので助けられなかったそうです。(後に母親から聞いたのですが)
最近は無くなったのですが、以前はよくその時のことをフラッシュバックしていました。
小さな子どもの私にとっては、まさに死の恐怖だったと思います・・・

ほかにも、あれも、あれもだ、と思い当たることが沢山あります。

 

読みながら、あ~私と同じ、と思った。
夜中に寒空の中、叩かれた後に外に放り出され、鍵を閉められた。
相当怖かったから、その後の記憶がないです。
妹が生まれた2歳からそれは始まったなぁと記憶しています。
両親共に私が怖かったんですね。

 
    
 
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