プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

2-1)「不安の封印装置」としての夫の確保

2014/11/07(Fri) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【2.歌織の母親の人生脚本】


1)「不安の封印装置」としての夫の確保

さて、このような父親を選んで結婚したのは母親です。まず、存在不安の程度の同じ人が結婚しますから、この母親もまた相当に不安が強い人であり、不安を封印する必要があったということです。

不安(感情)を封印するということは、気持ち自体(インナーチャイルド)を封印するということです。でも日常生活で感情が出ているじゃないかと思われるかもしれませんが、それは人生脚本を演じる脚本劇場の「舞台上でのホンモノ感情」、つまりニセモノです。

あるいは、気持ちを思考で説明していたり、相手にぶつけるための「Youメッセージ」の“感情もどき”ばかりで、本当の気持ちを言葉にしている大人はほとんどいないといってもいいかもしれません。

実際、エンプティチェアなどを通じて初めて「これが気持ちを言うということか・・・」「これまで気持ちを言ったことがなかったことに気づいた」という方が多いのです。


不安を封印している人は、当然気持ちの交流など求めてはいません。むしろ、気持ちが出るということは不安感情も出てくるということなので、気持ちを受け止めてもらうことは邪魔なのです。

けれど、安心できる安全基地(子宮)はほしい。しかし、器(建物)だけでは子宮になりません。人のぬくもりがなければ子宮ではないのです。そこで、人のぬくもりがあり、表面的な交流だけですむ所―会社や職場、サークルやボランティア、ネットカフェやパチンコ店なども格好の子宮となります。

夫は印刷会社を経営していましたから、その会社自体が子宮だったのでしょう。ビジネスとしてではなく、子宮として会社を維持している経営者は沢山います。

家は夫婦双方にとって子宮となります。夫にとっては、深い気持ちの交流のない妻が家にいるだけでそこが子宮となりますし、妻にとっても夫が帰ってくる場ということで、家が子宮になります。



-----------------------------------------------
さて、不安を同じくするパートナーの選び方は脚本との絡みで変わってきます。
同じ仕事や趣味に没頭する、互いの領域を分離して(例;夫は仕事、妻は家事)それぞれの領域を支配する、心配する・される関係を作る(病気、中毒、ギャングル等々)、互いにいがみ合う・・・いろいろなパターンがあります。

脚本との絡みと言いましたが、もう少し言えば、配偶者はそれが夫であれ妻であれ「代理父親」及び「代理母親」という両側面を持ちますので、代償行為や謎解きゲームの相手でもあります。

つまり、配偶者は
不安から逃げるためのパートナー、
脚本人生劇場の道具、
代償感情のはけ口、
自己投影の人形、
謎解きゲームの相手・・・
と、様々な側面を持つわけですが、そのどこの側面が強調されるのかは、各側面の“飢えの度合い”によって異なるわけです。

自分の気持ちの封印装置として、外から「あるべき論」を押しつけてくる配偶者を選ぶケースもよく見られます。いわば、インナーチャイルドを封じるために外にインナーペアレンツを置くわけですね。細かい理屈で押しつけてくる夫や世間知やマナーにうるさい妻など、常にそれらに合わせなければならないと気を使うことで、自分の気持ちから意識をそらすことが出来ます。

自分を封印するためにはこの封印装置(夫)を手放すことはできません。つまり、わが子と夫を天秤にかけた場合、夫を取ると言うことです。そのことがハッキリと現れたのが、歌織がDVの酷い実態を両親に話すために帰ったとき、5日目に父親が爆発して一方的に歌織を責め、『母は私と父のやりとりをずっと見ていて、父がいなくなってから「守ってやれなくてごめん」と言った』ことです。これは、言い換えれば、「私はあなたではなく夫を取る」と宣言したのと同じでした(詳細はその記事で)。

配偶者は、上述のように様々な側面を持ち、互いの脚本ががっぷりとかみ合いながら日々と送っています。子どもはその両親の脚本人生劇場に幻惑されて、たとえば歌織のように父親を排除して母と暮らすこと出来れば幸せになれると勘違いの脚本を作ったりします(人生脚本とは結局のところ、“思い込み”です)。

けれど、実態をよく見れば、両親が実はベストカップルであることがわかります。それが分かるヒントが、上記の母親の言葉だったりするのです。それに気づくことが出来れば、また違う人生があったでしょう。

けれどそうさせない仕組みもあるのです。上記の言葉には他の狙いもあります。それは後述する3項をご覧ください。








【ご参考】
規律依存症―自律(内骨格)できずに規律(外骨格)で自他を縛る人々




関連記事
 
Comment1  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

私の場合、父をいわゆる「いい人」だと思っていました。
中尾先生のカウンセリングでそこが変わりました。
それは、父を否定するようになったということではなく、
「あぁぁ、夫婦ってセットなんだなぁ」と実感を持って知ったということです。
これが腑に落ちるのは、ホントに難しいですよねぇ…

母は、父の閉じ込めた負の部分、「不安」を引き受けてもいたんだなぁ と。

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
アルバム(flickr)
アルバム(フォト蔵)
YouTube

・写真はアルバムページに飛ぶようにしてあります。
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード