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5-3)脚本人生のキャスト採用のオーディション

2014/11/27(Thu) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【5.祐輔を自分の土俵に乗せた歌織(28/2002.11~29/2003.4)】


3)脚本人生のキャスト採用のオーディション

これまでを見ますと、アドバンテージを持っているのは歌織だということが分かると思います―つまり、祐輔を受け入れるのも追い出すのも歌織次第です。その歌織が、自ら押さえ込まれる形を取って祐輔をずるずると置いていること。実は、この期間がオーディション期間なのです(祐輔が観察されています)。

歌織はその期間に、祐輔が自分を「束縛し暴力で支配」することができそうなのか、「都心にマンションを得る」ことができそうなのかを見極めなければなりません。それが出来ない人間であれば、愛人から乗り換える意味がありません。
つまり、口論には、アリバイ作りの他に、祐輔の可能性を探る意味もあったわけです。祐輔にはわからなかったでしょうが、祐輔が歌織のドアを開けて中に入ったときから、オーディションは始まっていたのです。

口論のテーマがそれを物語っているように思います。『お金の使い方』に関する口論は、「都心にマンションを得る」ことができそうかどうか。『約束通り出て行かなかったこと』に関する口論は、自分を「束縛され暴力で支配」することができそうかどうか―その辺を探る、あるいは、相手からその要素を引き出すためのものだったでしょう。


その要素を引き出すために二人のコンテクスト(関係性、文脈)作りもなされていますね。『法知識が私にないことを逆手に取り、ずるずる出て行かない状態』というのがそれです。これは、「対立したとき祐輔が理屈で歌織を抑え込んで支配する」というコンテクストを形成しているわけです。祐輔は、歌織を与しやすい相手と思ったことでしょう。それが罠でした。





では、歌織が祐輔のオーディション合格を決めた決め手は何だったのでしょうか。歌織の証言を見てみましょう。

弁護側「電話を制限したりなどの束縛は結婚当初からあったのか?」
歌織 「はい」
弁護側「束縛とはどんなことがあったのか?」
歌織 「私は週末にスポーツクラブに通っていたが、『本当に行っているのか、本当は違うのではないか?』と疑ってきて、私を迎えに来るようになったり、私がアクセサリーを身につけると、『いつ買ったんだ?』とか一つひとつチェックしたり、テレビで知ったお店の話をしたりすると、『どうやって知ったんだ?』とかしつこく聞いたり、私が読んだりする本や身につけるものまでうるさく言うようになった」

祐輔から見た歌織という女性は、愛人に囲われていながら自分と出会って以降は自分ともセックスするようになった―そういう女性ですから、自分の見知らぬ所での交友が気にかかったことでしょう。

そもそも祐輔は「見捨てられ不安」を持つ人間です。親に見捨てられた歌織は、束縛の根っこにある祐輔の見捨てられ不安を見抜いていたでしょう。そして、そういう人間を自分に引きつけるためにはどうすればいいのかを、歌織は体験的に知っています。そう、見捨て続ければいいわけです。素っ気ない態度を取るだけで、相手は不安を突っつかれて「不安解消のための行動」をしてきます。それがチェック行動です。

歌織の人生脚本は、「男性に束縛され暴力で支配され」なければならないわけですから、そのチェック行動がどこまで強いのかが、オーディションの分かれ目であっただろうと思います。

同時に、祐輔から受けた嫉妬と束縛は、源家族の中で無視され続けてきた歌織にとっては対極にあるものでした。源家族から遠ざけられている自分を、ここまで求めてくる―「ストローク飢餓」の歌織にとって、それは飢えを満たす甘露だったかもしれません。

この祐輔の束縛の強さ(=見捨てられ不安の強さ)が、オーディション合格の決め手だったのだろうと思います。




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モラハラやDVを受ける女性の心理というものの認知がもっと広まって欲しいです。
女性が女性を愛せるようになるといいと思います。
敵対するのではなく。(今までのフェミニズムは敵対を煽っていたように感じます)

母親が本当に娘を愛するようになれば、世の中は変わるでしょうね。

 
    
 
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