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5-4)命を道具にする2~歌織が婚約者から祐輔を手に入れることができた理由(2003.02~03)

2014/11/28(Fri) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【5.祐輔を自分の土俵に乗せた歌織(28/2002.11~29/2003.4)】


4)命を道具にする2~歌織が婚約者から祐輔を手に入れることができた理由(2003.02~03)

弁護側「結婚しようという話はいつから?」
歌織 「当初結婚すると言っていた女性のことがだめになってから」

と、歌織は述べていますが、『だめになってから』ではなく、「だめにしてから」でしょう。
11月に出逢って3月上旬に堕胎し、3月末には入籍するわけです。結婚相手がいるとわかっている男性との間に子作りをしていたわけですから、本当はイヤどころか誰にも取られたくないと思っていたことがわかります。ただそれは、好きだからではなく、脚本人生を送る上で必要な相手だったからでしょう。

一方の祐輔は有頂天の感じで実家の両親に手紙を書いています。
『「拝啓 お元気ですか? ご報告ですが、3月29日二つ年上の方と入籍致します。今のところ式は一切開きません。この方は白百合女子大を卒業し、丸紅で働いていた方で、出身は新潟県です。相手のご両親は会社を経営なさっておりまして、大変可愛がって頂いております」祐輔さんは実家の両親に手紙を書いた。』(by河合香織)


さて、3月末に入籍する二人ですが、歌織が祐輔と家庭を作ろうなどと思っていなかったことは、子どもを堕ろしたことでもわかります。まず歌織の証言を見てみましょう。

検察官「平成15年3月29日に祐輔さんと結婚したが、祐輔さんとの間に子供ができたことが分かったのは結婚前、後?」
歌織 「前です。そのときは結婚することを決めていなかった」
検察官「中絶したのはいつ?」
歌織 「(同年)3月上旬」
検察官「祐輔さんは『子供を産んでほしかった』と言っていなかったか」
歌織 「最初は言っていた。だけど、彼には収入なく、家もなく、アルバイトしていただけで不安定。話し合って堕ろすことにした」
検察官「友人の女性が産むように説得したことは?」
歌織 「ない。当時、女性も妊娠しており、3人で女性の子供の話をしたことはあるが、私たちの子供のことを話したことはない」

最初は、「結婚することを決めていなかったから堕ろした」→ニュアンスとしては、「結婚するつもりがなかったから堕ろした」と言いたかったようです。けれど検察官の次の質問には、「結婚前提だが経済的に不安定なので話し合って堕ろした」ということに変わっています。おかしいですね。検察はこの矛盾をもっと突っ込むべきだったと思いますが、ともあれ祐輔が法律事務所時代の同僚だった女性の証言を見てみましょう。



検察側「出産のことで(祐輔さんから)何か頼まれたことがある?」
証人 「はい。『子供ができたがおろすと言って聞かない。説得してくれないか』と」
検察側「どういう意味?」
証人 「祐輔さんは子供が欲しいので、産むように言ってくれないかと」
検察側「どうした?」
証人 「やんわりと『産まないのか、産んでみてはどうか』と歌織さんに提案した」
検察側「おろす理由は何と言ってた?」
証人 「給料が安くてやっていけないと」
検察側「祐輔さんは?」
証人 「何とかなるから産んでくれと言っていた」
検察側「どうなった?」
証人 「祐輔さんから電話があり『勝手におろした』と」
検察側「祐輔さんの様子は?」
証人 「泣きじゃくっている感じだった」

真っ向から対立する証言ですね。
歌織は『私たちの子供のことを話したことはない』と言っていますが、この女性は『「産まないのか、産んでみてはどうか」と歌織さんに提案した』と証言しています。

さて、この証人は二人が結婚することを知っていて、それを前提に話をしていると思われます。でなければ、『産んでみてはどうか』という提案は出来ないでしょう。この時点で、『結婚することを決めていなかった』という歌織の証言は嘘であることが推測されますが、推測しなくても歌織自らが言っています。『給料が安くてやっていけない』と―ここに、結婚して一緒にやっていくつもりだったということが証明されていますね。


さて、結婚するわけですから、その二人の間に子どもが出来たのは喜ばしいことです。まして、夫になる相手は「産んでくれ」と言っているわけですから、本来ならとても嬉しいはずです。普通ならば実家の両親も嬉しいはずです。

その上、歌織は愛人が借りたマンションにただで住み、実家から30万円の仕送りももらっていました。経済的理由も成立しません。つまり、子どもを堕ろす理由がどこにもないのです。

けれど歌織は、強い意志を持って堕ろしています。なぜなのか?
また逆に、これほどの強い意志を持っているならば、最初から子どもが出来ないように避妊することもできたでしょう。なぜそれをしなかったのでしょうか?





ここに2つのなぜがあります。
1つは、なぜ避妊しなかったのか。
1つは、なぜ堕ろしたのか。

避妊しないなら赤ちゃんを作る意志があったということであり、ならば堕ろした意味がわかりません(上記理由では説明がつきません)。ということは、赤ちゃんを作る目的ではない理由で避妊をせず、赤ちゃんを作る目的がなかったので出来てしまった赤ちゃんは堕ろした、ということになります。


ではなぜ避妊をせずにセックスをしたのか。時期は2月以前ですね。
一つの推論は、歌織が祐輔を確保するためです。3年後の秋に祐輔は離婚に向かい始めますが、その時自分の受け皿となる女性探しをしています。そしてある女性と出会ったその日に肉体関係を持ち、翌々日に再び関係を持って確信したときに歌織との離婚を決意しています。

祐輔はとても存在不安が強い人間で、一人ではきわめて不安になることが、この後の証言でも出てきますが、誰かと別れるのは必ず次の女性を確保した後なのです。つまり、ヤドカリのように自分に合った殻を確保した時に、サッと移り住むのですね。

歌織は、「一緒に住んでいた人が帰るので、年末3日だけ泊めてほしい」と祐輔がやってきたときから、祐輔の不安や寂しさの度合いを分かっていたことでしょう。その祐輔を相手の女性から確実に奪い取るために、避妊せずにセックスしたのではないでしょうか。


ではなぜ、堕ろしたのでしょうか。
それは、歌織は母とマンションで一緒に暮らしたいのであって、祐輔と家庭を持つつもりはないからだと思います。祐輔はマンションを得るための道具であって、それ以上ではないのです。
それに、「あんな高級マンションに住んでいて、家賃なんてすごいんですよ。子どもなんてとてもとても」と言った母親の「出産禁止令」が出ています。

また、祐輔の切羽詰まった様子と泣きじゃくっている感じを見ますと、祐輔は生まれてくる子どもに自己投影していた可能性もあります。自分が親からされたかったことを子ども(代理自分)にする―そういう執着があったのかもしれません。
祐輔が子どもに執着する姿は、歌織の父親が弟に執着した姿とダブったかもしれません。だから、その子どもを奪うことで歌織は父親に復讐したのかもしれません。
同時に、祐輔にストレスを与え暴力を誘発するための布石だったかもしれません。



こうして歌織は、祐輔を確保するために子どもを作り、目的を達成して用済みとなった後はさっさと堕ろしたのではないでしょうか。先にも書きましたが、自分を道具にして生きている人にとって、自分の心や体も、自分が関わった人もすべて道具です。命が道具なのです。まして、親のために心を殺した歌織にとっては、自分のために命を奪うことにためらいはなかったでしょう。





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