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7-5)怒りはストローク飢餓者にとっての「心のファーストフード」(2004.03)

2015/01/24(Sat) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【7.脚本人生劇場(2003.秋~2004.05)】


5)怒りはストローク飢餓者にとっての「心のファーストフード」(2004.03)

実家から祐輔の元に戻った歌織は、さっそく仕掛けました。

弁護側「平成16年3月ごろ、祐輔さんからひどい暴力を受けたことがあったか?」
歌織 「はい」
弁護側「原因は?」
歌織 「私が、サクラが咲いたら花見をしに行くつもりだと(祐輔さんに)言ったら、彼は『お前はいつも酔っぱらいが嫌いだと言っているのに、何で行くんだ?』『誰と?』『どうして行くんだ』と、しつこく聞いてきて、私の携帯や持ち物を捨ててめちゃくちゃにした」

花見の季節はまだ先だというのに、祐輔の「見捨てられ不安」のスイッチが入るネタを振っていますね。このようなスイッチの入れ方は夫婦の間でよく見られます。


交流分析の世界で「ストロークは心の食べ物」と言われていますが、ストローク飢餓の深い人は、「お腹がすいた(私の存在を認めてくれるストロークがほしい)」と感じたときに、自分に向かってくる感情(Youメッセージ)を食べに行きます。自分に向かってこない感情(Iメッセージ)は食べられません。

自分に向かってくる感情は、その先に「自分という存在」を確認できるので、その感情が侮蔑や憎しみであっても構わないのです。極限の飢餓(ストロークゼロ)にある者にとって、食べ物のうまい(プラスのストローク)、まずい(マイナスのストローク)は関係ありません。自分に強い意識が向けられることで自分の存在確認をする―自分に向けられた強い感情は、いわば自分の空虚な存在を満たす餌―それだけのことなのです。

だから、感情を引き出された側は怒り、恨み、蔑み、嫌悪、憎悪、悲しみ・・・様々な激情に翻弄されるでしょうが、それらの激情はすべて空虚の中に吸い込まれていくだけなのです。誰かに対する激情に囚われている方は、自分のエネルギーがただブラックホールに吸い取られているだけだということをご理解ください。





さて、手っ取り早く食べられる「心のファーストフード」(感情)は、軽蔑や嫌悪や怒りの感情です。自分が馬鹿にされることや厭がられること、苛立たせることをして相手を焚きつければいいわけですから、他の感情と比べて引き出しやすいのです。

夫婦は、相手のどこをどう押せばどういう気持ちが出てくるのかをよく知っています。あるいは、夫婦関係のしがらみの中で、ここを押せばこういう感情が出てくるというコンテクスト(文脈)を形成しています。だから、配偶者は「心のファーストフード」の安定供給者なのです。そして、訓練されたマウスよろしく、お腹がすいたら、餌(怒り)が出てくる相手のレバーを押しに行きます。

こういう夫婦をよく観察していますと、たとえば相手が怒るまでダメな話や姿を見せ続け、ついに相手がカッとなって何かを言ったときにサッと引く―という場面が見られます。まるで、釣り餌をチョンチョンと目の前で動かして見せて、それに魚がパクッと食らいついた瞬間にサッと釣り竿を引き上げる―そういう感じです。



歌織も、2月に実家に帰ったときに母親から無視されて、とりあえずファーストフードを食べたくなったのかもしれません。歌織は見捨てられ不安が強い祐輔のどこをどう押したら束縛が強くなるのか、激怒するのかをよく知っていますから、彼を怒らせたいときに怒らせることが出来たでしょう。そして、マウスのごとくレバーを押したわけです。案の定、祐輔はすぐにファーストフードを出してくれました。

弁護側「暴力の内容はどういうもの?」
歌織 「そのときもとりあえず、床などに押し倒され、上に彼が乗ってきて、首を絞められたり髪の毛をひっぱられたり…」

発言には思わず真実が現れるものですが、『とりあえず』という言葉が二人の関係を暴露してしまっていますね。つまり、『押し倒され、上に彼が乗ってきて、首を絞められたり髪の毛をひっぱられたり』―ここまでは、「定食メニュー」だったのでしょう。







子育て心理学:第4部 5)「ストローク飢餓」に陥った人は「ゲーム」を仕掛ける

ブラックホール人間とは



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目撃したことがあります

ハンバーガーショップで幼子と母、母の友人の三人連れ。

母は友人とのおしゃべりに夢中で、幼子がちょっと話しかけても、袖を引っ張っても、全く無反応。

幼子はなんとか母の気を引こうとありとあらゆる「かまって」行動をしました。

そして、とうとう最後に彼がしたのは、紙ナプキンを丸めて母のほうに投げつけ、当時の私には衝撃的だった一言を発しました。

「ママ、怒って」

そこまでの幼子の気持ちを考えるとやりきれなくなりました。

非行に走るとかも、その手のストロークを求めてのことなんでしょうね。

 

読んでいて気持ち悪くなる自分を感じます。
誰にもバレずに立ちまわっていたつもりが
ばっちり現場を押さえられていたと気付いたときの
みっともない感じの気持ち悪さ。

私は被害者なんですよ。
こんなにいい人、優しい人なのに
いや、だからこそ心無い人のターゲットになってしまい
どんだけでもひどい目にあわされて・・・って思っています。

同時に一方では
この人の弱みはここで、あの人はあれで・・・って
分かってる冷静な自分もいるじゃないかと。
やだなー、私は加害者かも!
でもこれを受け止めたいと思いました。


 
    
 
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