プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
12 ≪│2017/01│≫ 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

7-7)暴力の加速者(イネイブラー)として利用された母親(2004.05)

2015/01/26(Mon) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【7.脚本人生劇場(2003.秋~2004.05)】


7)暴力の加速者(イネイブラー)として利用された母親(2004.05)

そういう折に、歌織は祐輔を連れて実家に帰省しています。

弁護側「結婚してから、被告と祐輔さんが一緒に新潟に帰ってきたことはあるのか」
母親 「(平成16年の)5月の連休」
弁護側「なぜ2人が新潟に来ることになったのか」 
母親 「(祐輔さんの)福岡の両親に会わせて欲しいと言ったら、祐輔さんは『勘当されていて会わせることができない』と言われた。だから、2人でまず新潟に帰って来てほしいと言った」
弁護側「祐輔さんは自分の両親のことをなんと話していたのか」
母親 「『勘当されているので、会わせることはできない。しばらく待って欲しい』と」

上記に、帰省理由が述べられていますが、どうもピンときません。どうも他の目的がありそうです。しかしそれは、無意識に隠された目的でしょう(本人に訊いても分からないでしょう)。こういう場合の自分が自分に気づくヒントですが、自分が行動した結果、何がどう変化したのかという事実を見ることです。


弁護側「暴力については話をしたのか」
母親 「祐輔さんはただ『すいません』と」
弁護側「暴力が起きた経緯については」
母親 「『職場のことで頭に来て、手足が出た』と話していた」
弁護側「ほかに話していたことは」
母親 「『申し訳ありません』と言っていた」

とても情けない母親の姿です。
「暴力については話をしたのか」という弁護士の質問に対して、祐輔の『すいません』と言った言葉しか語っていません。これは、語るべき事が他になかったことを示しています。もし、娘を大事に思う母親としての思いや暴力に対する見解をきちんと祐輔に伝えていたなら、そこを力説したはずです。それをしていないから語れなかったのでしょう。

「暴力が起きた経緯について」も、『職場のことで頭に来て』八つ当たりしたことをのうのうと述べているのです。娘が八つ当たりで暴力を受けていることに対する気持ちはないのでしょうか。子を守る親としての強い気持ちがどこにも感じられません。

それどころか、「ほかに話していたことは」の問いに、祐輔が『申し訳ありません』と謝ったことを語って終わりにしているのです。この流れを見ると、矛を立てるまでもなく最初から収めている。つまりは、祐輔の暴力を容認したということです。この会話の後、祐輔がどのようになっていくのかは火を見るより明らかです。



弁護側「その後、祐輔さんから連絡が来たことは」
母親 「電話で」
弁護側「どんなことを話したのか」
母親 「祐輔さんが『お母さん、大丈夫です。心配しないで』と」 
弁護側「どの位の頻度で連絡があったのか」 
母親 「週に1回くらい」
弁護側「祐輔さんからの電話で、(途中で)被告が出ることはあったのか」
母親 「『買い物に行っている』などと言っていて、出ることはなかった」
弁護側「被告から連絡が来ることはあったのか」
母親 「週に1度くらい」
弁護側「電話で話をするのは被告だけか。祐輔さんと話すことは」
母親 「祐輔さんとも話をした。『僕が悪い』と言っていた」
弁護側「被告が用もなく電話をすることはあったのか」
母親 「ない」
弁護側「電話があるときは暴力があったときか」
母親 「はい」

想定通り、祐輔は母親をなめてかかっていますね。当然の結果だと思います。
しかも、上記を見ると、『週に1度』歌織から『暴力があった』報告を受け、『週に1回』祐輔から『お母さん、大丈夫です。心配しないで』という報告を受けていたことが分かります。「何ですか、それ」―そう言いたくなりますね。

なぜこのおかしさを検察は追究しないのでしょう。毎週のように暴力があり、それを加害者と被害者の双方から報告を受けている―そして、それが継続している。これがどういうことか分からないのでしょうか。

報告を受けている人間が、聞くだけで何もしないということは、「やれ」と言っているのと同じ事なのです。

そして、実際にやって、また報告して黙認される。何とも酷い構造です。ここに歌織の実家の構造が再現されていますね。母親の前に父親(迫害者)と娘(犠牲者)がいる。父親が娘に酷いことをしても黙認しているのは、母親が「やれ」と言っているのと同じ事。ここで母親が「救援者」として登場すれば、「カープマンの三角形のゲーム」ですが、母親は迫害者(父親)に荷担することで、いろいろな効果を狙っています。

ここでは、歌織の母親は完全に二人の「暴力関係」を維持するイネイブラー(悪しき状態の維持者)となっています。

逆に、なるほど、歌織は母親を利用したんだなぁ、と感じました。怒りを加速させたいけれど、祐輔にかわされてしまった歌織。これまでと違う方法で祐輔に暴力を振るわせやすくしなければなりません。歌織は母親がどう出るかが分かっていたからこそ、「使える」と思って利用したのだと思います。





ここで、皆様にも気づいてほしいのですが、人は脚本を遂行するために実の母親も道具にするということです。あれ?その脚本は母親のためではなかったっけ・・・そう、確かに母親との関係性の中で脚本は形成されますが、その母親像とは、本当の母親の姿を知らないままに、幼い頃に出来事や印象から創り上げた脳内母親です。そして、「脚本ちゃん」が従っているのは自分が創り上げたこの「脳内母親」なのです。その脳内母親が神となって自分を支配するために、実の母親も道具として利用できるのです。

その脳内母親は、自分が創った虚構だとお気づきください。





3-3)「三角形のゲーム」を通しての謎解き




関連記事
 
Comment0  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
わが子を守るために
記事
写真/動画集はこちら↓
 
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード