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8-3)離婚の強い決意を示した娘

2015/01/30(Fri) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【8.離婚を決意した娘vs拒否した母親(2004.05)】


3)離婚の強い決意を示した娘

弁護側「それなのになぜ帰ったのか?」 
歌織 「彼の友人たちに説得されたり、自分でだましだまし生活してきたが、彼の暴力がひどくなっていたので、実家に逃げた」

弁護側「祐輔さんはどうしたか?」 
歌織 「自分の友人を使ってまで謝罪してきたり、戻ってくるようずっと連絡を入れてきた」 
弁護側「あなたはどうしたか?」 
歌織 「しつこい連絡を絶つために、自分で自分の携帯を折った。彼と離婚して実家に戻るつもりだったので、ハローワークで仕事を探したり、母と今後の生活について話し合った」
《離婚して独り立ちを計画したという歌織だが、実家ではうまくいかない理由があったという》
歌織 「とても言葉では言い尽くせないが、以前同様、実家には自分のいる場所はないと父から教えられた。母は私と父のやりとりをずっと見ていて、父がいなくなってから『守ってやれなくてごめん』と言った」

短いやりとりの中で、歌織が『離婚して実家に戻るつもりだった』こと、『母と今後の生活について話し合った』こと、けれど、『実家には自分のいる場所はないと父から教えられ』、母からは『守ってやれなくてごめん』と引導を渡されたことが語られています。

ここではっきりとわかることは、母親は歌織と父親、及び歌織と祐輔のやりとりをずっと見ているということです。母親はすべてを知っているのです。
その上で、父親からも祐輔からも歌織を守っていないということ。
そして、母親は夫を取り、歌織を祐輔の元へ追い返したということです。



詳細に見てみましょう。
まず、歌織が『自分で自分の携帯を折った』ということ―ここにどういう意図が隠されているでしょうか。以下検察の質問です。

検察側「弁護側の質問で、あなたは新潟にいるとき、『祐輔さんから頻繁に連絡があったから、携帯を折った』と」 
歌織 「そうだ」 
検察側「いつ折ったのか?」 
歌織 「実家に帰った翌日か、3日目」 
検察側「携帯を折るというのは理解できないんだよね。着信拒否するとか伝言メッセージにするとか…」 
歌織 「彼との連絡を完全に絶ちたかったから」 
検察側「着信拒否したり電源を切るとかではなく?」 
歌織 「それもしたと思うが、何度も、留守電がいっぱいになるまで入ってたりするので、結局…」 
《検察側の質問と歌織被告の答えはかみ合わない。歌織被告は少しいらいらした様子だ》 
検察側「折らずに捨てれば良いのでは?」 
歌織 「捨てることと折ること、私には違いはないので」 
検察側「携帯を折った後は、祐輔さんとどうやって連絡を取っていたのか?」
歌織 「それからは連絡を取っていない」


検察がいぶかるように、連絡を断ちきりたいならば着信拒否にすればいいだけです。着信拒否でも折っても祐輔には同じ事です。それをわざわざ折ったということは、「折る行為を見ている人」へのメッセージがあります。

歌織がいつも自分の姿を見せている相手は母親しかありません。つまり、歌織は母親に対して携帯を折って見せているわけです。折ってバラバラにする―離ればなれにする・・・歌織は、離婚するという強い意志があることを母親に伝えたかったのではないでしょうか。



そして、『捨てることと折ること、私には違いはない』というのも痛ましい言葉だと思いました。自分の口から自然に出る言葉は、その人が属する環境を物語っています。「捨てること」と「折ること」は全く別物です。けれど、歌織にとっては同じことだったのです。それは、一体どういうことでしょうか。

歌織が父や夫から暴力を受けている時、母親は眺めているだけ=「見て」「捨てて」います。つまり、母親から見捨てられています。歌織の体験から、自分が折られているときは、同時に捨てられているときなのです。

今回も、夫に折られて帰って来、帰った先で父にも心を折られたわけです。けれど母親は『守ってやれなくてごめん』と言った―つまり見捨てたのでした。

このように、その人がごく当たり前のように言っている中に不自然なことを感じたら、そこを訊いてみてください。それが、その人に何かを気づかせるきっかけとなります。逆に、他人からそのようなフィードバックを自分が受けたとき、相手に対して強弁するのではなく「あれ、何か私はおかしいのかな」と自分の中に入ってみてください。そこに、自分が突っ走っている脚本や、インナーチャイルドの本音が隠れています。



さて、実家に帰っている間に、脚本を降りようとした娘と脚本に戻そうとした母親との間で、目に見えないバトルがあったはずです。どのようなバトルがあったのでしょうか。




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