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8-4)離婚を拒否した母親

2015/01/31(Sat) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【8.離婚を決意した娘vs拒否した母親(2004.05)】


4)離婚を拒否した母親

そもそも母親が自ら言うように『帰ってこい、別れなさい』と言っていたのであれば、帰ってきた後どうするかについて父親と事前に話し合ったりしていてもおかしくないでしょう。果たして歌織は、『母と今後の生活について』何を話し合ったのでしょうか。

検察側「質問を変える。弁護側の被告人質問に対し、16年に新潟の実家に帰ったと言っているが、何月ごろ?」
歌織 「春ごろ」
検察側「3月、4月、5月ごろ?」
歌織 「3月以降なのは間違いない」
検察側「祐輔さんと離婚すると決意して帰ったというが間違いない?」
歌織 「そうです」
検察側「お母さんと離婚後の話をしたというが、具体的には?」 
歌織 「うちの父が持っていた会社の事務所をその当時使っていなかったので、(そこで)私の叔母と一緒に仕事をしたりするのもいいのではないか、と」 
検察側「その提案はお母さんから」 
歌織 「そこまで覚えていない」 
検察側「お母さんの話はそこで住むという話?」 
歌織 「住む住まないではなく、叔母とお店でもしたらいいのではという話だった」 
検察側「具体的にはどんな仕事を?」 
歌織 「帰省したばかりで、そこまでは考えていなかった」
検察側「ほかにはお母さんとどんな話をした?」 
歌織 「新潟にあるそういうところに行ったらいいのではと」 
検察側「そういうところとは?」 
歌織 「資格を取得する専門学校とか」 
検察側「両親が経済援助をしてくれるということだったの?」 
歌織 「具体的に行くか行かないかも決まっていなかったので…(決まっていない)」 
検察側「将来通うとして、あなたに(学費として)出せるお金はあったの?」
歌織 「その当時はない」


これを『話し合った』と言えるでしょうか。
『叔母とお店でもしたら』―けれど、どんな仕事かは考えていない?
『専門学校』にでも行ったら―でも、援助はしないし(もしするなら、もっと違う流れになっていたはずです)自分にも金はない・・・『帰ってこい、別れなさい』と言っていたにしては、母親の態度からは切迫感や真剣さは感じられず、語るに落ちます。

いえ、この母親の娘への幼少期からの接し方を知っていれば、一貫しているのです。金を与え、高校時代からブランドものを好む女性に仕立て、以降もずっとお金を送ることで自律させずに金を浪費する方向に育ててきました。その母親が、娘が自立するための相談に積極的であるはずがありません。こここそが、母と娘のバトルでした。



それまで、『自分で(インナーチャイルドを)だましだまし生活してきた』けれど、人間扱いされないあまりにも屈辱的な暴力を受けて、もう自分(インナーチャイルド)を騙しきれない。もう我慢の限界を超えた、もうイヤだ―歌織は、そう悲鳴を挙げました。

「もうお母さん勘弁してよ。もういいでしょ。あなたのための脚本人生を歩くのは疲れたよ。もう私は十分やったよ。もう十分だよ。あなたのためにこんな目に遭うのはもうイヤだよ。もういいでしょ?もういいって言ってよ」―歌織はそう言っているのです。

母親(ボス)に祐輔育成宣言をした歌織が離婚を決意したということは、その宣言を撤回するということ―つまりは母親(ボス)を裏切ることになります。ボスの命令に背いていいかどうかの許可を得るバトル―それがこの話し合いの本質でした。

けれど、母親の態度からくるメタメッセージは、「自律せずに金を浪費し、男性に束縛され暴力で支配されて我慢しつつ、都心にマンションを得る」という脚本に戻れ、でした。

表層意識では、歌織は母親が自分のことを本気で心配していないことを感じて絶望したでしょう。そして、今後の生活についての話し合いが、単なる母親のアリバイ作りでしかないことを感じたでしょう。その歌織にとどめを刺す役割として利用されたのは父親でした。





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