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8-7)母子のへその緒を切ることが「父親」の本当の役割

2015/02/03(Tue) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【8.離婚を決意した娘vs拒否した母親(2004.05)】


7)母子のへその緒を切ることが「父親」の本当の役割

「私にわかったことは、『私という人間は実家にいてはいけないんだ』ということ」―この言葉にいろいろな思いが湧きます。

カウンセリングを通して思うことは、父親の最大の役割は、いえそれをするからこそ父親と言え、それをしなければ父親とは言えない唯一の役割は「母と子のへその緒を切ること」(母子分離をすること)です。

母と子の絆は、父と子の絆とは比べものになりません。
比べる気にもなれないくらい次元の違うものです。

実は、カウンセラーになる前は、母子と父子の絆の差がそこまであると思ってはいませんでした。けれど、事例を知れば知るほど圧倒的な差があることを思い知らされました。

というのも、子は皆母親から生まれてくるからです。
胎内記憶さえあります。
自分を産んだ創造主です。
子にとって、「神」にも「世界」にも「餓鬼」にも「ブラックホール」にもなる存在―それが母親です。

存在不安が強い人の家の結界 5幣殿―親(神)に捧げているわが身
母親という「ザ・ワールド(世界)」
鬼子母神
見えないからブラックホール


つまり、女性はすごいし、怖いのです。
そういえばいつぞや、女面の方が恐いということをチラと書いたことがありましたね。
目が三角形で上目遣いの人

だからこそ、女性が鬼神や幽霊や餓鬼や魔女やブラックホールではなく、「健やかな人間」になれるように安心できる社会を男性は作らなければなりません。このすごい女性を「人間」に出来るところが男性のすごさなのです。
子の甲斐性、母の甲斐性、父の甲斐性


もし母親が「健やかな人間」でない場合、父親は母親から子どもを守る盾となり、へその緒を切って子どもを解放する役割をしなければなりません。

けれど、その父親もまた母親のための脚本人生を生きており、存在不安から逃げ続けている人です。そして、「心のコップ」の中には母親に対する怒りという巨大なマグマがたまっています(溜まっているということは母親も脚本も手放せていないということです)。

この父親にとっては、そのマグマの噴火を抑えつつ、不安から逃げながら、脚本を生きるだけで限界なのです。また一人ではそれが出来ないから、心を閉ざした女性をパートナーに選んだわけです。

そのように生きている父親にとって、父親の項でも書きましたが、感情表現をする子どもは天敵なのです。いるだけで自分を脅かす存在―とうてい一緒に居ることは出来ない存在でした。

父親の発言を聞くに、娘に対する愛情がないわけではないでしょう。けれど愛情(感情)どころではない。それどころではない。(愛情も含めて)感情から逃げなければならない―それが不安から逃げ続ける人の人生なのです。そこにいいも悪いもありません。それしかできないのです。

その父親にとって、何が何でも歌織に学歴をつけて就職させて追い出すこと―それが唯一自分に出来ることでした。父親は無意識ながら、母親から歌織を切り離そうとしたのかもしれません。しかし、父親は歌織と母親のへその緒を切ることは出来ませんでした。





この場合、残された道がもう一つありました。
それは、子どもが自身の力で「操り人形」から「人間」になることです。

子どもが操り人形でいる間=母親の胎内世界にいる間は、母親は子どもの気配は感じても子どもを見る(認識する)ことは出来ません。けれど、子どもが自律界に生まれ出たとき=気持ちを言う人間になったとき、母親は初めてそこに、自分とは異なる一人の人間(感情)を認識することになります。

人を生み出すことによって、この時母親は「人の親」になることができるのです。そこから母親が自律に向かうかどうかは母親の問題です。けれど、少なくとも人間になった子と母親との関係は、それまでと異なるものになるでしょう。


子ども自身の変化がなぜそれほどのパワーを持つのか?
それは、まずどの子どももすべて、お母さんが大好きだからです。子の母親への愛情は無条件無制限です。そこに、「無私」がつきます。それが母親を狂わせます。なぜなら、子どもが自ら服従していこうとするため、親は支配を続けなければなりません。支配と服従の関係は、どちらがどうのではなく、実は対等な共依存です。
子どもが自分を無視せず、自分を大事にすること―その姿が母親の目を見開かせます。

もう一つは、子どもが親のインナーチャイルドの外在化した存在と言えるからです。それほどに、子どもの言動は親のインナーチャイルドの代弁になっています。その子どもがインナーチャイルド(気持ち)のままに行動する姿を見たとき、「そういうふうに行動していいんだ」という「許可」が親に降りるのです。そこから先は親の問題になりますが、子どもの自由な姿を見ることが、親のインナーチャイルドをエンパワーすることになります。



『私という人間は実家にいてはいけないんだ』―このことから、歌織が両親はベストカップルであり、手を取り合って不安から逃げ続けるだけで精一杯―もう限界であることに気づくことが出来ていれば。
父親が追い出そうとすることが、この父親に出来るへその緒を切ろうとする行為であることに気づくことができていれば・・・。

歌織の母親への執着が、終わりなき道を歩ませることになります。






自由からの逃走―(10)へその緒を切るのは、あなた
母親への恐怖の克服~開かれていく心
「PLUTO」~ゼペットじいさんも操り人形



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