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11-3)脚本人生第二幕の証人として利用された義母(2005.08)

2015/02/23(Mon) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【11.脚本人生劇場第二幕(2005.06~2005.秋)】


3)脚本人生第二幕の証人として利用された義母(2005.08)

シェルターから戻って、歌織はさらに強固に自分を閉じ込めて脚本人生を歩き始めました。
シェルターに入ったことを両親にも告げなかった歌織ですが、祐輔の母には電話しています。自分を救ってくれない両親には絶望していますから、祐輔の母に助けてもらおうとしたのでしょうか。それとも、脚本人生劇場の新たな“証人作り”でしょうか。

検察側 「平成17年8月1日ごろ、被告から祐輔さんの暴力で鼻の骨が折れ、シェルターに入ったことを聞かされましたね。それで被告は祐輔さんとの関係をどうしたいと言っていましたか」
祐輔の母「何もいらないから、祐輔と別れたいと」
検察側 「義理のお姉さんと8月3日から5日まで、祐輔さんと被告に会いに行きましたね。会いに行った理由は何ですか」
祐輔の母「離婚をさせようと」
検察側 「被告と会ったのはそのときが初めてでしたか」
祐輔の母「はい」
検察側 「初日の8月3日、仕事場から祐輔さんを呼び出し、マンションに行ったとき、被告はどんな様子でしたか」
祐輔の母「ドアにチェーンをかけ、すごい声で『どうして連れてきたのよ。どうしてうちなのよ』と」
検察側 「誰に言っていたのですか」
祐輔の母「祐輔に」
検察側 「声の大きさや感じは」
祐輔の母「それは、私は親ですからある程度ケンカの話も聞いていましたが、やはり高音で、電話で聞いたときよりも迫力がありました」
検察側 「結局、ホテルのロビーで被告を待ちましたね。そのとき、どうして暴力を振るったのか、祐輔さんから説明がありましたか」
祐輔の母「自分が会社から帰ってきたときに、男友達にメールを打っていたと話していました」
検察側 「その後、被告はホテルのロビーにやってきましたか」
祐輔の母「はい」
検察側 「そのときの態度は」
祐輔の母「マンションで見たのとは違う人が来たのかと感じました。でも声は歌織さん」

ここに内と外でまるで印象が異なる歌織の姿があります。祐輔と二人の時は、迫力のあるすごい声。外で会ったときはまるで別人。いわゆる外面がよく、家庭内では暴力を振るっているハラッサーの典型的な要素を歌織も持っているわけです。

ハラッサーであれハラッシーであれ、バリバリの脚本劇場を生きている人は天然の俳優のようなもので、舞台上の感情は言わば演出されたホンモノの感情―無意識のシナリオの上で“なりきる”ことができます。

それにしてもいくつか不可解なことがあります。
それほど暴力に怯えるのなら、なぜ祐輔が帰ってくる時間帯に『男友達にメールを打っていた』のか。もし祐輔のいっていることが本当であれば、それは祐輔の暴力を引き出すための仕掛けでしょう。

次に、状況を推察するに祐輔が母達をマンションに連れて行ったわけですが、なぜマンションに入れなかったのか。祐輔の母は、歌織からの連絡を受けてすぐに離婚させようと動いてくれたわけですから歓迎するところでしょう。マンションの実体も見てもらえばいいのではないでしょうか。

さらに、祐輔の母が外に居るにもかかわらず怒鳴っている様子は、なりふり構わず怒っているように見えます。味方になってくれるはずの母親を追い出してまで、何を隠しているのでしょうか。生活の実態を知られたくない何かがあるのでしょうか。たとえばブランド物が揃っていたりなど、離婚に当たって不利と歌織が思うことがあったのでしょうか。

そして、注目すべきは『何もいらないから、祐輔と別れたい』という発言です。これだけの目に遭っているのですから慰謝料の話をするのは当然で、義母も呑む可能性が高いでしょう。あるいは、しかるべく弁護士に任せることになるでしょう。それをわざわざ『何もいらないから』と先に言っているのです。

一方で、あのような公正証書を作っていたわけですから違和感を感じました。歌織は、自分がそれほどに離婚したいんだということを義母に印象づけたかったのではないでしょうか。もしそうだとすれば、歌織は義母を脚本人生の証人役に選んだのかもしれません。





いずれにせよ、それほど離婚の意志があり、離婚を勧める義母と8月3日に会ったのに、なぜ離婚の方向に行かなかったのか。その時の会話が気になりますが、その後も夫婦喧嘩の現場から電話がかかってきていたようで、離婚がずるずると引き延ばしにされているのが不可解です(深層心理的には分かりますが)。この不可解な部分を検察には突っ込んで欲しかったところです。

検察側 「8月5日について聞きます。祐輔さんと被告の仲裁のため電話をかけたようですが、離婚をすすめましたか」 
祐輔の母「別れたほうがいいと言いました」 
検察側 「被告とも電話で話しましたね」 
祐輔の母「出て行くと言っていたので、離婚するのだと思いました」
検察側 「けんかの仲裁を求め、電話がかかってくることがあった?」
祐輔の母「あった」
検察側 「祐輔さんは何と?」
祐輔の母「歌織はヒスをやっている。助けを求めるように、『どうすればいいかな』と…」
検察側 「ヒスというのはヒステリーが出ているということか」
祐輔の母「そうです」
検察側 「祐輔さんの後ろで歌織被告の声が聞こえる?」
祐輔の母「聞こえます」
検察側 「どんな?」
祐輔の母「『だれに電話してんのよ』とか…」

こうしてみると、かつての歌織の母親の役のポジションに祐輔の母親が置かれていることが分かります。つまり歌織は、祐輔の母親に本当に救いを求めたのではなくて、脚本人生の見届け役として、母親の代わりに舞台に登場させたのではないでしょうか。祐輔の母親を観客に置いて、シェルターから戻った後の脚本人生の第二幕が上がったのです。





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