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12-2)離婚か脚本継続か―運命の分かれ道―事件1年前のその日(2005.12.12)

2015/03/03(Tue) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【12.人生脚本の変容(2005.11~12)】


2)離婚か脚本継続か―運命の分かれ道―事件1年前のその日(2005.12.12)

この時期、歌織が離婚について真剣に悩んでいたことがうかがわれます。8月からたびたび祐輔と共に行っていた教会に一人で行っていますが、その証言を見てみましょう。

弁護側「その後、歌織被告から連絡があった?」
牧師 「しばらく経ち、電話で『会いたい、話を聞いてほしい』と言うので会った」
弁護側「いつ?」
牧師 「事件の1年前」
弁護側「17年12月12日?」
牧師 「はい」
弁護側「日曜か?」
牧師 「月曜だった。教会別室で会った」
弁護側「どんな話だった?」
牧師 「詳細は記憶がないが、結婚の継続か別れるかという問題で迷っていた」
弁護側「祐輔さんのことを言っていた?」
牧師 「家庭内暴力のことは聞いた」
弁護側「家庭内暴力に詳しい?」
牧師 「メンバーからも多少、家庭内暴力のことを見聞きすることがある。普通の人よりよく知っていると思う」
弁護側「どういう人がやる?」
牧師 「愛し方、愛され方がよく分からない人に起こると思う。まじめで社会的にも信用され、後で謝って『2度とやらない』と誓うが、繰り返すタイプは珍しくない」
《なぜか、牧師が『家庭内暴力の権威』であるかのように見解を求める弁護側。河本雅也裁判長は、『(証言ではなく)証人の意見に近い。重要なことを聞かないと』としびれを切らせて修正する》
弁護側「暴力の詳しい内容を聞いた?」
牧師 「具体的に聞いていない」
弁護側「歌織被告はどういう様子だった?」
牧師 「絶えずうつむき加減で、深刻に悩んでいる様子だった」

「家庭内暴力のことは聞いた」と言いつつ、「具体的に聞いていない」と言う牧師。この牧師もまた、歌織にとって印象操作のしやすい相手だったのでしょう。その牧師を弁護側も利用しているように見えます。裁判長の言うとおり、弁護側は牧師に意見を言わせて印象操作を行っているようです。次は、検察側の尋問です。



検察側「12日に来たことについて記録はあるのか?」
牧師 「簡単なメモをつけた」
検察側「この日の相談内容だが、離婚するか迷っていたのか?」
牧師 「そう、それが1つ。どうしていいのか分からない様子だったから、シェルター(に入ること)を勧めた。私は牧師として結婚を全うすることを勧めるのが筋だが、もはや結婚の継続は困難と考えた。別れる方向で考えた方がいいとアドバイスした」 
検察側「歌織被告の様子は?」 
牧師 「どうしていいか分からない様子だった。迷っていた」

『結婚の継続か別れるかという問題で』『深刻に悩んでいる様子』が覗えます。『どうしていいか分からない様子だった。迷っていた』ことがわかります。

都心(渋谷)のマンションまで手に入れたのに母親に突き放されて絶望し、新潟には『帰らない』と宣言した歌織。祐輔と和解して結婚生活を続ける道も残されています。

友人に頼んだ“浮気調査”は、祐輔に他の女性がいるのかいないのかの確認だったのだとすれば、祐輔との結婚継続の道もかなり本気であったのでしょう。というのも、祐輔にとって女性はヤドカリの殻ですから、相手がいるということは乗り換えの準備ができているということを意味しているからです。いないと知って、歌織はかなりホッとしたのではないでしょうか

また、歌織は教会で洗礼を受けることまで申し出ていますが、なぜそこまでしようとしたのでしょうか?

私は、母親のための人生脚本をひた走っている人(まぁ、みんなそうなんですが)を、「母親一神教」と呼んでいます。けれど歌織は、その神に裏切られました。もう『何度も何度も』さんざんに裏切られています。

けれど、操り人形として生きてきて背骨が育ってない歌織は、神なくしては生きていけません。そこで、洗礼を受けることによって、新たな神にすがろうとしたのかもしれません。脳内母親の代わりにイエスです。

けれどこれまでの脚本をあきらめると言うことは、母親と一緒に住む夢もあきらめるということです。その夢をあきらめて、祐輔(代理母親)との結婚継続をとるのか・・・歌織は一体どのような道を選ぶのでしょうか。





6月に祐輔が『私との結婚は失敗だと話していた』ことを聞いて以降、歌織は「自律せずに金を浪費し、男性に束縛され暴力で支配されて我慢しつつ、都心にマンションを得る」という脚本を維持するために、祐輔に離婚を言わせないように維持してきました。だから、祐輔との関係も小康状態になり、暴力も減ることになりました。

しかし、暴力がないのも困ったことなので、狂言をやり、祐輔を焚きつけ、マンションを手に入れ、その“成果”を持って母親に離婚を認めてもらおうとしたわけです。けれど、母親は認めませんでした。

自分から脚本を終わらせることが出来ないからこそ、母の「許可」で終わらせようとした歌織でしたが、母は脚本の終了を許可しませんでした。ということは、脚本継続の道が示されたということですので、歌織は次の状態に置かれたままになります。

・祐輔に離婚を言わせてはならない(祐輔は脚本遂行のために歌織が選んだ道具ですから、その道具に脚本自体を終了させられるわけにはいきません)
・自分から離婚を言い出すことはできない(脳内母親への裏切りになるため)
・脚本継続中は束縛と暴力を受けなければならない

つまり、脚本を終わらせない限りこんなにも苦しい生き地獄が続くのですが、終わらせることも出来ないのです。

事件が起きたのは、18年12月12日―まさにこの日から丁度1年後。
この日の選択によって、歌織の道は大きく分かれたでしょう。

現実の世界に戻るのか、
完全虚構の世界に埋没するのか

この時が、大きな運命の分かれ道でした・・・・






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