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14-5)離婚に向けて走り出した祐輔(2006.09~)

2015/04/03(Fri) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【14.離婚に向けての攻防(2006.04~2006.秋)】


5)離婚に向けて走り出した祐輔(2006.09~)

さて、そこに思わぬ伏兵が出てきました。
8月に億ション購入宣言をしたのもつかの間、9月から消費者金融への返済が始まったのです。普通に見れば、生活を健全に建て直そうという努力ですから喜ばしいことです。暴力も減った上に祐輔がまともになり始めたということですから、諸手を挙げておめでとう、というところでしょう。

しかし、歌織にとっては離婚の理由がますますなくなるわけで、ゆゆしきことだったに違いありません。このことについて歌織は次のように言っています。

弁護側「平成18年9月ごろに消費者金融への返済が始まって、祐輔さんの暴力が増えたということだが、当時祐輔さんが帰宅する前に心がけていたことは」 
歌織 「(祐輔さんが)帰宅してから暴力が始まると危ないので刃物を隠したり、縛られることもあったのでひも類やタオルを隠すようにした。あとは帰宅する前に下着の中に逃げるためのお金や携帯電話を隠したりして、帰宅前に(祐輔さんに)電話してどれぐらい酔っぱらっているのを確認した。あとは週末の土日は離婚の話をしないよう心がけていた」
弁護側「週末に離婚の話をしないようにしたのはなぜか」
歌織 「離婚の話をすると、一番暴力がひどくなって、そうなると彼の友人を呼んでごまかされたりするので、離婚の話をしないようしていた」

『離婚の話をしないようにした』と言っていますが、できなかったのが本当のところではないでしょうか。
また、上記の確認行為は、祐輔の暴力を恐れてしたという脚本ストーリーに沿って語られていますが、前項でわかったとおり、離婚準備のために祐輔の生活パターンを記録するためだったのではないでしょうか。

しかもそれをしたのは祐輔の暴力が減っていたからなので、どうも『消費者金融への返済が始まって、祐輔さんの暴力が増えた』というのは信憑性が薄いように思います。というのも、『13-1)日々の生活の実権を握っていた歌織』で見ましたように、この時期は歌織が祐輔を支配していたからです。その時も取り上げましたが、2005年暮れからのプロジェクトで一緒になって親しくなった同僚の証言を挙げます。


証人 「飲みに行くときは奥さんの承諾がいるということで、『とにかく連絡しなきゃいけない』と」
検察側「他に祐輔さんがしなければいけないことについては言っていたか?」
証人 「1回、『飲み会や接待のスケジュールを(歌織被告に)渡さないといけない』と」
検察側「携帯や(銀行)口座については?」
証人 「携帯については『(歌織被告に中身を)見られている』と。携帯以外にも、『キャッシュカードを持たされていなくて、お金が自由にならない』と言っていた」
検察側「離婚について祐輔さんから聞いたのは?」
証人 「2006年のプロジェクトのとき。平成18年だ」

歌織の方が祐輔の行動をチェックしていますね。祐輔の行動が自由にはならなかったことがわかります。そして、その窮屈さから離婚を考え始めたのは祐輔の方でした。


検察側「『別れたい』というのは聞いた?」
証人 「18年の10月くらいに」
検察側「それ以前は言ってない?」
証人 「キャッシュカードを取り上げられたことや、携帯電話の履歴を見られることで『窮屈だ』と話していた。それ以前には(聞いていない)」
検察側「『別れたい』と話す頻度は?」
証人 「仕事が忙しかったので、飲みに行くのも頻繁ではなかった。18年10月にプロジェクトが終わって飲みに行く頻度が高くなり、その都度聞くようになった」
検察側「原因については?」
証人 「『いろんな意味で窮屈だ。楽になりたい』と」
検察側「すぐに離婚すると思ったか?」
証人 「最初はそう考えていると思った。18年11月に『離婚したい』と聞いた」
検察側「先ほど、『18年10月に言い出した』と聞いたが、ふんぎりは(ついたのだろうか)?」
証人 「10月の時点では漠然としたイメージとしてとらえているようだった。11月の飲み会では明確だった」
検察側「18年10月に離婚に踏み切れない理由については(どう思うか)?」
証人 「やはり公正証書。(離婚した際に祐輔さんが歌織被告に支払う)3600万円について『どうしよう』と、その都度言っていた」


歌織の証言では祐輔がいつも酔っていたような印象を与えますが、この同僚によれば10月以前に飲む機会はほとんどなさそうです。

そして、祐輔が、忙しいプロジェクトが終わる10月には歌織と離婚する方向に傾き、11月に決意していますから、9月の段階で冷静に現実を見たのかもしれません。実際、9月はサラ金の返済を始め、プロジェクトに忙殺され、祐輔が現実の生活に目を向け始めた後期であり、虚構を邁進する歌織との間には距離ができたのでしょう。

歌織というブラックホールから少し離れることで、少し「巻き込まれ」から離脱して冷静になれたのかもしれません。そういう離婚の方向にあるときですから、9月から暴力が増えたというのも考えにくい話です。





検察側「祐輔さんが離婚を断言したのは?」
証人 「先ほども申し上げたが、11月にあった同僚の送別会で、『帰って言うんだ』と」
検察側「日付は?」
証人 「記憶で言えば18年11月22日」
検察側「離婚を断言したことを聞いてどう思った?」
証人 「『本気だな』と」
検察側「なぜ?」
証人 「(それまで離婚の話は)笑いながらや、話の流れの中だったが、そのときは主題が離婚だった」
検察側「そのときに証人は祐輔さんに何か尋ねたか?」
証人 「家庭の話なので。しかし、『本気か?』と聞いた」
検察側「公正証書にある3600万円について確認したことは?」
証人 「過去聞いた中で、慰謝料的な3600万円があると。『1回では払えない。分割で払う』と(言っていた)」
《証人から祐輔さんの言葉を聞いた歌織被告は顔を背け、うんざりした様子で苦笑いを浮かべた》

検察側「本気と感じたか?」
証人 「はい」
検察側「3600万円を払えると(思ったか)?」
証人 「支払っていくには、期間が与えられれば可能だと。それにボーナスが12月に支給され、まとまった資金が入るので」
検察側「何かアドバイスしたことは?」
証人 「遅くまで飲み、本気だと思ったので、『酔った勢いで言わない方がよい。しらふのとき、週末の方がよい』と(伝えた)」
検察側「それを聞いた祐輔さんは?」
証人 「『分かった』と」
検察側「(その後、離婚を)切り出したかは確認したか?」
証人 「特段、私はしていない」
検察側「(実際に切り出したかについて)聞いたことは?」
証人 「聞いたことは(ない)。『タイミングが合わなかった』と聞いた。『見つけている(探している)』と」
検察側「(祐輔さんが歌織被告に)取り上げられたキャッシュカードについては?」
証人 「『12月の第1週に取り戻した。(離婚を)現実的に進めたい』と(聞いた)」
検察側「なぜ取り戻せたかは?」
証人 「理由は聞いていない」

公正証書が足かせになっていたことが分かります。そして、その3600万円をきちんと支払うつもりだったことも分かります。10月頃から離婚に向けて走り始めた祐輔は11月22日には離婚宣言をしました。

これまでの祐輔を見ていると、ヤドカリのような生き方です。自分が安心できる貝殻を見つけてはそこに潜り込み、次の貝殻が見つかるまでは決してそこを出ません。そして、見つかるとサッと乗り換えます。ですから、祐輔が離婚を決意できるとすれば、他に女性が出来ていたはずです。また、その前に新たな貝殻も物色したでしょう。

そのことが、歌織に思わぬ憎悪の炎を燃え上がらせることになります。




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