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15-2)「安心を得る」より「外に不安を置く」のが不安からの逃走人生

2015/04/09(Thu) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【15.逃げる母親vs追う歌織(2006.11)】


2)「安心を得る」より「外に不安を置く」のが不安からの逃走人生

歌織が『今日からマンションに泊まってほしい』と強気に出た背景には、実家の家は会社の倒産によって出なければならない。ならば、この際母が念願であった「都心のマンション」に来ればいい、今なら父に勝てる、という思いもあったのではないでしょうか。けれど、母親は逃げました。

この時歌織が気づくことが出来ていれば・・・それは、「父と母はベストカップルである」ということに。歌織が生まれる以前から、この母親は必要があってこの夫(父)を選んだのです。その必要とは、「不安から逃走」するためのパートナーとして。

インナーチャイルドが封印されているときに人を突き動かしているのは、「母のための人生脚本」と「不安から逃げる自分自身」です。若い内は人生脚本で生きますが、年を取るに従って不安からいかに逃げ切るかに比重が移っていきます。というのも、感じないまま逃げ切って死にたい自分と、“自分”に感じて欲しい「存在不安ちゃん」との間でデッドヒートが繰り広げられることになるからです。


その時に、「外」にある安心は役に立ちません。外をいくら、金、家、土地、地位、財産などの外骨格で覆おうとも、不安は自分の内側から立ち昇ってきます。逆にすべての感情は安心してリラックスできるからこそ出てくるので、外骨格を固めて安心できる状態というのはむしろダメなのです。ではどうするでしょうか。

たとえば、自分の子宮として会社を経営している経営者は、その「子宮の維持」と「不安からの逃走」の2つが目的です。維持のために問題解決型の番頭さんを置く一方で、経営が安定すると気持ちにゆとりが出てしまいますので、常に問題が起こり続けるよう怠け者、トラブルメーカー、その拡大者、撹乱項などの“人材”を適所に配置しています。

そういう会社に勤務している人は、「なぜこんな人がこんな所に!」と怒ったり嘆いたりしますが、実はその問題児達は経営者のための役割を立派に果たしているのです。つまり、怠けたりトラブルを起こしたりすることが“仕事”なのです。(それがイヤなら、あなたがそこにいるべき人ではないということです)


また、たとえば癌になって妙に穏やかになったり元気になったりする方がいます。そういう方は、なんだかんだ言って治療をせずに癌を育てたり、あるいは治療によって癌が快方に向かうと逆に元気がなくなったりします。そういう人を見て、不思議に思うのも当然ですよね。

実はそういう方々も一瞬一秒を不安から逃げるために生きています。生きるとは、不安を感じないですむように絶え間なく複数の布石を打ち続けることであり、走り続けるとても大変なことなのです(上記の会社の例を見ても、複数の人材を配置していますよね)。
けれど、癌が出来たことによって、もし不安を感じそうになれば、癌(=より直接的な心配)に意識を向ければすむわけです。だから、不安から逃げる努力をしなくてよくなっただけ楽なのです。

このように内なる不安に意識を向けないためには、「外」にもっと意識を向ける「対象」(心配なこと、不安なこと、大変なこと、苦労すること、問題児など)を置かなければなりません。不安からの逃走者にとって「四苦八苦」はありがたい状態なのです。



そういう意味で、この母親にとっても、夫の会社が倒産し、この先の生活がどうなるか分からないという不安が「外」にできたことは「朗報」なのです。父の会社の倒産は、歌織もフォローウインドと感じたでしょうが、実は母親にとってもフォローウインドだったのでした。

この母親が夫を手放すはずもありませんでした。
すべての母親が、あなたを産む前に、その夫を選んでいるのです。そのことの意味をお考えください。


不安(感情)から逃げ続けている母親が、
決して歌織の気持ちを受け止めることなどあり得ないこと。

自分の母親のための脚本人生を突っ走る母親が
「子の母」となることもあり得ないこと。

その母親が自分を無視してきたのではなく、
実は「母を見続けている自分」自身が自分を無視していたこと。

さらに、自分の気持ちは自分が実感して声に出すことで救えること。


―それらのことに気づけば、母を手放し、歌織は新たな人生に旅立つことが出来たでしょう。けれど、歌織はそのことに気づかないまま、“次の手”を打ちます。






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