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15-6)地獄に身を置く―殺意の確定(2006.11.29)

2015/04/13(Mon) Category : 渋谷夫バラバラ殺人事件
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【15.逃げる母親vs追う歌織(2006.11)】


5)地獄に身を置く―殺意の確定(2006.11.29)

祐輔が『帰って言うんだ』と決意した11月22日。
歌織は母親にマンションの話をしますが「無駄」と切り捨てられ、逆に金(ボーナス)を取ることを要求されました。だから、ボーナス支給日(前年実績では1月10日)まで離婚できなくなってしまいました。

憎しみを自覚した歌織にとっては、日々が噴出しようとする憎しみとの闘いになっていきます。絶対期限を決めたということは、とうに限界を超えて、既に耐えきれなくなっていることの証明でもあります。

カウントダウンとは、絶対期限を決めたからもう少し我慢して、と爆発したがっている感情に言い聞かせているようなものです。もう、とうに限界を超えているのです。抑えきれないものを感じていたのでしょう。


弁護側「平成18年11月のカレンダーには、11月23日のところに赤い蛍光ペンで印がついているが?」 
歌織 「その前の晩の22日のこと(上京した母親に離婚する意思を伝えた)があり、とにかく彼とは何としても年内中に別れる、という気持ちで書いた」

『彼とは何としても年内中に別れる、という気持ちで書いた』赤い蛍光ペンの印―これが、これまでのように言葉ではなく「印」であるところに意味があるように思います。

1月10日まで離婚してはなりませんから、「年内中に別れる」という言葉を文字にすることは脳内母親に対する裏切りになります。けれど、「小さいちゃん」はもはや爆発しかかっています。その「脚本ちゃん」と「小さいちゃん」のせめぎ合いの中で、かろうじて付けたのが、その印だったのではないでしょうか。





次は、凄まじい言葉が書かれています。

検察官「11月28日と29日のノートはあなたが書いたもの?」
歌織 「そうです」
検察官「平成18年のものか」
歌織 「そうです」
検察官「11月29日の記載に『もうあいつのことは憎しみ、憎悪しかない。一緒にいることはできない。地獄に身を置くことだ』とあるが、あなたが書いたのか」
歌織 「そうです」
検察官「祐輔さんと離婚するしかないという気持ちか」
歌織 「そうです」


『もうあいつのことは憎しみ、憎悪しかない。一緒にいることはできない。地獄に身を置くことだ』―もはや全身が憎悪の炎で焼き尽くされているかのような表現です。まさに地獄の業火の中にいたのでしょう。

『心からあいつが憎い。憎くて憎くてしょうがない』と書いたのは、9月―祐輔が指輪をなくしたときでした。指輪をなくしてこの憎しみですから、それ以上のことがあったはずです。

そして、なぜこれほどの憎しみが湧くかというと、祐輔が歌織の人生にとって必須の存在になっており、祐輔がいなくなること=自分の人生の破壊につながっていたからです。自分を見捨てる祐輔は、もはや単なる離婚ではなく、人生を破壊する「敵」なのでした。

ということを考えると、地獄の業火に身を焼くほどの憎悪を燃やしたということは、おそらく歌織が祐輔に彼女がいる確証を掴んだのではないでしょうか。
しかし、表層意識では離婚に向けて動いていますから、表向きは“朗報”のはずです。歌織はその証拠を残すためにICレコーダーの設置という行動に移っていきます。それが、自分にとどめを刺すことになるとは知らずに・・・



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この憎しみが、自分の全人生を否定した母親に対する思いだと歌織が気づくことが出来ていれば・・・。

トライしてもトライしても、母親はかわし続け、逃げ続け、そして常に母親の要求だけが歌織に残されます―その終わりなき地獄。

その地獄にいさせ続けているのは、母親ではなく自分自身であることに気づくことが出来ていたら・・・。


以前次のように書きました。
『歌織の中には、激しさの順で言えば次のような怒りが隠れています。
自分を道具にする自分自身への怒り
>無意識の母親への憎しみ
>無意識的&意識的な父親への怒り
>夫(代理母親)への直接的な怒り・憎しみ
―これらの怒りと憎しみが、一点に集中すると殺意に変わるのです。』

無意識の母親への殺意を感じたこの時、歌織はまさしく無間地獄にいたのでしょう。








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