プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

16-7)殺害後、再び始まる夢―「これからお母さんと暮らす」(2006.12.13)

2015/04/21(Tue) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【「渋谷夫バラバラ殺人事件」の考察】
【16.地獄の中で夢を形にしようとした歌織(2006.12)】


7)殺害後、再び始まる夢―「これからお母さんと暮らす」(2006.12.13)

殺害の状況については次の章で見ていきますが、この章の最後に注目したいのは、祐輔殺害の翌日に歌織が元愛人A男(「夢見ちゃん」が夢を語る相手)に電話した内容です。歌織は彼に次のように電話していたのです。

「これからお母さんと暮らす」

驚くべき証言でした。A男は、一人暮らしの母親と歌織夫妻の3人で暮らすと解釈していました。


「離婚し男性に金を払わせて自分名義のマンションを得、母と共に暮らす」という第二の脚本は潰えたはずでした。だからこそ殺意が芽生えたのです。そして、代理母親である祐輔を殺してすべては終わったはずでした。だから、犯行後間もなく警察に電話したのかもしれません。

けれど、それらすべては代償行為です。
母を殺したい気持ちに気づき、その殺意の下に隠れている母への情けなさや絶望に気づき、さらにその下に隠れている寂しさや悲しみに気づく・・・こうして自分の気持ちをどんどん掘り下げていって、そこにある「本当の気持ち」を表現したときに、それらの気持ちは昇天し、母への執着を手放すことが出来、自分は軽くなって新たな人生に向かうことが出来るのです。

けれど、本当の気持ちを吐き出していない限り、母を殺そうが、代わりに第三者を殺そうが、それらはすべて代償行為であるので、執着が消えることはありません。歌織が自首するのをやめたとき、再び執着が頭をもたげたのでしょう。それは「お母さんと暮らす」という執着(夢)です。





また、「母親一神教」と言えるほどに強く脳内母親に支配されている人は、感情爆発の時に封印していたインナーチャイルドが噴出しても、直後に脳内母親が蓋を閉めます。そして、記憶を脚本に都合のいいように改ざんするか、脳から記憶を消去するか、その事実を消し去る―そういうことさえします。

たとえば、ある相談者の方は、私と面談したわずか3日後に自分が面談した事実はなかったのではないかと疑い始め、1週間後には「あのカウンセラーは実在しない」とまで思い込まれていました。カウンセリング料金の請求メールが1週間後に届いたときに、その方は驚愕されたそうです―やはり、あのカウンセラーは実在し、自分は面談を受けたんだと。

わずか1週間にもかかわらず、しかも実体験したにもかかわらず、その方は私という実在も、その日1日の体験もすべて記憶から消去しました。脚本人生を守るために、そういうことを脳はしますので、歌織が何事もなかったように脚本人生に復帰してもそう不思議ではありません。また、犯人の証言だけでは真実には近づけないのも、そもそも本人が自分を自己洗脳しているからです。


このように「小さいちゃん」が封印された後は、人を動かす原動力は「脚本ちゃん」しかいませんので、再び脚本人生を歩き始めることになります。歌織の脚本がその後も生きていることは、裁判でその脚本に則ったストーリーで証言していることからも明らかです。(ここでは、弁護側はその脚本のイネイブラーになってしまっています)

こうして歌織は、祐輔という事実を消し去った後、殺害した現場を消し去り、リフォームし、「お母さんと暮らす」という執着(夢)に向かって再び突き進み始めたのではないでしょうか。それは、もはや脚本(プログラム)が内蔵されたロボットのように、心なく淡々と行動していったかもしれません。





思い出すのは、『6-2)強引な引っ越しの裏にある「お母さんと暮らす」決意表明(2003.08)』で、歌織が祐輔に強引に引っ越しをさせたことです。3年前のあの時も、歌織はA男に『これから母と弟と3人で暮らす。』と告げました。それは、これから現実化していくことの決意表明でした。


物語は、振り出しに戻りました。
歌織にとっては、この決意表明からすべてがスタートします。

虚構を生きている歌織にとっては、現実は作り変えることが出来ます。
新たな第一歩が、祐輔がこの世から消えた翌日13日-ここから、始まるのです。

再び、母と暮らすための努力が始まります。
母を迎えるためにマンションをリフォームし、
1月10日のボーナスをゲットし・・・・
・・・・・



命を殺めても気づかず、無限に同じことを繰り返す。

大自然に感動することもなく、
豊かな感情達との交流もなく、
現実に触れることもなく、
ただ一人、
母親の胎内世界(ケージ)で、
永遠に同じ所をグルグル回り続けます。

せっかく肉体を持ちながら、
その肉体は感情の監獄となり、

3次元の時空に生を得たというのに、
虚構の中に棲み続けます。

そして、ある日、コトリと落ちて息をしなくなったときが、
回し車が止まるときなのでしょう。



1月10日―前年度のボーナス日であったその日、
ボーナスの支給について懸命に祐輔の会社に要求する中、
歌織は逮捕されました。

回し車は、止まりました。
それは、一時的なものでしょうか。再び回り始めるのでしょうか・・・・






ゾッとされた方もいらっしゃるかもしれませんね。

けれど、多くの方が、歌織と同じです。
グルグルと、グルグルと、同じ所を回り続けています。

まるで、母星を巡る衛星のように―



どうか、気づいてください。
自分が、勝手な思い込みで人生を突っ走っていることに。

それを達成しようがしまいが、実は、親はどうでもいいことに。

思い込みで作ってしまった人生目標に、
あなたの人生脚本に、

どうか

気づいてください。






関連記事
 
Comment1  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

数年前の私の家族のビデオを見ました。
何気ない日常の映像でした。
不思議な感じでした。
私はどこに生きてきたんだろうって思いました。
私は何を見てきたんだろうって思いました。

余談ですが、
憎しみや悲しみに蓋をし続けた...その頃は左半身ばかり傷ができてました。
左腕がしびれたり、左目の下は痙攣がよく起こりました。
脳の病気かな?と怖かったですが、今考えれば納得します。




 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
アルバム(flickr)
アルバム(フォト蔵)
YouTube

・写真はアルバムページに飛ぶようにしてあります。
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード