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家族ロールプレイ(20141122)の感想1

2014/12/03(Wed) Category : 家族心理・子育て講座
【家族ロールプレイ(20141122)の感想】

先生、こんにちは。22日は大変お世話になりました。
さっそく感想を送らせてください。

フリートークや二次会の時にほとんど話してしまったのですが、自分の頭の中を整理したいので、すごく長くなるかも知れません。

一言で言うと、「戦いは事例を提出する時から始まっていたんだなぁ」です。

ここ最近私に起こった変化は、やはり前回のロールプレイをきっかけに、私の中で色々なものが動いたからだろうと思っています。
自分の事例を出したわけでもないのにあれだけの激震が走ったのです。だからロールプレイの威力は十分にわかっているつもりでした。

ましてや今回は自分の事例を出そうってのだから、これは相当な事になるのでは?と気合いが入ったわけですが、なんとそもそも事例自体が浮かんでこない…これには本当に参りました。

私が今回どうしても自分の事例をやりたかったのは、前回参加した時にある参加者の方に「事例を出そうと思ったけれど何も思い付かなくて」とこぼしたところ、「必ず何かあるはずだよ」と言われたからでした。

ないわけないよなぁ、絶対あるよなぁ…と回想してみるのですが、たちまち記憶にモヤがかかります。あっ、そう言えばあの時あんな事が…と手繰り寄せようとすると頭の中が霞んでしまうのです。

どうにかこうにかストーリーをまとめ上げてメールを送信した時は指が震えました。


事例を提出された他の方とお話ししたら「棚卸ししながら書いた」とおっしゃっていたのですが、私はちっともできませんでした。なんとかやっとこ形にしてみた、という感じです。

そ れ な の に !

後日、先生から「こういう書式でもう一度書き直してね^_^」というメールが…

もう書けないよっ!あんたは鬼かー!!!

というのが率直な気持ちでした…


でもその後、紆余曲折を(私の中で)経て事例を変更してもらえた事、感謝しております。多分、あそこで書き直してみたから、「なんかこれじゃないなぁ」という気持ちが出てきたのだと思います。

そんな状態だったので、事例を送信した後にはなんだかもう「私、やり遂げた!」という達成感で満たされていました。
それがどれほどのものだったかと言うと、「あ、ロールプレイでは自分の事例やるんだっけ!」と自覚したのが本番の一週間前だったというくらい大きなものだったのです。
もうすっかり「やる事はやった。あとは二次会とカラオケだけだ~」みたいな気分になってしまっていたんですね…


そしてそう気付いた瞬間、どーんと気持ちが重くなりました。
やりたくないなぁ、事例なんか出さなきゃよかったなぁ、あんなに楽しみだったのに、なんだか行きたくないなぁ…

あれ?そう言えば、私どんな事例出したんだっけ?
んー?先生から何も連絡ないし、不採用だったんじゃない?
(↑んなわけあるかい!)

あー、IPやりたい放題してるなぁ…ロールプレイとなると、ここまでの攻撃に出るんだな。
だったらやっぱりやるしかない!と覚悟を決めて、当日までを死なないように過ごし(笑)、当日は絶対色々やらかしてくれるだろうからと準備万端だったのです。

が、久々に、こちらの防衛策なんてものともしないIPの絶大さを思い知らされる事となりました。



-----------------------------------------------------
ものすごく早起きしたんですよ。この時間なら30分前には駅に着いちゃうなってくらい。
なのに、さっとシャワーだけ浴びて出かけるはずが、いつの間にか湯船に浸かっているんです。追いだきボタンなんか押してるんです。

案の定、目の前で電車は発車してしまいました。
でも大丈夫。そんな事もあろうかと、2本早い電車にしたんだもんね!


…はい、乗り換えの電車に腕を挟まれる距離で乗り遅れました。
私の肘から先は約30cm。何故この距離を一歩踏み出せなかったのかがわからない…
ああっ、行ってしまう!と思って伸ばした肘から先だけは乗れたんですけどね…本体が着いて行かなきゃ意味ないんですよね…

くっそー、負けるもんか!と次の電車を待っていたら、目的の電車は向かいのホームから発車してしまうし、スマホで最短時間を調べて路線を変えたら、「山手線は運転を見合わせております」なんてアナウンスされちゃうし、もうこの辺りから「どうしよう!」とパニックです。

もう絶対にたどり着かないんだ!とさえ思ってましたが、電車のよいところは乗れさえすれば目的地まで運んでくれるところで、なんとかギリギリ間に合うぞ!というくらいの時間に新小岩駅に着きました。


が、改札口を出た途端、無情にもバスが走り去ってゆく…
ロールプレイは途中参加できないから遅刻厳禁なのに…
もうダメだ…


でもその時、呆然自失の私の目の前で開くタクシーのドア。
うん、タクシー乗り場で突っ立ってたんだから、そりゃ当たり前だよね。

そっか、タクシーで行けばいいだけの事だ、と気付いたのは開いたドアを5秒ほど睨んでからでした。
まさに渡りに舟、私にタクシー。

しかもこのタクシーの運転手さん、ものすごくいい人だったんです。
私が何やら焦っている事を察してくれたらしく、「大丈夫、10時までには確実に着くから安心して」と声をかけてくださり、そのうえ運賃を20円おまけしてくれました。あんたは仏かー!!!

会場にたどり着き、開いてるドアから真智子さんの姿が見えた時には、視界の真ん中に「YOU WIN!」って表示されましたね。



-----------------------------------------------------
はー。
何なんでしょう、この、ヘタクソな脚本家が書いたみたいな三流ドタバタ劇は…

いやー楽しませてもらいましたよIPさん、なんて言えるのは今こうして振り返っての事であって、実際あの時は涙目になってたんですよね~。


あの絶望感がダミー感情ってやつなんだろうなぁ。
だってなんとか間に合ったのは、別に私がウルトラ級の裏技を使ったわけでもなんでもなくて、極々一般的な対処をしただけ。つまり、普通に行動してれば絶望する要素なんてどこにもないんです。


なんでしょう、ちょっと上手く言えないのですが、
きっと世の中には絶望なんてないんだろうなぁ。

だって、新小岩で朝から仏に出会える世界ですよ?

あの時、絶望は私の中だけにあったんですよねぇ。






随分と前置きがながくなってしまいましたが、ここからが本番のロールプレイの感想です。

自分の事例で母親役をやる事は、事例を考えている時から決めていました。母が何をどう感じていたのか、何故ああだったのか、その謎を解きたかったからです。

演じる自信は妙にたっぷりありました。恐らくその自信は「あの母になってみたい」という欲求に裏打ちされていたと思います。しかし、その欲求が一体どういう理由で湧いてきたのかは掴む事ができません。単なる謎解きの好奇心なのか、母と同化したかったのか…

ともあれ、そうして母になってみてわかったのは、
「ああ、これじゃ子供の気持ちを受け止める余裕なんてないや」という事です。

子供達が自分に嘘をついた。
ただそれだけの事で、まるで腹の底からマグマが突き上げてくるような激しい怒りが湧いてきました。けれど噴火してしまうわけにはいかない。
冷静でいなくては、この怒りを静めなくては…それだけの事に必死で、外に追い出した子供達に対する気持ちなんてこれっぽっちも出てきませんでした。

「寒くないかな?」
「反省したかな?」
「どうして嘘をついたんだろう?」
「どうやってこの後お説教しようか?」
「いつ中に入れてあげようか?」
そんなものは一つもありませんでした。

あったのはただ一つ、
「あの子達は私を侮辱した!」
という怒りだけ。

そしてそれを抑える事で精一杯なだけ。
今あの子達が目の前にいたら、この怒りに任せてどうにかしてしまうかも知れない。だからいない方がいい。そう思いました。



それにしても、怒りってすごいものですね。
あれが怒りというものなのか…

あれが怒りなら、私は生まれてこの方怒りを感じた事はありません。
いや、自覚した事がないだけなのか。

だって母を演じていたとは言え、私の中からあの怒りが出てきたわけですから、あの怒りは私のものです。私の腹の底にあのマグマが溜まっているんですよね。

ずっと「私の『怒り』って一体どこにあるんだろう?」と思っていたのですが、図らずも今回見つけてしまいました。
見つけたからには、もう知らんぷりはできませんね。



なーんてかっこよさげな事を言ってはいますが、実はもうあの時の実感が薄れているのです。
ロールプレイの最中に「怒りを静めなくては」と思っていたのは、果たして役割り上の事だったのか、それとも私が普段無意識にやっている知らんぷりを意識的にやったのかなぁ。正直なところ、そうだとしたらもう出て来ないでーと思ってしまいます。

とにかく、そんな怒りと冷静さの大葛藤の最中に、子供達は私に謝ろうと自主的に戻ってきます。
驚いたのは、その気配を感じたほんの一瞬に安堵感が湧いた事でした。

子供達が私に嘘をついたのは、私に対する裏切りでした。
だけどこうして戻ってくる。
なんだ、追い出したってこの子達は戻ってくるんだ。
私を最終的に裏切る事はないんだ。
そういう安堵感だったと思います。

それをきっかけに、あれだけの怒りがすぅっと消えました。
もう「どうして嘘をついたのか」とか「事実はどうなのか」とかそんなのはどうでもよくて、何も語らない子供達を追求する事はしませんでした。どうして何も語らないのかを疑問に思う事もなく、この件は私の中で完全に終わってしまったのです。その後は、ただ母親としての威厳を保つ事だけに努めました。



報われねぇなぁ…
お母さん、私があの時ついた嘘は、お母さんを守るためのものだったんだよ。
お母さんを傷つけないようにあの嘘をついたんだよ、私はちゃんと聞いてほしかったよ。
絶対に本当の事は言わないと決意していたのは私だけど、でもやっぱり聞いてほしかったな、本当の事を話したかったな。

だけどこれは私役や姉役を演じてくださった方も言っていたのですが、「どうして嘘をついたの?」と聞かれても、とてもじゃないけど怖くて話す事なんてできなかったのです。

そりゃそうだー。理由を聞こうだなんて思ってなかったんだもん。「どうして嘘をついたの?」という言葉で「お前達は私を裏切って侮辱したんだ!」と怒りをぶつけていたんだもん。

怒ると怖いお母さん。
怖かった理由がとてもよくわかりました。
お母さんは本当に本当に怒っていたんだね。自分でもどうしていいのかわからなくなるような怒りを抱えて私達に向き合っていたんだね。
きっと私達が平穏を脅かす敵に見えていたんだろうなぁ…






そんな事を踏まえて2回めのロールプレイに入ったのですが、この時は私が「こうしてほしかった」と思う母親を演じてみました。

最初のうちは1回めと同様に立ったままで子供達の言葉を聞き、話しかけてみたのですが…そうしていると自分がツルツルの板にでもなったように、子供達の言葉が私の表面を流れていってしまうようなもどかしさに襲われて、膝を床に突きました。

そうしたら俯いていた子供達の不安そうで悲しそうな表情が視界いっぱいに入ってきて、思わず二人まとめて抱き締めていました。
私がこの子達にこんな顔をさせたんだ、なんてむごい事をしてしまったんだろう、という思いから「ごめんね」という言葉も自然と出てきて、同時に二人に対する責任感も湧きました。

シャドウ役の方からは「母親、優しすぎ」と言われてしまいましたが、振り返ってみればあの時は母親役というよりも、今の私があの時の私を抱き締めていたんですよね。2回めで芽生えた責任感が、私のチャイルドに対する責任感に繋がっていくといいな。


でもそのせいか、姉役の方よりも私役の方ばかりに注意がいってしまってました。それが今の反省点。

それと、「もしかしたらこの子達はまだまだ言い足りない気持ちがあるのではないだろうか」と思いつつ、それを引き出してあげられなかった事。

私役の方がフリートークの時に「もっと感情が出てくるのではないかと期待していたけれどあまり出てこなかった」と言ってらっしゃったのを聞いて、思わず「あっ、私のせいだ!」と思って謝ったのですが…

これ、よく考えてみると、私が前回のロールプレイで学ばせてもらった事と同じなのかな。
私を怖がらせてしまったと後悔されていた方が、後日の感想で「でもそれはその人自身の中から出てきた恐怖なんだ」と書いてくださった事で、私があんなにも解放されたという事に繋がるのかも。

姉役の方がポロポロと泣いているのに対して、私役の方がじっと涙を堪えているのを見て「そうだよー、泣けなかったんだよー」とおもいっきり自己投影していたしたし、感情を表現できなかった私の役を彼女にさせてしまったせいで、彼女も感情を押し殺してしまったのではと思っていましたが…
(それにしても、あの時のお二方の反応は、不思議なくらい当時の私達とピタリと重なっていました)


私は彼女を囲ってしまってはいけませんね。
彼女の感情が思うように出てこなかった事と、私が彼女に「もっと何かあるのでは」と思った事とは、何の関係もない別々の出来事なんですよね。
私達それぞれの中で起こった事であって、それを背負う必要はお互いにないんですよね。

私が背負うのは、ロールプレイの最中に私の中で起こった出来事だけ。
それでいい。



それともう一つ、興味深かった事があります。
ロールプレイに入る前、暑かったわけでもないのに何故か体だけにダラダラと汗をかいていたのですが、いざ母を演じ始めたらその汗がピタリと止まりました。
そして役を降りたらまたダラダラ。

役を降りられた事が完璧にわかって便利でしたが、ひゃ~、汗まで止めちゃうんだ~と思いました。
そんな私に抱き締められちゃったお二人…汗臭くなかったかな…






午後は若干予定が変更されて、フリートークから入りましたよね。で、その後やっぱりロールプレイを、という事になった時、もう午前中だけでお腹いっぱいだったのに加えて、更なる予定変更に気持ちが追い付いていかなかったというのもあって見学とさせてもらいました。

初めてまほろば講座に参加した時の事を思い出します。
私は集団カウンセリングに参加できなくて後ろで膝を抱えてましたよね。

今回はあの時とは全然違っていました。あの時は全ての景色が水の中から見ているような現実感の伴わないものでしたが、今回は視界も音もクリアで、離れた所に座っていても、どのグループがどんな事例で進めているのかがなんとなく頭に入ってきて、偉そうですがそれを見守っているような感じでした。

私は昔から、そうやって誰かが何かやっているのを離れた場所から見ているのが好きなんですね。
それは初回講座の時にも感じた事でしたが、今回とあの時とで何が違うかと言うと、今回私は参加していたな、という事なんですね。

初回講座のあの時は遠い世界の出来事だったけれど、今回は私、ちゃんとあの世界の中にいる事ができていたんです。その上で、私はロールプレイには参加しなかっただけ、と言いますか…
些細な事かもしれないのですが、この感覚の違いがなんだかとても嬉しくて。しっかりと世界と繋がれている気がするんです。

そんなだったので、初回講座の後に二次会に参加した時は、後ろめたいような申し訳ないような気持ちがあったのですが、今回はほら、二次会とカラオケのために行ったようなもんだったわけですから(笑)


あーもー、あの楽しさって一体何なのでしょうかね!?
普段、気のおけない友人達と過ごすのとはまた違った楽しさなんですよね。

私は友人には恵まれていて、かなりI'm OK,You're OKの関係を築けていると思っていましたが、比較してみるとやっぱりどこかで「私」という役割りを背負って演じながら付き合ってしまっているんだなぁ。
講座の後の二次会には、そういうのが全くない。


今回一つ面白かったのが、一人の方が私の顔を見ながらふっと「眼鏡かけてない方が好き」と言ってくださったんですね。
それに対して私は「うわー、嬉しい有難う!」って。

異性の方ですよ?
普段そんな事言われたら、絶対構えちゃってしどろもどろになります。
でも、言葉の裏を探ったり警戒したり眼鏡を悪者にしたりする必要なんてどこにもなくて、彼は好きと思ったから好きと言ってくれて、私は嬉しいから嬉しいと言って、それだけでいいんですよね~、シンプルですよね~。

後からその時の事をふと思い出して、「あ、まほろばってそういう事なのかもしれない」と思いました。





いま私はこれを、皆さんがカラオケで歌っていて耳に残った曲を聞きながら書いています。
やはりどこかで感覚が似ているのでしょうか、皆さん揃いも揃って私の胸に迫る歌を歌ってくださるんですよねぇ。
普段じゃ聞き流してしまうような曲が、ぐわーっときたりして。

中でも、すぐ隣に座っていた方が歌ったKOKIAの「大事なものは目蓋の裏」がとてもいいです。いまも泣きながら聞いています。

「私はここよ ここに居るの 一羽の鳥が弧を描いてゆくわ
 黙っては駄目 黙っては駄目よ 夢の続きはその目で見ればいい」


ああ、私、声をあげてよかった。
夢だと思ってた世界を、今しっかりこの目で見てるなぁ。



こうして振り返ってみると、なんと充実した一日だった事か。
無駄な事が一つもないなんて。
いや、多分日常のどんな一日の中にも無駄な事なんて一つもないんだろうな。

「大丈夫」って言葉を、自分に言い聞かせるのでなく誤魔化すのでなく、確信をもって言えるようになった。

先生、私ここまで来れたよー。
これからも歩きます、歩けます。大丈夫。

ぎゃー、好き放題書いてたらすごく長くなってしまった!
どうも有難うございました!




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