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「声が大きい人」と「声が小さい人」

2015/03/01(Sun) Category : 脳内親vs小さいちゃん
【脳内親vs小さいちゃん】

【声量】------------------------------------------------------

『「怒り」を理解しよう(1)-怒っているのに怒っていないという人』という記事で、

『見る目は人を射し、
聞く耳は怒るきっかけを探し、
口から出る声は常に怒気を含んでいる。
内側から怒りのマグマが押し上げているので、声の音量調節ができない。
一本調子の大声でしゃべる。
体はイライラとして発散しようとし、動作も激しくなる。
無意識に怒りをまき散らしているのだ。 』

と書きました。
話し声が必要以上に大きい人は、親に対する怒りの他に、悲しみ、寂しさ、孤独、空虚を抱えていることが多いようです。ただ、それらの気持ちを実感することから逃げているために意識化はされず、その結果自分とIC(小さいちゃん)がつながれなくなって、自分の存在が希薄になっていきます。

感情こそが自分自身なので、感情(IC)と共に常にあれば空虚はありません。本当の自分(IC:小さいちゃん)が、自分に無視され見捨てられ続けているから「空しい」んですね。もちろん、空しくなった原因は親に受け止めてもらえないことにありますが、いつかは親に受け止めてほしいと願っている子どもは、親に絶望したくありません。

不安や寂しさ、親に対する気持ち悪さや情けなさなどを実感してしまうと絶望に直結しますから、それを実感しないよう感情に蓋をして生きるようになります。そうやって感情(小さいちゃん)を無視して生きれば生きるほど、「自分の存在」が薄くなっていくという悪循環に陥るわけです。

すると、自分の存在確認のために他者の反応を使うようになります。たとえば、大声でしゃべる→目の前の人がびっくりした顔やうるさい顔をする。あるいは他人が思わず振り返る・・・こうした反射や反応を本人は目の端で確実にとらえています。その反射や反応を見て、本人は「(その視線の先の)ここに自分がいる」と自己確認することができます。

笑い声も同じ。やたらと大声で笑っていても、楽しそうではなかったりします。第三者は、その笑い声からICの寂しさや空虚さ、自分を認めてほしいという欲求の波動を感じますが、当人は、その大きな笑い声で他者の視線を集め、自分の存在を確認したいだけなのです。

さらに自分の延長であるわが子を使うこともあります。たとえば抱っこしている赤ちゃんの身体を“うっかりと”どこかにぶつけて赤ちゃんが大泣きする。自分がやったことで相手(赤ちゃん)が反応した―これも第一の自己確認です。
次に、赤ちゃんが泣いたことで、周囲にいる人たちが一斉にこちらを向く―その視線を感じて、自分の存在を確認する―これが第二の自己確認です。

このように、自分(IC)を無視して生きている人は存在がどんどん希薄になっていきますので、日常の一瞬一瞬が全て自己確認のためになされるようになり、自己確認のゲームを仕掛けるようになっていきます。

たとえば、遠くにいるときは大声を出したり、大きな音を立てて歩いたりして自分の存在をアピールしますが、逆にこちらが何かに集中しているときは足音も立てずに寄っていて、ふと気づくとそこにいてビクッとする・・・この場合、そのビクッとする相手の反応を見て、その反応を引き起こした「自分がここにいる」と自己確認しているわけですね。

このように大声を出す人のひっそり行動は一見矛盾して見えますが、相手の反射を見て自己確認するという合目的的行動として一貫しています。

さらに、「肉体の飢え」が極限を超えると木の皮でも死肉でも食べてしまうように、「心の飢え」(ストローク飢餓)が極限を超えると上記のゲームもエスカレートしていき、罵倒や蔑み、憎しみや殺意でさえもが飢えを満たす餌(ストローク)となります。

つまり、感情の中身は関係なく、自分に向かってくる感情(Youメッセージ)はすべて自分の存在を証明してくれる“道具”になってしまうので、相手の気持ちは全く伝わることがありません。






逆に、ぼそぼそと小声で話したり、丁度聞きづらいくらいのトーンで話をする人もいます。理不尽なことで親から怒られたり、説教食らったりした人に多いように思います。

怒りのきっかけを探しているような親を持つと、子は自らがそのきっかけとなってとばっちりを食わないように、自分の存在を消すことがあります。そう、あたかも透明人間になる努力をするかのように―

足音を消し、いつそこにいたのかびっくりする。
動作を小さくし、音を立てない。
集団の中では気配を消して、人混みに紛れるかのように埋没する。
人の前には出ず常に後ろに付く。
道の端を壁伝いに歩く。
言葉は濁して自分の意見は言わない。
聞きづらい早口で言ったり、語尾をフェイドアウトしたり。
相手に届かないような潜め声で話しをする。

そういう人は、親に見つからないように緊張しながら息を潜めて生きているのでしょう。根底にあるのは親への恐怖です。実際の親の前では透明人間となり、脳内親には常にその姿を見せて、「私はあなたの的(怒りの対象)ではありません」と言っているようです。





声の大きな人も小さな人も、自分が、自分の中にある「恐怖と不安」から逃げずに、それを感じること。感じたことを言葉にして味わうこと。

その「恐怖と不安」の行き着くところは母親への恐怖や不安なのですが、その本質は、母親の本当の姿にたどり着かせないためのダミー感情(この場合は、「母親の正体に近づくな」という脅し)です。その奥に母親への情けなさ、ガッカリ感、悔しさ、惨めさ、悲しさ、寂しさなどの感情が封じ込められています。

それを感じたくなかったのは、母親への希望を失いたくなかった自分なのだということに気づいてあげましょう。
そして、次のように自分に言ってあげるといいでしょう。

これまでお母さんを守ってよく頑張ってきたね、でも、もう頑張る必要はないよ。
小さいちゃん、これまで無視してきてゴメンね。
あなた(IC)は、私が受け止める。

だから、お母さんに絶望してもいいよ。
お母さんの本当の姿を目を背けずに見よう。


この決意が、虚構界から抜け、現実に生き始める第一歩となります。
カウンセリングを続けていくと、大きな声の方も小さな声の方も、丁度良い大きさのハッキリした話し方に変わっていかれます。






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なるほど..

私は声が小さく、意識しているつもりですがなかなか改善できずにいます。
参考になりました。

 
    
 
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