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「ハナミズキ」~空を押し上げていた自分へ

2016/03/20(Sun) Category : 世代間連鎖
【春分の日に】

何度、この歌で泣いただろう。


【一青窈 「ハナミズキ」】



『空を押し上げて
 手を伸ばす君』

閉じるなよ
空を押し上げ続けた
片方の手は、手を伸ばし続けていた




『どうか来てほしい
 水際まで来てほしい』

もう、涙があふれてくる
水際まで来てほしかったんだ

なんとしても、この水際まで
伸ばしたこの手が触れるところまで―




『つぼみをあげよう
 庭のハナミズキ』

つぼみをあげたかった
つぼみをあげたかった

それを手渡しさえすれば、
あとは、あなたの中で花開いていくだろう




『薄紅色の可愛い君のね
 果てない夢がちゃんと
 終わりますように』

それが・・私の小さいちゃんの夢だった。
それを果たせなければ、
この夢(人生)はちゃんと終わらない




『君と好きな人が
 百年続きますように』

あなた方の心からの笑顔が見たかった。
最後は、ただそれだけ。

家族みんなで笑いたかった
安心して、穏やかに、ただ普通の会話をしたかった

果てない夢は、
ほんのささやかな夢―






『夏は暑過ぎて
 僕から気持ちは重すぎて
 一緒にわたるには
 きっと船が沈んじゃう』

父を思う
気持ちを閉じ込めたあなたは重い

どうしても、どうしても
浮かび上がってこない。
こられない。




『どうぞゆきなさい
 お先にゆきなさい』

唸るように涙声が出た

ぶつかったけど、
ゆさぶったけど、
さとしたけれど、
一緒には行けない・・・

カラオケボックスの大音量の中、
「うぅうぅー・・・」
うめくような泣き声が喉の奥から絞り出てきた




『僕の我慢がいつか実を結び
 果てない波がちゃんと
 止まりますように』

魂に響いて、一挙に決壊した

何のために我慢し続けていた。
生まれて今まで空を押し上げ続けていた半生―

それは、この果てない連鎖の波を
止めたかったから

いつか実を結んで
ちゃんと止まると願っていたから

―子供のように口を歪めて号泣していた





『ひらり蝶々を
 追いかけて白い帆を揚げて』

幼い自分を思い出す。
それは、安心の中で無邪気に遊ぶまぼろし





『母の日になれば
 ミズキの葉、贈って下さい
 待たなくてもいいよ
 知らなくてもいいよ』

母が浮かぶ
自分を知らぬままに虚空を漂ってきた人生

“待たなくていい”か・・
“知らなくていい”か・・

俺は待っていたんだよ
俺は知りたかったんだよ
―あなたの心の旅路を。

そして、知ってほしかったんだよ
あなたに、あなた自身のことを
そして、生んで以来、一度も知ったことのない私のことを―


でも、

そうか
そうなんだね

そうだよね



再び、うなり声のように泣いた









『薄紅色の可愛い君のね
 果てない夢がちゃんと
 終わりますように』

『僕の我慢がいつか実を結び
 果てない波がちゃんと
 止まりますように』

ごめんね。
私のチャイルドたち。

あなたの夢を
ちゃんと終わらせることはできなかった。

果てない波を
ちゃんと止めることはできなかった。




・・・



















頑張ったのに
ごめんな。

耐え続けてきたのに
ごめんな。

どんなに誤解を受けようとも忍んできたのに
ごめん。


あなた達の気持ちは、私が受け止める。

あなた達の無念は、私が泣いてあげる。











それに、無理なことを実感したよね。
これ以上やったら、おかしくなっちゃう。


すべてが、
ただ、健気。
ただ、哀れ。

「もののあはれ」
という言葉が 沁みる




この先も続くあり方だけど
そのあり方を受け入れよう

そのありようを許そう・・・いや、
そのあり方を尊重しよう。

やらずぶったくりのようで辛いね。悔しいね。
でもね、どんなあり方にも尊厳はあるんだよ








空を押し上げるのは、もう 終わろう

手を、
放すよ―

あぁ・・・閉じていく
閉じていく

向こうの世界とこちらの世界
触れ合えるけど、ふれあえない

あなた方は、孤独じゃないけど、孤独。
私は、孤独だけど、孤独じゃない。



私は、願いを、悔しさを、情けなさを、切なさを、寂しさを、悲しみを、孤独を、そして一途さ健気さを感じたからこそ、熱い涙があふれてくる。

熱いんだよ、涙が。

おとうさん
おかあさん

涙って、熱いんだよ。


あなた方のその目にも、熱い涙が
あふれるとよかったなぁ。



ごめんなー

救えなくて。



救えなくて、ごめんなー!!































わかれてしまった ね

でも、何も変わっていない
手を放す前と、手を放した後と―

あなた方は、そちらの世界で変わらぬ日々を重ねている
救われたいわけではなかった

ただ、そこにいたかっただけ
居たいところに居る―ただ、それだけ。


私が、勝手に空を押し上げていた
だって、こっちに来てほしかったから
その世界に、私はいないから

親を嫌いな子供なんて、どこにもいないよ
だから、私が見えるところに来てほしかったんだ

でも、同じようにあなた方は、親の居るところにとどまることを選んだ
「お父さん大好き。お父さん私を見て」
「お母さん大好き。お母さん私を見て」
―あなた方のチャイルドの切ない叫びが聞こえる

私のチャイルドの声は、
私が聴こう





五月から、暑い夏が過ぎて、
今、私はここに居る

あなた方が居なければ、私は居なかった。
あなた方が出逢わなければ、私は存在していなかった。

これまでのすべての出来事が、
今の私を作っている。

私は、今の私を肯定する。
だから、これまでのすべてを受け入れよう。








君とすきな人が
百年続きますように










君と好きな人が

百年

続きますように




















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Comment

 

ちいさいちゃんを封印してしまった親を介護するというのは、
そしてさらに援助職というのは、

相当に きっついのではないかと……未熟者の私などは思ってしまうのですが、

中尾先生は、このようにご自分を癒しながら というすべがわかっていらっしゃるのだろうと感じました。

それにしても、どうかくれぐれもお身体にお気をつけになって下さいませ。

 

親のいる世界に私は居ないと決めていいいのだ。
心から、良かった!
これからは、
親の世界にも我が子の世界にも私は居ないし、私の世界にも誰も置かない。

母の言葉が感謝状にも解任辞令にも感じられた日があった。
適当な距離はそれぞれにあると知り、もう追わないことにした。

寂しさが残ってしまったけど、どうもそれが我が子を解き放ちたいという切なる願いを育てたんだという気もしていた

自信持っていい。

 

二度読み返したら…

急に胸に迫ってきました。

父母の中にも、きっと私と同じ叫びがあって
私と同じ想いで、いまだに父母を見つめ続けているんだ。
私達はそんなふうに同じなんだ…
いまさらながら、はっとさせられました。
自分ではわかっているつもりだったんだけどなぁ。

でも、

>あなた方は、孤独じゃないけど、孤独。
>私は、孤独だけど、孤独じゃない。

この言葉のニュアンスが、今はよくわかります。
どうもありがとうございました。

 
    
 
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