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人生脚本の原点となる記憶がある

2010/02/10(Wed) Category : 心の闘い物語
親の言っていることと自分の実感との間に違和感があるとき、「親の本性を現す記憶がある」から、それを手がかりに自分の感覚にたどり着くとよいことを書きました。つまりは自分を信じよ、ということです。

同様に、人生を振り返ると同じパターンを繰り返していることに気づかれた方は、なぜいつもこうなのかを探るに当たって、やはり原点となる出来事を思い出すことが有効な場合があります。その記憶から自分の人生脚本を発見することができるかもしれません。

以下、「生きづらい人生」の部分はいろんな方に覚えがあるのではないかと思います。わかりやすく脚色してありますので、一つのモデルとしてご覧ください。


■生きづらい人生-------------------------------------------

自分を認めてくれる人に出逢うと、とても嬉しい。
でも、いつしか重くなって遠ざけてしまう。

にもかかわらず、自分を認めてくれそうにない人に遮二無二関わっていこうとする。そして、感情をぶつけ合って最終的に関係が破綻する。

今度こそは人に目を向けずに仕事に邁進しよう…もう少しでうまくいきそうなときに大チョンボをやらかして灰燼に帰す。

気づいたときには、一人。

疲れ果てた私が、たったひとり…

なぜ?
なぜ私は何事もうまくいかず、対人関係ではいつもトラブり、
結局いつも一人ぼっちの結末を迎えてしまうのか……



■IC----------------------------------------------------

ある時、ずーっと自分の中に降りていくと真っ暗な体育館があった。
真っ暗ながらんどう。
そのずーっと奥の端っこに、壁に向かって体育館座りしているICがいた。

声をかけてもこちらを振り向きもしない。
ただかたくなに背を向けて座り続けている―この闇の中に。



■原風景-------------------------------------------------

ふと、小さい頃の光景を思い出した。
母は病弱な兄を連れて病院に行った。
日が暮れて闇が足下から立ち上ってくる。
でも電気のつけ方がわからない。

あぁ、そのときの私はなすすべもなく、ただ体育館座りしたまま身動きもできず、真っ暗闇の中で泣いていたんだ。

…どのくらい時間がたったかわからない頃、母が帰ってきた。
そして、「あらあら」と母親に声をかけられたんだ。



■人生脚本-----------------------------------------------

この方にとって、この体験が一つの原風景となりました。
母にかまってもらえる病弱な兄とかまってもらえない自分。
兄は病弱だから仕方がない。でも自分もかまって欲しい。
だけど、兄で大変なのがわかっているから、かまってと主張できない。

そういうストローク飢餓にある状況の中で、
『「あらあら」と母親に声をかけられた』=母親の方から私を「認知」してくれた! この「あらあら」は、飢えた心に染みこんでいく甘露でした。

するとこの体験が自分の中に刻み込まれます。
あぁ、このように暗闇の中で我慢して動かずに座っていれば、お母さんは私のことを認めてくれるんだ、と。

この原風景が、人生脚本の土台となるのです。
そして、母に認めてもらうためには、いつもたった一人で我慢してそこにいなければならない、人とつながってはいけない、ここから動いてはいけない―そういう人生脚本を作りあげるのです。

だから、人に認めてもらうと居心地が悪いし、何かができると認められてしまうので無意識にぶち壊します。一方で、母親のようなタイプの人間には、自分のことをわかってもらおうと遮二無二つっこんでいってしまうのです。つまり、「生きづらい人生」に挙げた現象は、すべて自分が自分の人生脚本の通りに行動した結果もたらされたものでした。



■脳内現実を生きる----------------------------------------

人生の主役は自分。
その自分を動かすのが、人生のシナリオである人生脚本です。
その脚本を(無意識だけれど)作っているのは自分。
だから、自分は自分が作った脚本通りに生きるのです。

どの人物を登場させ、どの人物から離れ、
どの言動をピックアップし、どの言葉をスルーし、
どの出来事に注目し、どの出来事には目を向けないか…
それらすべてのことを、人生脚本に照らし合わせて他ならぬ自分が選択しているのです。

さらにはゲームを仕掛け、相手を乗せて望む結果を得て人生脚本を強化することさえします。そして、どうせ私は○○、どうせ世の中は○○、という脚本上の解釈で世界を見るようになり、つまりは脳内現実の世界で生きるようになります。せっかく肉体を持っているのに、結局、虚構の中を生きることになり、現世(現実世界)を生きることはできません。



■過去の感情の封印---------------------------------------

ですから、自分の人生脚本を発見することが生き方を変える根本になります。ただ、このときに気づいた人が陥る大きな罠があります。

それは、もう気づいたからいい。これまでの辛い人生など振り返りたくもない。そんなことより、これまでの失われた時を取り戻すために先に進もう、と先を急いで過去を切り捨てようとすることです。

なぜ、親にぶつけたい気持ちを自分が受け止めなければならないのか」という思いも後押しします。


こんな気持ち、もう二度と味わいたくもない。親に言ったってムダなこともわかっている。だから、もう後ろは振り返らない。―つまり、自分も親も受け止められないから封印しようとするわけです。

しかし、気持ちはそこに「存在」しています。いかなる「存在」も、無視されれば「認めてくれ」と主張します。そして、封印された感情は「衝動」となってその人を突き動かすようになるわけです。



■健気で愛情深い自分を褒めよう------------------------------

封印することは、これまでの自分を否定することです。
それでは、ここまで懸命に生きてきた自分が浮かばれません。

ただひたすらに脚本に沿って生きてきた自分。
その人生脚本の背景には次のような思いがあります。
・お母さんから愛されたい
・お母さんから認められたい
・お母さんを支えたい
・お母さんを守りたい
・お母さんを幸せにしたい
・お母さんの笑顔が見たい

健気ですね。
このような思いで、懸命に生きづらい脚本を生き抜いてきたのです。

この健気な自分の苦労を本当の意味でよく理解してあげること。
親への愛情が深いからこそ、こんなにも生きづらい脚本を生きて来続けたのです。その自分の愛情深さに気づくこと。

依存や嗜癖があろうと、躁鬱や統合失調症があろうと、殺意や自殺衝動があろうと、無感や激情であろうと、その苦しみの背景に愛情深い自分がいるのです。

だからそういう自分を責めるのではなく、そういう苦労までして頑張ってきたこれまでの道のりを、「よく頑張ったね」と褒めてあげてください。このとき、実は「失われた時」などなかったのだということに気づくでしょう。すべてが必要な体験だったとわかるでしょう。

ただ褒めるだけでは頑張ってきたICは、納得しません。まず、その苦労話をじっくりと聴くことです。じっくりと聴いた上で、よく頑張ってきたね~と認めてあげると、ICはとても喜び、その苦労が報われます。そして、心おきなく古い脚本を捨て去って、新たな脚本を作っていくことが出来るのです。



さぁ、あなたの心の奥底で待っているICと原風景に会いに行け!







BUMP OF CHICKEN 「涙のふるさと」



あなたの中に帰る場所はあるのです。




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