中年期:人生の転換期をどう乗り越えたか
2006/07/14(Fri) Category : 人生・世代
★人生の正午:中年期の危機と発達課題-----------------------------
一生(100歳)を朝6時(生まれて)から夜9時(死ぬ)までに置き換えると、1時間は約7年。「7年転機説」で言えば、1時間ごとに何らかの転機があることになる。
また、ユングの言うとおり40歳が丁度「人生の正午」で、47歳が午後1時―つまり、昼休みを終えて午後の仕事がスタートするときである。
同時に、正午を境に日の当たり方が変わる。午前中に日が当たっていた所が午後には日陰となり、それまで日の当たらなかった所に日が当たり始める。
人生も同じ。「人生の正午」(40歳)を期に価値観が大きく変化する。
それまで輝かしく見えた価値観がつまらなくなり、その頂点を目指してきた目的が失われる。この価値の混乱、目的の喪失が「中年期の危機」と呼ばれるものだ。
その中年アイデンティティの崩壊の危機を乗り越えて、新たな価値を見いだしていくことが「中年期の発達課題」である。ここを乗り越えていくためには、意志、決意、計画、心構えなど、それなりの準備が必要だと思う。
★人生の昼休み----------------------------------------------------
私の場合は、39歳になったらそれまでの半生の棚卸しをすることを高校の時から決めていたので、39歳(1997)の1年をかけて棚卸しをして、気持ちが大事であることを感じ、40歳からカウンセリングの勉強を始めた。
同時に会社でも組織改革のプロジェクトに抜擢されたので、それからの5年間は5足くらいのわらじを履いたようなめまぐるしい日々となったが、それを乗り越えることができたのは、「今は、昼休みだ」という感覚が、いつもどこかにあったからだ。
私にとって昼休みは出会いの時間であり、得た情報から思っても見なかった午後の活動が始まる―そういう情報収集の時間でもあった。休みだからかえって気楽に出来るのだが、この感覚が自分を救っていた。
実際、この5年間は、社内外でいろんな人と出逢い、そして午後の活動のために方向転換をした5年間だった。
★人生の12:30過ぎの自分------------------------------------------
そして、45歳(2003)で会社を退職して会社生活の集大成として「あきらめの壁をぶち破った人々」を出版させていただき、47歳(2005)の時「あなたの子どもを加害者にしないために」を出していただいた。
丁度午後1時の再スタートの時に「あなたの子どもを加害者にしないために」が出たわけで、その2冊目の本が私のカウンセラーとしてのゼロからのスタートの号砲となった。
お陰様でカウンセリングの仕事もようやく軌道に乗り始め、もうすぐ引っ越しをする。これまで会社時代の延長で駅近だったのだが、家での仕事になるので、駅から遠くても環境の良い所へと越すことにした。
まずは、この激動の7年―特に、退職してから今日までの3年間、耐え続けてくれた家族に感謝したい。
そして、感謝とともに、自分が転機を迎えることになった4年前の夏(会社退職前夜)のことを当時の日記を基に振り返ってみたい。(但し、タイトルは内容に即して変えてあります)
1,管理職のマネジメントスタイル―軍隊型・リーダー型・プロジェクト型
2,リーダー型管理職vsファシリテーター型管理職
3,45歳からの生き方
【ご参考】
・「中年期」っていつ?
・人生7年転機説
・「7年転機」+「9年周期」で人生の転機を乗り切ろう
・「39歳の総括」から10年-誕生日に思う
・人生の俯瞰→ライフ2デイ
一生(100歳)を朝6時(生まれて)から夜9時(死ぬ)までに置き換えると、1時間は約7年。「7年転機説」で言えば、1時間ごとに何らかの転機があることになる。
また、ユングの言うとおり40歳が丁度「人生の正午」で、47歳が午後1時―つまり、昼休みを終えて午後の仕事がスタートするときである。
同時に、正午を境に日の当たり方が変わる。午前中に日が当たっていた所が午後には日陰となり、それまで日の当たらなかった所に日が当たり始める。
人生も同じ。「人生の正午」(40歳)を期に価値観が大きく変化する。
それまで輝かしく見えた価値観がつまらなくなり、その頂点を目指してきた目的が失われる。この価値の混乱、目的の喪失が「中年期の危機」と呼ばれるものだ。
その中年アイデンティティの崩壊の危機を乗り越えて、新たな価値を見いだしていくことが「中年期の発達課題」である。ここを乗り越えていくためには、意志、決意、計画、心構えなど、それなりの準備が必要だと思う。
★人生の昼休み----------------------------------------------------
私の場合は、39歳になったらそれまでの半生の棚卸しをすることを高校の時から決めていたので、39歳(1997)の1年をかけて棚卸しをして、気持ちが大事であることを感じ、40歳からカウンセリングの勉強を始めた。
同時に会社でも組織改革のプロジェクトに抜擢されたので、それからの5年間は5足くらいのわらじを履いたようなめまぐるしい日々となったが、それを乗り越えることができたのは、「今は、昼休みだ」という感覚が、いつもどこかにあったからだ。
私にとって昼休みは出会いの時間であり、得た情報から思っても見なかった午後の活動が始まる―そういう情報収集の時間でもあった。休みだからかえって気楽に出来るのだが、この感覚が自分を救っていた。
実際、この5年間は、社内外でいろんな人と出逢い、そして午後の活動のために方向転換をした5年間だった。
★人生の12:30過ぎの自分------------------------------------------
そして、45歳(2003)で会社を退職して会社生活の集大成として「あきらめの壁をぶち破った人々」を出版させていただき、47歳(2005)の時「あなたの子どもを加害者にしないために」を出していただいた。
丁度午後1時の再スタートの時に「あなたの子どもを加害者にしないために」が出たわけで、その2冊目の本が私のカウンセラーとしてのゼロからのスタートの号砲となった。
お陰様でカウンセリングの仕事もようやく軌道に乗り始め、もうすぐ引っ越しをする。これまで会社時代の延長で駅近だったのだが、家での仕事になるので、駅から遠くても環境の良い所へと越すことにした。
まずは、この激動の7年―特に、退職してから今日までの3年間、耐え続けてくれた家族に感謝したい。
そして、感謝とともに、自分が転機を迎えることになった4年前の夏(会社退職前夜)のことを当時の日記を基に振り返ってみたい。(但し、タイトルは内容に即して変えてあります)
1,管理職のマネジメントスタイル―軍隊型・リーダー型・プロジェクト型
2,リーダー型管理職vsファシリテーター型管理職
3,45歳からの生き方
【ご参考】
・「中年期」っていつ?
・人生7年転機説
・「7年転機」+「9年周期」で人生の転機を乗り切ろう
・「39歳の総括」から10年-誕生日に思う
・人生の俯瞰→ライフ2デイ