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【平安京の結界】1.結界とは何か?

2016/10/03(Mon) Category : 神社・寺・城・歴史
貴船・鞍馬の旅行記を書こうと思ったところ、その前に前記事の流れで桓武天皇による平安京作りについて見ておいた方がわかりやすいなぁと思い直し、平安京の全結界について先に掲載することにしました。10回シリーズです。お楽しみいただければ幸いです。

さて・・・
アマテラスをいただく藤原神道に対抗して、
アマテルをいただく物部神道を盧舎那仏(大日如来=太陽神)という形で復活させた聖武天皇。

「日本書紀」をバイブルとする「国家神道」を、
「法華経」をバイブルとする「国家仏教」で骨抜きにしようとしたわけです。

その反藤原のタワー(東大寺大仏)ができた平城京を、桓武天皇は捨てざるを得ませんでした。それに、地震、雷、天然痘、藤原四兄弟滅亡など、長屋王や聖徳太子(蘇我入鹿)の祟りに見舞われた忌まわしい地でもありますから。

そこで長岡京に遷都しますが、弟・早良親王が反藤原の拠点・東大寺の高僧になっているのはまずいと考えた桓武は、早良親王を還俗させた後謀略によって淡路島に流そうとしました。怒った早良親王はハンストで憤死。その後異変が相次ぎ、早良親王の祟りと恐れられ、再遷都する羽目になりました。
【参考:古代日本の転換点19-桓武天皇が早良親王の御霊を恐れたわけ

そこで造営したのが平安京ですが、ここは怨霊が入ってこられないように入念に結界を張り巡らせました。さて、平安京はどう守られているのかを見る前に、結界とは何かについて触れておきましょう。



歩くことでわかること-----------------------------------

私は相談者の方と最初の面談をするために日本各地を訪問しています。地形や住まいの構造、また生育過程で過ごされた土地の地形や住まいの構造に、見事に家族の関係性や心のあり方が現れています。

最初からそういうことに気づいていたわけではありません。自分の足で歩いて地形を感じ、見て雰囲気を感じて、そういう数々の体験を通して、なるほどそうなんだなぁとわかってきたわけです。

これは、「歩き回る」ことをすれば誰でも身につくと思います。
ヒッチハイクをしていた頃は、このカーブは車が止まりそうだとか、あの3番目の車が止まってくれそうだとか、この地には野宿できそうな場所はなさそうだとか、そういう勘も働くようになったものです。海や山を「庭」としていた縄文人は、そういう感覚を共有していたことでしょう。

それに、風水も心理学も知らない普通の人が、自分を封じるのにぴったりの地域を見つけ、家にも部屋にも見事に結界を張って自分自身や人を封じています。その上、他人を巻き込んで壮大なゲームを仕掛けて生きているわけです。これは誰もが持っている能力で、人間ってつくづく凄いなぁと驚嘆しますし、古代も現代も変わらない部分だと思います。




結界とは「安心したい」ではなく「不安感情を見たくない」ために作る

さて、結界とは、「境界を設けたその内側」のこと。
なぜ境界を設けるかといえば、「安心するため」でしょう(万里の長城やトランプの言うメキシコ国境の壁も同じ・・・。

人は不安から逃げるためにあれこれやって(時間の構造化をして)生きていますが、それは結界作りも同じ。
そして、安心を得たいとなると胎内回帰―なので、人は「子宮」を模した空間を作ったり、家庭や職場などあちこちを子宮にしたりします。(家の結界作りの仕方の一例はこちらをご覧ください→「存在不安が強い人の家の結界」


ここで押さえておかなければならないことがあります。
「安心したい」ことの本質は、「不安感情を見たくない」ということ。
外にある不安は自分の中にある不安の投影であり、たとえば怨霊を恐れるのも自分の中にやましさがあるからでしょう。

やっかいなことにすべての感情は安心すると出てきますから、外からの脅威を排除すると同時に、中にいても感情が出てこないように仕組まなければなりません。安心したいのに、安心してはいけないのです。ややこしいですね~。

そこで、脚本ちゃんにとっては居心地のいい子宮であり、インナーチャイルド(感情)は出られない監獄のような仕掛けをします。




衣食住のすべてが結界となる--------------------------------------

たとえば、後ろに山が迫っていたり、逆に切り立った崖の上にあったり。いずれも外敵から守ることができて表層意識は安心しますが、下意識は安心せず常に緊張の中に置かれることになり、気持ちは出てくることができません。

線路や高速道路の近くに住むのも、常に騒音やガスの臭いなどに五感が反応して意識を自分(気持ち)に集中させることができず気持ちが出てくることができないので、表層意識は安心しているわけです。

このように地域構造を利用するだけでなく、住居構造や家具調度類も然り。
高上げしたり(祭壇)、宙ぶらりんにしたり、低くしたり(冥界)、
閉じたり、閉じらせないようにしたり、
上下・左右・前後に監視するものが配されていたり、
顕在意識を表す部屋群と潜在意識(脚本)を表す部屋群に別れていたり、
上から見ると脳のようになっていたり、人体のようになっていたり、
どこが子宮の奥で、誰が見せしめで、誰がターゲットなのか・・・
余すところなく、「家」というものにすべてが現れています。

また、構造だけではなく色にも支配されています。
私が、住居や家具調度の色や配置、カーテンや絨毯、壁や床や天井の色、灯りの色なども伺うようになったのは、どなたも例外なく母親カラーに支配されて生きていることがわかったからです。

日々自分を支配している脳内母親(思考)が、母親カラーを感情封じ(インナーチャイルド封じ)と脚本誘導に利用しているので、色自体も「脚本ちゃん」にとっては安心できる「子宮」で、「小さいちゃん」にとっては「監獄(棺桶)」として利用できるわけです。

少し事例を挙げておきましょう。




結界の事例-----------------------------------------------

【地域】
出雲大社に向かうがごとく、あぁ冥界に入っていく地形だなぁと感じた所もありました。三途の川があり、関所があり、“腔”への入り口があり、代理仁王があり、到達した子宮の奥のような地域は、時が止まった異世界に入り込んだかのような地でした。

【住】
間取り図や色を見ながら、これほど感情を殺せというメッセージが内装中に現れていると苦しいだろうと思いつつ話を聴いていたら、そこでかつて他の方の赤ちゃんの急死事件があったと知り驚いたこともありました。全身で感情を表現するのが赤ちゃんですから、その環境では生きていけなかったのかもしれません。

(部屋があるから自我形成できるわけではありません。自我を封じる部屋、自我をバラバラにする部屋、人を道具にする部屋の方が多いかもしれません)


【衣】
下着・洋服のみならず、帽子から靴に至るまで、つまり頭のてっぺんから足の先まで支配できます。また、目薬や塗り薬などの薬品、化粧品に至るまで母親カラーをそろえていますから、五感(目・耳・鼻・口、皮膚)までも支配しています。(母親カラーは複数色あります)

【食】
さらに、気持ちが出そうになったら無性に母親カラーのものを口から詰め込んで、言わば感情を「埋め戻し」します。その後、「気持ちを言う」代償行為として「吐く」ことをさせて、かりそめのスッキリ感を与えて気持ちは言わせないわけです(過食嘔吐をされている方が皆さんそうだということではありませんが、この観点から解決できる部分があると思われます)。

【携帯】
何より便利なのは、母親カラーの飲食物やアイテムをテーブルの上にポンと置くだけで、そこに「監視する母親」を“召喚”できること。つまり、「母親を携帯できる」ということです。たとえば、その飲み物を隠しただけで、堰を切ったように気持ちを話し始めた方もいらっしゃいました。

【車】
あるいは、「自由だー」と思いつつ、いつも山中を車で走っている・・・実は、山の緑は母親で、常に母親に監視されている脚本人生だったりするわけです。緑の中に止まっている車は、まるで子宮の中に置かれている「小さいちゃんの棺桶」です。




自分を取り巻く環境は自分の心の表れ--------------------------

読んでおられる方は驚かれるかもしれませんが、これが「普通の人」であり、誰もがそうです。人間って、すべて脳がキャッチしているし(それを脳内母親が本人にわからせないだけ)、ほとんど「暗示」によって行動が支配されているなぁ、というのが実感です。

(だから、経済学が「経済合理的に人は動く」「欲求に基づいて人は行動を選択する」などという人間モデルを元に経済理論を構築しても、そこから人を救える「経世済民」の経済モデルは出てこないだろうなぁと思います)

ここまで読まれて、「えーっっ、今持っているモノどうしよう」と“考える”方もいらっしゃるかもしれませんが、すぐ「How to Do」に走るのではなく、いいチャンスなので、気づいた目で自分を観察してみるといいでしょう。

気づかないからこそ「暗示」であって、気づいてしまうと暗示効果も薄れますから、慌てずに、「自分を取り巻く環境は自分の心の表れ」という観点から、周囲を観察してみるといいと思います。

それから、色についていえば、その方が「母親の胎内」(脚本人生劇場)で生きているから支配されるのであって、その舞台から降りれば、すべての色が自分のものになりますのでご心配なく。

また、着たり持ち歩いたりする結界のことを「ウェアラブル結界」とか「携帯結界」と私は勝手に呼んでいます。面談の際は、頭のてっぺんから足の先まで、バッグやその中の持ち物一つ一つまで、どなたも「母親満載」で来られます。ご本人は「気持ちを出そう」と臨むわけですが、無意識は「決して出させない」と最強防備で来られるわけです(どなたも例外はありません ^^;)。




結界をどのように張るのか------------------------------------------

上記事例で、衣食住―自分に関わるすべてのモノが結界になり得ることがわかりますが、過去に打ち込んだ楔(体験)が時空を超えて作動する4次元的結界もあれば、臭いや衣類のように自分を包み込む3次元的結界、また、その境界を越えると心が閉じる―そういう境界線(2次元)のような結界などが複数重なっているわけです。

たとえば、家を閉じた子宮(棺桶)にしたい人は、まず住まいの外観や玄関ドア、あるいはドア横のオブジェなどに母親カラーを使います。脚本ちゃんを「お帰り」と迎えつつ、小さいちゃんには「出るな」と脅しをかけてくるわけです。

ドアを開けて中に入ると、玄関の床と頭上のありようで、そこがどこかを暗示させます(たとえば、人工空間、虚構空間、地下、冥界に入っていくような雰囲気)。そして、正面から監視していたり、感情を封じるモノが置いてあったりします。

必ずあるのが、「門番」ですね。玄関の両側に母親カラーのモノが置いてあり、それが「阿吽の仁王」の役割を果たしています。自分は無意識にその結界線上を通過して中に入るわけですが、そこを通過する時に小さいちゃんは閉じていくイメージですね(脳は何がどこにあるのかを記憶していますから、両側から「母親」が見張っていることを知っているのです)。

両側に置くのは、それが母親カラーであればいいので、仁王門のように同じようなシンボルがある必要はありません。また、結界線は玄関だけではなく、至る所に張ってあります。


そして、これらを都市レベルでやることもできるわけです。
怨霊を封じるとは「情念」を封じることですから、基本的にインナーチャイルド封じと同じでしょう。

平安京にもいろいろと結界線が張ってありますが、その組み合わせは「神社と神社」という同じシンボルだけではなく、神社―寺、神社―磐座、磐座―磐座、磐座―寺、のようにパワーがあると見なされるものの組み合わせでできていますし、その結界線の張り方にも理由があります。

山川道澤(玄武、青龍、白虎、朱雀)の四神相応(しじんそうおう)と言うけれど、それらはインナーチャイルドを閉じ込める目的で使うこともできるわけですね。では、これらを念頭に平安京を見てみましょう。






【平安京の結界】

1.結界とは何か?(本稿)
・歩くことでわかること
・結界とは「安心したい」ではなく「不安感情を見たくない」ために作る
・衣食住のすべてが結界となる
・結界の事例
・自分を取り巻く環境は自分の心の表れ
・結界をどのように張るのか

2.「子宮」としての平安京とそれを守る鴨川と桂川
・桓武天皇の「子宮」としての平安京
・結界線としての鴨川と桂川

3.貴船・鞍馬の秘密
・貴船山・鞍馬山・比叡山の秘密
・貴船神社(丑)と鞍馬寺(寅)
・貴船神社の龗神は大銀龍―瀬織津姫
・鞍馬寺の毘沙門天は大金龍―国常立神
・貴船の「舟」の秘密
・貴船の「桂」の秘密
・「桂川」の秘密
・貴船・鞍馬の延長上にある赤山禅院

4.「鬼には鬼を」の対鬼門・裏鬼門結界線
・対鬼門の第1結界線:「魔王ライン」
・対鬼門の第2結界線:「賀茂の厳神ライン」
・対裏鬼門の結界線:「松尾の猛霊ライン」

5.対長岡京の結界線
・第1結界線は「西岩倉ライン」
・第2結界線は「空海ライン」
・第3結界線は「東岩倉ライン 」

6.大将軍神社の謎―1)肝心要(扇の要)の藤森神社
・「対長岡京結界」の第4結界線
・「神泉苑―朱雀院ライン」の意味すること
・藤森神社が“そこ”にある理由

7.大将軍神社の謎―2)岡崎神社はなぜウサギ神社なのか
・雨社におわすは闇象女=瀬織津姫
・白兎は、月の女神であり水神である大銀龍・瀬織津姫
・スサノオ=国常立神=国底立神=速佐須良姫
・「大祓詞」からの瀬織津姫の異名
・速佐須良姫の名前の意味~速素盞鳴とは誰か

8.大将軍神社の謎―3)磐長姫の秘密
・磐長姫は瀬織津姫だった!
・鬼門封じの決定版―金勝要大神

9.大将軍神社の謎―4)解明!大将軍神社全結界図
・大将軍八神社―藤森神社ラインの意味
・大将軍神社建立の目的は「内裏の守護」

10.平安京 結界全図




平安京 大内裏
【平安京 大内裏】




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