プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
01 ≪│2017/02│≫ 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

【平安京の結界】3.貴船と鞍馬の秘密

2016/10/05(Wed) Category : 神社・寺・城・歴史
【平安京の結界】

賀茂川(対鬼門)、鴨川(対東)、桂川(対裏鬼門)が自然結界線となっていることがわかりました。次なる結界線を見てみましょう。

貴船と鞍馬


貴船山・鞍馬山・比叡山の秘密------------------------------

かんな削りをすると削り取られた上皮部が積み重なりますが、同様に、海洋プレートが沈み込む際に海底上面がはぎ取られて積み重なっていき、それが海上に顔を出すと陸地になるわけです。この海底が陸地になったものを付加体(大陸に付加されたもの)と言います。

日本海側の方が古い陸地(付加体)で、北九州~上越にかけては2億5千万年前のペルム紀に付加体となったそう(秋吉台など)。
ついで、九州中部、四国中部、近畿中部~関東までのジュラ紀付加体が形成され(伊吹山など)、その後、新生代古第三紀(6600万年前~2300万年前)までに、残る列島部分が付加されたようです(四万十帯など)。

その後の地殻変動で大陸と付加体の間に亀裂が入って日本海が形成されるとともに、中央部が太平洋側に押し出されて弧状列島になりました(中新世:2300万年前~530万年前)。

さて、現在の海底は最も古いもので2億年前。それより古い海底はマントルに沈み込んでいるため、それ以前の古い地層は「山」にしか残されていないわけです。2億年前より古い海底に何があったのかを調べるには山に行く―面白いですね~。

貴船山も鞍馬山も2億6千万年前に付加体となったわけですから、列島最古の陸地の一部なんですね~。しかも、中央海嶺から産み出された大地が日本に到達したわけで、まさに地球が陸地を産むパワーが太陽&地球神(鞍馬)や多産神(貴船)にシンボライズされているんだなぁと思います。

そして、弧状列島になった頃に金星からサナート・クマラが鞍馬山に降り立ち、そのクマラが転訛して鞍馬になったとか。650万年前というと人類誕生とされている頃。なんだか意味深ですね~。

比叡山は、元日枝山(ひえのやま)と言い、それは磐座があった神体山(現八王子山)を指していたそうですから、ここも同時期に陸地となったエネルギースポットだったのでしょう。

なんとも気の遠くなる次元の話ですが、地上で見ることのできる地球エネルギーの象徴がこの三山であり、強力なエネルギースポットとして太古から崇められ、そこで発見された巨石を磐座(いわくら)として縄文人は祀ったのでしょう。このエネルギースポットを桓武天皇は結界線として利用したわけです。




貴船神社(丑)と鞍馬寺(寅)--------------------------------

貴船神社の由来は、貴船大神が「丑の年 丑の月 丑の日」に貴船の山に天降ったというもの。

鞍馬寺の由来は、鑑禎上人(がんていしょうにん)が宝亀元年(770年)の「寅の月 寅の日 寅の刻」に霊夢を見て開基したというもの。

あまりにもわかりやすいこじつけ由来。
地図を見ますと、あの右下斜めの配置は丑(北北東)―寅(東北東)ラインなので、貴船が丑で鞍馬が寅というのは、よくわかります。

貴船神社が「丑」で鞍馬寺が「寅」。2つ合わせて「丑寅」=「艮」
「艮の金神」とは大金龍、「国常立神」。

また、牛(丑)の角と虎(寅)柄パンツで「鬼」。
鬼とは東北(鬼門)に封ぜられた神。
それは、地球の東北である日本に封ぜられた神。

かつての地球神でもあり、龍体日本そのものでもあり、列島に封じられて神は鬼となった。それが「国底立神」。

そこに冥界の王となったスサノオが習合します。

つまり、鬼を恐れているのは元祖地球神を封じた後発の神々。
そして、「目には目を、鬼には鬼を」の伝で、艮には丑寅をぶつけるんでしょうね。

貴船の山中の禁足地にはその名も「鏡岩」があります。
鏡となって跳ね返すようにも思えて意味深ですね。

貴船と鞍馬(丑寅)




貴船神社の龗神は大銀龍―瀬織津姫------------------------------

その貴船神社の神は淤加美神(おかみのかみ)。龗神。

龗は「雨+品+龍」
雨は天から降る水。水があまねく地球を循環していることを象徴する現象。
品は物質や人の性質。多様なこと。

人は、受精卵のときは99%が水。赤ちゃんは90%が水。そして、生きている間はほぼ70%が水。つまり、「人間とは水」

人を含めて万物に水は宿り、循環します。
その森羅万象を司る神が龍神(水神)。

つまり、龍神(水神)龗神とは、大銀龍―瀬織津姫ですね。
高龗神(たかおかみのかみ)、闇龗神(くらおかみのかみ)の「高」は山、「闇」は谷ですから、その場所に応じて瀬織津姫の呼称を変えているだけでしょう。

水神なので、「水占いみくじ」というのも風情があります。
水みくじを行っている神社の本当の祭神は瀬織津姫かもしれませんね。
たとえば、神戸の語源となった生田神社の稚日女(わかるひめ)→「瑞々しい日(太陽神)の女(妻)」とすると、まんま瀬織津姫ですね~。「蘇る神」とも言われているそうですから意味深です。




鞍馬寺の毘沙門天は大金龍―国常立神-----------------------------

さて、こちらも魅力的。
650万年もの昔に金星から地球に降り立ったサナート・クマラが魔王尊に祀られているとのこと。こういう言い伝えがあること自体、いろいろと凄いことだと思います。磐座パワーを、あらゆる魔障を跳ね返し善魔に転向させる大王ということで「魔王尊」と称したことのようです。

開基した鑑禎上人が見たのは、太陽の中から燦然と現れた毘沙門天―太陽神ですね。鞍馬寺の基調色は黒=太陽ですしね。

となると、鞍馬寺+貴船神社は、太陽神+水神→アマテル+セオリツヒメ。
なるほど、東大寺+宇佐神宮の構図と同じです。
どうやら、東(太陽神)+西(月神、水神)の組み合わせがありそうですね。

神仏習合の本当の意味は、神(瀬織津姫)+仏(大日如来=太陽神アマテル)、縄文の二柱の復活なんだなぁと改めて確信。(明治政府の神仏分離令の本当の意味はなんでしょうね)


鞍馬寺はその後、宇佐神宮も三柱になったように歴史の経過の中で仏が付加されていき、現代では三尊が一つになった尊天として祀られています。

その三尊を他の例に対応させてみましたが、下記の対応は1つの例示です。
生命を育む太陽も地球のマントルも「火」ですから、国常立神は天常立神や天御中主神と習合したりスサノオと習合したり、いろいろなパターンがあります。

毘沙門天 (太陽)・・天龍 日 火 天常立神 アマテル
千手観世音(月)・・・銀龍 月 水 豊雲野神 瀬織津姫 坤の金神
護法魔王尊(地球)・・金龍 星 海 国常立神 スサノオ 艮の金神




貴船の「舟」の秘密----------------------------------------------

ところで、貴船は本宮・中宮・奥宮と三社あるのですが、特徴は3社ともに次の2つがあることです。

1.舟:本宮「舟形の石庭:天津磐境」・中宮「天の磐船」・奥宮「舟形石」
2.御神木の「桂」

貴船は、玉依姫命が乗って来た「黄船」が起源ですが、舟は太陽神の乗り物。しかも黄色い舟ですから、五色の中で最も高貴な色です。

たとえば、金は黄色に通じますが、黄龍というのがありますね。
黄龍は、四神(青竜、朱雀、白虎、玄武)の長で中央に位置します。
また、五竜(青竜、赤竜、黄竜、白竜、黒竜)の中でも中央に位置します。

そして、五色人(青人、赤人、黄人、白人、黒人)の中で黄色人種である日本人は日いずる処の民―日の本の民です。黄色や黄金色は太陽に通じますから、国常立神は太陽神とも習合したのでしょう。

天岩戸に隠された太陽神は、実は日本という龍体に封じられた国常立神(国底立神)。それは、藤原神道が作り上げたアマテラス神話を信じている間は“隠されている”のでしょう。

話がそれましたが、玉依姫命が黄船に乗って来たというのは、アマテルと瀬織津姫が来たと言うことでしょう。いえ、その二柱を祀っていたと言うことでしょう。

そして、「艮の金神」と「坤の金神」は分かれさせられましたので、太陽神の方が鞍馬に、水神の方が貴船に分けて祀られたのかもしれません。(このように分けて祀られている例はたくさんあります)

貴船神社 奥宮14 玉依姫の黄船を隠した「船形石」
貴船神社 奥宮14 玉依姫の黄船を隠した「船形石」 posted by (C)Hide

貴船神社 結社03 天の磐舟
貴船神社 結社03 天の磐舟 posted by (C)Hide

貴船神社 本宮09 船形の石庭 天津磐境(あまついわさか)
貴船神社 本宮09 船形の石庭 天津磐境(あまついわさか) posted by (C)Hide




貴船の「桂」の秘密----------------------------------------------

「圭」の意味は、土+土=圭(土を三角錐に高く盛る。土地の神様を祭る。高い。綺麗)という意味で、それに「木へん」がついた桂の木は、高く美しい木。葉は甘い香りを放ち、可愛らしいハート型、あるいは桃のような形。

なんと、ほぼ日本固有の木だそうです。(驚き~~)
日本にいなければ存在さえ知らない木なわけで、なんだかすごいね。

だからでしょうか、中国では月にあるという想像上の樹のことを桂と言います。(転じて、月のことを月桂とも)

<美しい>
佳人(美しい人)
佳作(立派な作品)
佳境(最高に面白い場面)
桂舟(美しい舟)
桂宮(美しい宮殿)実際、桂で造った舟や宮殿は美しいそうです。
畦(綺麗に田んぼを区分けする道。あぜ)
鮭(綺麗な形をした魚。さけ)
蛙(三角の形をした爬虫類。かえる)
月桂樹(アポロンの聖樹として神聖視された樹ローリエ/ローレル)
月桂冠(月桂樹の葉で作られた冠)

<重ねる>
卦(算木を重ねて占う。うらなう)
袿(衣服の上に掛ける。うちかけ)
街(綺麗に道路が整っている街)(行=手の動作)
厓(切りたったがけ)


さて、いろいろ並べてみましたが、月にある美しい木が「桂」。
月の代名詞でもありますね。
つまり、瀬織津姫の代名詞が「桂」なんですね~。

だから、貴船神社では桂の木を御神木としているのでしょう。

貴船神社 結社07 桂(御神木)
貴船神社 結社07 桂(御神木) posted by (C)Hide

貴船神社 結社06 桂(御神木)
貴船神社 結社06 桂(御神木) posted by (C)Hide




「桂川」の秘密-----------------------------------------------

すると、『2.「子宮」としての平安京とそれを守る鴨川と桂川』で見た桂川の意味がよりはっきりと見えてきました。

桂川は、元は葛野川だったわけです(←この“葛”にも意味がありますが別記)。秦氏がその土木技術で、葛野川(かどのがわ)に堰(せき)→葛野大堰(かどのおおい)を作りましたので、渡月橋付近では「大堰川」と呼ばれます。そして、渡月橋より下流は桂川と呼ばれますが、なぜ「桂川」にしなければならなかったのか。

渡月橋より下流はちょうど平安京南西部を包み込むように、桂川が北西から南東に向かって流れていて、川自体が裏鬼門結界になって都を守っていることを見ましたが、この川を強力な結界線にするために、名を「桂川」=「瀬織津姫」にしたのでしょう。

大堰を作ったのも、川の水(結界線)を絶やさないためかもしれませんね。
また、都の南西部が「桂」と言う地名になっているのも結界としての役目を果たすためなのでしょう。




貴船・鞍馬の延長上にある赤山禅院--------------------------------

さて、水害に遭うまでは貴船神社は奥の院の所にありました。
そこで、貴船神社奥の院から鞍馬寺の線を延長すると、その延長線上にあるのが赤山禅院です。

赤山禅院


ここは、第三世天台座主 円仁の遺命によって888年に創建された延暦寺の塔頭(たっちゅう)のひとつです。祀るのは陰陽道の祖神である泰山府君。平安京の鬼門の鎮守としてここに建てたかったそうですが、平安京から東北に延びる線(367号ライン)と貴船神社&鞍馬寺ラインの交点にあることがわかります。

円仁がそう発想したことからも想像できますが、貴船神社&鞍馬寺は平安京の北方守護だけではなく、その丑寅の配置から、何よりも対鬼門結界の役割を果たしていたのでしょう。




<続く>








【比叡山】


【鞍馬寺】


(貴船の空撮があったら追加します)




関連記事
 
Comment0  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
わが子を守るために
記事
写真/動画集はこちら↓
 
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード