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6.貴船神社・結社―「貴船より 奥に人住む 葛の花」の奥深い意味

2016/10/25(Tue) Category : 神社・寺・城・歴史
【京の奥座敷巡り旅】

もう一つ、壊れた歌碑があります。松本いはほ(巌)の句碑です。

「貴船より 奥に人住む 葛の花」

貴船神社 結社08 「貴船より 奥に人住む 葛の花」
貴船神社 結社08 「貴船より 奥に人住む 葛の花」 posted by (C)Hide


「奥に人住む」----------------------------------------------

紀ノ川上流の山奥に吉野町という町がありますが、古代、吉野の山に住んでいた縄文末裔を朝廷は国栖人(クズビト)と呼んでいました。
国栖人はつる草の根から澱粉をとり、里に出て売っていたので、いつしかその澱粉を「クズ」と呼ぶようになり、その植物を「クズ」と呼ぶようになったそうです。

そのクズに漢字の「葛」を当てて、いつしかその植物が「葛」と言われるようになりました。つまり、葛とは「国栖人が扱っていた植物」のことだったんですね。現在でも奈良は、「吉野本葛」と言われて葛の名産地ですよね。

天智(中大兄皇子)+中臣鎌足の百済系勢力に対して、天武(大海人皇子)が国津神系の勢力を頼んで挙兵したのが吉野の地。

今でも天皇即位のあとの大嘗祭で国栖奏(くずそう)が舞われるそうですが、先住民でありつつ、天皇(天武系)ゆかりの人々ということですね。


【国栖奏】


ここから転じて、吉野以外でも山奥に住む先住民(縄文末裔)のことを「クズ」(国津、国樔、九頭)と呼ぶようになりました。つまり、この句で言う『奥に人住む』の“人”とは、国栖人(縄文末裔)のことを指しているのでしょう。

しかも、その人々は天武の時は朝廷とも近しい間柄だった。その後、不比等&持統(天智系)が政権を牛耳り、百済系天皇である桓武の頃には徹底して迫害されていくわけで、「人」から「鬼」になっていくわけです。

つまり、“住んでいる”のは人間のはずですから、わざわざ「人」を入れなくてもよいものをあえて入れたのは、鬼(=敵)と見なしていないよということでしょう。天武の頃を懐かしむ風情も感じられます。



万能のスーパー薬「葛」---------------------------------------------------

「秋の七草」の1つでもある葛は、「葛根湯」でおなじみの薬草でもありますが、葛の薬効って凄いんですね。ほぼ万能のスーパー薬じゃないですか。
葛の効用

中でもビックリしたのは、「体内葛浄化」。
2日~1週間程、葛以外は食べないというやり方。

・葛は胃腸への負担がなく、胃腸を休ませることができる。
・余計な物質が体内に入らないので、循環器、呼吸器や肝臓、腎臓等も、負担が大幅に減る。
・処理器官の活動量が減少し、排出器官の活動が活発になる。
・体内のあらゆる細胞が不要物質の排出にエネルギーを使い始める。
・疲弊した細胞は、新しい細胞と交代し始める。

こうして、短期間に体内の浄化が行われ、目や皮膚を観察していると日に日にきれいに変化していくのが判るそうです。

なんとまぁ、「葛」って浄化の神―「祓戸大神」ではないですか!

他にも、「葛の花は酒を消す」「酒毒を消す」とも言われているようで、二日酔いにも効くんですね(この言葉も意味深ですね~)。

衣服、壁紙、籠などの生活用品全般に有用な万能植物ですが、特に葛花を乾燥させた中に含まれるイソフラボンが健康・長寿に効きそうですね。



「命の源」「生命の神」である葛の根-----------------------------------------

しかも、ありがたいことに生命力が強大で、どんな荒地でもどんどん繁殖し、まさに地球の生命力そのもの。「蔓延る」(はびこる)の由来ですね(蔓「つる」草を葛「かずら」とも言います)。

その上、根には窒素を蓄えた根粒バクテリアが付着しているため土壌が肥沃化して、他の植物も育ちやすい大地を作ってしまうというありがたさ。地球を耕し、地球に生命を満ちあふれさせる役割を持っています。まさに「命の源」「生命の神」。

おかげでアメリカでは大変なことになっているようですが、葛の抑止力は「竹」だったんですね~。
全然クズじゃない! 葛(くず)のポテンシャルがすごい

面白いことに、それだけの生命力を持ちながらも、人の手がかかると良質なものはできないので、現在でも山中に入って手で大きな根を掘り、肩に担いで運び出すとのこと。


【葛の根堀り体験 吉野本葛 天極堂】

それにしても、葛って、浄化の神であり、他の動植物も養う命の神ななんですね~。



金色の舟―葛の実----------------------------

葛の実は、毛の生えた枝豆のよう。
葛の実
【葛の実】

『何となく葛の実を・・・・・♪^^』の記事に写真がありますが、日に透かせば光背をもつ金色の枝豆のようです。

【鈴市社と吸葛社】で見ましたが、落花生もアマテルと瀬織津姫両柱の“舟”でしたね。



「貴船より 奥に人住む 葛の花」の意味していること----------------

もう瀬織津姫を葛に見立てているのは間違いないでしょう。
つまり、「葛の花」=国栖人の“花”(神)→「葛の花」=「瀬織津姫」とも言っているわけです。そう思うと、かの歌は次のように言っているようにも思えます。

“貴船より(から)”伝えますよ。
「奥」の院のあたりに国栖人(国津人)が住んでいます。
鬼ではありませんよ。
その国津人の神(国津神)は、“葛の花”(女神である瀬織津姫)ですよ。








【奈良県吉野町国栖の紙すき】





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