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8.貴船神社・結社―葛と藤の「葛藤」、「葛原」と「藤原」、「藟は藤」「葛は藤」の秘密

2016/10/27(Thu) Category : 神社・寺・城・歴史
【京の奥座敷巡り旅】8 <松本いはほの句碑~③>

古代の人が「葛の花」と崇めた瀬織津姫。その葛の花がどういう風に咲いているのか興味を持ったので、Youtubeでピックアップしてみました。


龍形の葛の花-----------------------------------------------------

【河川敷に葛】


【滝に葛の花】


川や滝に葛―まんま、瀬織津姫ですね。
国栖人の住まいのあり方が見えてくるようです。

しかも、下記の映像を見て、なるほど花の形は「龍」だなぁ、と思いました。

【龍に見える葛の花】



「葛の花」というエッセイでは、『金渓川の流れる川沿いの小さい谷にはこのマメヅル(←葛のこと)が一杯ありました』とのこと。石灰岩地帯だそうですから、古い地域ですね。それに、「金渓」とは、金の谷→「坤の金神(瀬織津姫)」の谷と言ってもいいかもしれません。(金渓を金鶏ととらえると金鶏伝説が出てきますが、またいずれ)

花言葉は、『芯の強さ』『恋の溜息』『活力』『治癒』『根気』『努力』『思慮深い』だそうです。
甘い香りだそうですが、これまで瀬織津姫に関わる植物や樹木の花は「甘い香り」と記されていましたね~。

写真を見ていますと、花の色は穂先から根元にかけて、「黄~赤」「薄紫~赤紫」「黄緑~薄紫~ピンク~赤紫」といくつかあるようです。ときおり変異種が見られ、花の白いものは「シロバナクズ」、淡いピンク色のものは「トキイロクズ」と言うそうですが、このように混成体に見えるところもスイカズラ(吸葛、忍冬)の別名、「金銀花」を思い出しますね。




「定家葛」と「石綱」-----------------------------------------

葛の中に、藤原の名を彷彿とさせる葛があります。その名も定家葛(テイカカズラ)。

式子内親王を慕い続けていた藤原定家の執心が、葛となって内親王の墓にからみついてしまい、内親王の霊が苦しんでいる。その生気を吸い取られた式子内親王を表した能面が痩女(やせおんな)
それを知った僧が内親王のお墓で読経したところ、成仏したというお話しで、そこから、絡みついた葛に「定家葛」という名前がつけられたそうです。

絡んで嬉しい「連理の枝」
絡まれウザいは「定家葛」

その名がつくまでは、岩に這う蔦や葛のことを石綱(イワツナ)と呼んでいたそうです。これも面白いなぁと思いました。イワを雁字搦めにするツナ―そのカズラに、藤原の名を付けた。

おそらく当時の庶民でもわかる藤原氏の代表として定家の名とエピソードを借りたのでしょう。本当に言いたかったのは、イワ=磐長姫=瀬織津姫を雁字搦めにした藤原氏ということを言いたかったのかもしれません。


【ご参考】
愛執の定家葛

【定家葛にからまれた空き家】





葛と藤の「葛藤」------------------------------------------------------

ところで、葛と藤を合わせた言葉に「葛藤」という単語があります。
「葛藤」とは、いがみ合ったり、いずれをとるか迷ったりすることを言いますが、ツヅラフジという植物名でもあるんですね。

葛(クズ)という植物もあれば、
藤(フジ)という植物もあり、
葛藤(ツヅラフジ)というのもあり、さらには
葛葉藤(クズハフジ)というのもあるんですね~。

その上、
藤葛(ふじかずら)蔓植物の総称
葛藤(かっとう)

ややこしい。

葛の花を「上り藤」とも言うそうですが、

上から垂れ下がる藤の花と、
下から突き上げる葛の花。

藤が貴族の象徴で、
葛が庶民の象徴

という解説もありましたが、まるで、

藤原一族と国栖人。
天津神と国津神。
アマテラスとセオリツヒメのようにも思えます。

なるほど、葛藤しますね。

けれどすべてはワンネスから派生したもの。
最初は葛藤していても、やがて藤葛のように絡み合い、「葛は藤」のようになっていくのでしょう。




藟は藤なり「和名抄」------------------------------------------------------

平安時代に作られた「和名抄」に「藟(フヂ)は藤なり」とあります。

「畾」―もともと田四つで、稲光と轟音(カミナリ:神鳴り)を表していました。
「雨+畾」→「靁」→「雷」となります。

なぜ、カミナリが田三つになったのか?
龍神・雷神・雨神・水神は瀬織津姫。
女性は「乙女+子を産む母+老婆」の「三相一体」とされていますから、雷神が女神であることを表すために田三つの「畾」にしたのかもしれません。

(瀬織津姫ナンバーの三もその辺から来たのかも。国常立神ナンバー七で、併せて「十」―縦(天)+横(海)で「十全」(完全)です)

(語呂遊びですが、ラインジング・サン→雷神+太陽神→瀬織津姫+国常立神:二柱一体となったときに太陽(日本)は再び昇り始めるのでしょう)

さて、面白いですね~。
フヂには、日本で作られた国字がありました。しかも瀬織津姫をイメージさせる国字でした(後にも出てきますが、瀬織津姫を表す国字が結構あり、その構成に「畾」が使われていたりします)。




「葛原」が「藤原」になった理由-------------------------------------------

さらに面白いことがあります。
中臣鎌足は「藤原」の地出身なので藤原鎌足となりましたが、実はそこは「葛井が原」(ふじいがはら)と呼ばれていました。「葛」は「ふぢ」だったのです。

実際、大阪府藤井寺市に西国三十三か所第五番札所の「葛井寺」(ふじいでら)があります(なんと、聖武天皇の勅願により行基が開創した寺だそうです)。ご本尊は、十一面千手千眼観世音菩薩(国宝)ですから、紛れもなく瀬織津姫を祀る“お寺”です。

おそらく、古代はツタカズラ類全体を「藟・葛」(ふぢ)と呼んでいたのでしょう。そしてそれは、至る所にはびこっていました。
そこに、片や国栖人が売りに来たフヂがあり、片や渡来人の功臣(鎌足)に名をつける必要が出てきたわけです。その場合、地名をつけることが多いわけですが、「葛井が原」を縮めて「葛原」(フヂワラ)では、まるで縄文の女神を拝むようで案配がよくありません。

まず、「葛」から(ふぢ)の読みを奪いました。
そして、国栖人の読みから取って「葛」は「クズ」と呼ぶことにしました。

次に、奪った(ふぢ)の読みを当てる漢字を見つけました。それが、「上に登る草」を意味する「藤」です。そして、「藟」という国字は消し去ったのです。

ここで、フヂ(藟)→フジ(藤)とクズ(葛)に分かれたわけですね~。


―と、推測しましたが、持統&不比等&藤原一族は、やることが徹底しているなぁ、と感心(まぁ、「平安京の結界」でも見ましたが、それはどなたでも、不安が強大であればあるほど徹底的にやりますからね。そして、どんなに徹底しても心に平安は来ないのですが・・・)。

名を奪われ、体を乗っ取られた神の話が、ここにも垣間見えましたね。
この時代、知れば知るほど「千と千尋の神隠し」。

インナーチャイルドが封じられ、
インナーペアレンツに脳内をゴチャゴチャと複雑にされ、
虚構ストーリー上をそうとは知らずに支配されて脚本人生を生きている、
まさに私たちの姿がここにあるようです。

私たちはずっと、本末転倒の世界を生きていたのでしょう。
(疲れるね~~。もう、いいかい? もういいよ)




「さのかたのはな」「まつみぐさ」の意味----------------------------------

さて、平安以前は、フジとクズはいずれも「フヂ」で“葛藤”していなかったとわかると、「連理の枝」を思い出します。

下から昇るクズと、上から下がるフジ―それが絡み合う。
まるで、瀬織津姫と国常立神ではないですか。
葛藤どころではない仲良しこよしです。

藤の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」―なんだか、二柱の思いがあふれていますね~。

藤の花は、他に「さのかたのはな」「まつみぐさ」という呼ばれ方をするそうです。な~るほど。瀬織津姫の異名の付け方をそのまま表していますね。

「さのかた」とは、「佐の方」→「佐」で表される方、ということでしょう。
『佐久那太理に落ち多岐つ速川の瀬に坐す瀬織津比売』のことですね。

「まつみ」というのは、「松見」→「松を見る」「末を見る」でしょう。
松はそのままでも国常立神を表しますが、松は末→八卦の八番目(末)である天・金・父・馬の「乾」=国常立神を表しています。
(国常立神は天にあるときは「乾」、地に封じられ国底立神になると「艮」のようです)

これではっきりしましたね。
藤は瀬織津姫でした(元々が藟ですから当然ですが)。




「葛堕とし 藟は消し去り 藤を置く」-------------------------------------

いやはや藤原氏はつくづく巧みだね~。
二柱(太陽神(男神)と月神・水神(女神))を消し去って、
女神の太陽神一柱にまとめ上げた構図が、そのまま藤と葛に現れています。

物部神道は、葛(アマテル)&藟(瀬織津姫)だったのでしょう。
藤原神道は、アマテルをアマテラスに変え、二柱は消さなければなりません。そこで、完全封印の「藟」は消し去り、「葛」(アマテル)は地に落とし、その位置に「藤」(アマテラス)を置いたわけです。

けれど、藤(アマテラス)の本質は藟(瀬織津姫)。隠された裏を見てごらん、そこに真実があるよということでしょう。

それを表したのが、平安時代の公家社会で着られた襲(かさね)の着物。
藤襲 (ふじがさね) という生地は、表は薄紫で裏は青(or萌葱)です。裏に水神瀬織津姫が隠れていますね。



葛も藤も人が勝手にありがたがったり、迷惑がったり、物語を仮託したり・・・
自然に罪はありません。
私たちは、その自然と共存するために、「地球の庭師」になるだけ―

美しい瀬織津姫(藤)をご覧ください。






【あしかがフラワーパークのフジ】









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