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12.貴船神社・本宮―「七夕」に隠された物語

2016/11/02(Wed) Category : 神社・寺・城・歴史
【京の奥座敷巡り旅】12

それでは、本宮へ。

奥宮から戻ってきたら最初に出逢う鳥居です。
貴船神社 本宮01
貴船神社 本宮01 posted by (C)Hide

いい風情ですね~

貴船神社 本宮02
貴船神社 本宮02 posted by (C)Hide

貴船神社 本宮03
貴船神社 本宮03 posted by (C)Hide

貴船神社 本宮04
貴船神社 本宮04 posted by (C)Hide



貴船神社 本宮-------------------------------------------------

境内では七夕飾り。ライトアップが綺麗なようです。
貴船神社 本宮05 七夕笹飾り
貴船神社 本宮05 七夕笹飾り posted by (C)Hide

妻も書いて結びつけ
貴船神社 本宮06 七夕笹飾り
貴船神社 本宮06 七夕笹飾り posted by (C)Hide

祭神は高龗神(たかおかみのかみ)→山にいる瀬織津姫。
貴船神社 本宮07 祭神は高龗神
貴船神社 本宮07 祭神は高龗神 posted by (C)Hide

ここでも御神木の桂がそびえています。

貴船神社 本宮08 桂(御神木)
貴船神社 本宮08 桂(御神木) posted by (C)Hide

ところで、七夕の由来が興味深いですね。



瀬織津姫を祀る神事だった「棚機」(たなばた)--------------------

かつて日本にあった習慣に、水神に捧げるための神聖な布を穢れを知らない女性(乙女)が「棚造りの小屋」にこもって織り、「汚れを祓う」という神事があったそうです。

「棚」とは借家のこと。
(借家人のことを「店子:たなこ」と書きますが、昔は「棚子」だったかも)
同時に俗世から隔離するために高床(出雲大社のイメージ)だったそうで、川など清らかな水辺に建てられたとか。この時、機織りをする女性のことを「棚機女」(たなばたつめ)と言いました。

棚(仮に作られた機織り小屋)に入って神の衣装を織る「棚機」(たなばた)の風習は、瀬織津姫を祀るものであったわけです。




「縄文古来」は「大陸由来」へ------------------------------------

この風習が残るのはまずい。何しろ、川の「瀬」の近くで機を「織」る「姫」の暗示が“形”になっているからです。この“形”自体が、まんま「瀬織津姫」を伝承していくことになりますからね。

とはいえ、いかに天皇命令(持統&不比等)とて風習をなくすことはできませんから、ならば風習の意味を変えなければなりません。

現在、日本人が大陸由来と思っているものの中には、アマテル&瀬織津姫を隠すために中国や朝鮮の伝承を借りてきたものが多いのではないかと感じます。縄文古来のものをこの世から一切消し去るという超大技を成し遂げるために、瀬織津姫に関わることはすべて外来のものにせざるを得なかったのではないでしょうか。

「縄文古来」は「大陸由来」へ―このことを念頭に置いておくと、いろいろなことが見えてくるかもしれません。




七夕(しちせき)と七赤(金星)、七積の智恵----------------------------

さて、中国には七月七日に七針に糸を通すという乞巧奠(きこうでん)の風習がありました。七夕(しちせき)というのは「七積」―七が重なることを言ったという説があるようです。それに、「七」は「艮の金神」ナンバーです。

また、552年に伝えられたと言われる九星気学に「七赤金星」というのがあります。六白金星が金剛の陽の金、七赤金星は軟らかい精錬された陰の金。定座は西にある兌宮(だきゅう)。兌=「沢」で水が集まるところ(沼、湖)を表し、人体では「口」(雄弁、柔和、愛嬌)を象徴するそうです。基本色は赤、金、白。
西で水で赤で陰の金―おや、「坤の金神」を表現できる―昔の人はそう考えたのでしょう。

それに、七赤金星が表す時刻は17-19時ですから夕方。七夕と書くことで、その音読みから七赤に通じますし、夕日は赤いので七夕→七赤が連想できるわけですね。

すると、日本古来の「棚機」の風習を、中国の乞巧奠が伝来したことにして「七夕」に変え、読みはそのまま「たなばた」にする。そうすることで、「縄文古来の棚機」の風習は、「中国伝来の七夕」にすり替えることができます。

けれど、庶民はしたたか。裏に「七赤」隠すことで、「七夕の風習は瀬織津姫にかかわることだよ」と教えているわけです。けれどそこを突っ込まれたら、「いやいやこれも大陸由来の気学だよ」と逃げることができるわけです。うまいですね。

これに牽牛と織姫の伝承が習合したのでしょう。
金神ナンバー「七」が重なる日に、東西に引き離された「艮の金神」と「坤の金神」が年に一度だけ会える。しかも、太陰暦でこの日は必ず上弦の月となるので、月が天の川を渡る舟(出ましたね、太陽神の乗る乗り物)。

この物語は、アマテルと瀬織津姫を引き離された縄文古来の人々の胸に響いたことでしょう。

かくして、棚機の風習を七夕に変えることができたわけです。
二柱の物語を託してね。




「丹」は「朱」であり「水銀」-------------------------------------

ところで、これまで見てきた瀬織津姫カラーといえば次のもの。

金神 金(雷神)
銀龍 銀
月神 白 
水神 碧(青、緑)
桜色 ピンク
藤色 紫

主要な色がそろっていますが、上記「七赤」で出てきた赤(朱)は?

古代、「朱」は朱丹(しゅたん)と呼ばれる赤色顔料のことでした。その顔料は朱砂(しゅさ)や辰砂(しんしゃ)等の天然硫化水銀から得られ、「魏志倭人伝」には、『倭の山には丹(に)があり』『男子はみな顔や体に入れ墨し、墨や朱や丹を塗っている』『身体に朱丹を塗っており、あたかも中国で用いる白粉のようである』とあります(by Wiki)。

山にある丹とは、水銀鉱床のこと。辰砂などは鮮血色で「竜血」とも呼びますが、まさに大地から流れ出る血―神を思わせたことでしょう(石像が大魔神に変わる前に空洞の目から血の涙を流したのを思い出しました)。また、列島が龍体であるという認識もあったのかもしれません。

ここから、「丹色」と言えば「朱」(水銀朱)をさすようになり、たとえば朱塗りの鳥居のことを「丹塗りの鳥居」と言うわけです。ちなみに
日の丸の赤は真っ赤ではなく丹色。
丹頂鶴とは頭の頂点が丹色の鶴。




丹生は丹が生まれる所-------------------------------------

丹生は丹が生まれる=産出するところを示す地名で、丹生、丹沢、丹波、丹後、丹後谷、丹生谷、丹生川、丹生山、丹生岳、丹生池、丹生俣、丹生郷、伊丹等々、丹(に・たん)のつく地名は丹砂(たんしゃ:硫化水銀)の産地であることを示しています。

また、丹生の代替字―入、壬生、仁宇、仁保、門入や、「血」「赤」の付く地名も水銀産地のようですね。地名に「血」がついていたり、おどろどろしい伝承が残っていたりするとその地に近づきたくありませんよね。そのようにして土地を守ったのではないでしょうか。

特に中央構造線上にこのような地名が多いようですが、それは本来深い地層にある丹(水銀)が、断層で地表近くになったから。取れにくいはずの水銀が取れやすいありがたい地に「丹」の字を付けたわけですね。宇陀、桜井、高野山などがそういう地でした。




「赤」が「銀」生み、銀が「金」を生む-------------------------------

では、赤という字はどこから来たのでしょうか。

「赤」=「大」+「火」で、大いなる火―全てを浄化する火の色です。
元は、火の前で人がのびのびと手足を伸ばしてくつろいでいる象形。
人を浄化し、人にぬくもりと安らぎを与える―その文字が「赤」なのです。
(浄化とぬくもりと安らぎ―もうこれだけで赤は瀬織津姫と言えますね)

朱と赤は違いますが、竜血には鮮血のような赤もあり、火の色には朱もあります。

さて、水銀を含んだ丹土(につち/赤土)を熱すると銀色の液体「汞」(みずがね/水銀)が出てきて、その汞に粉末にした鉄鉱石を入れれば汞は金だけを吸い取り、その後汞を加熱すれば汞は蒸発して純金を得ることができました。汞は、石から金を作り出す「魔法の液体」だったのです。

その水銀(汞)が取れるのが、中央構造線上=ゼロ磁場があるパワースポット。そこから出る丹砂や丹土は赤土。パワーを感じる場から取れた血のような赤土から水銀が生まれ、その水銀は金を生むわけです。まさに錬金術の要となるのが水銀でした。

「生命力の血」や「浄化の炎」や「ぬくもりの火」にもつながる“赤土”からとれ、「不老不死の薬」となり、金も生み出す常温で液体の不思議な鉱物―「水銀」に、人々は神秘のパワーを感じたことでしょう。

朱は銀に通じ、
銀は金を受け止め、
その後自分は雲となって金を生み出す。
まさに銀の雨が輝く生命を生み出すように。

銀竜(瀬織津姫)が地に埋められた金龍(国常立神)を包み救う―水銀は、水神であり大銀竜である瀬織津姫にピッタリでした。持統以降の人は、持統以前よりも水銀への信仰がいや増したのではないでしょうか。

銀が金を包む。

銀無ければ金成らず。

まさに、瀬織津姫と国常立神の関係を示しているようです。
【鬼門封じの決定版―金勝要大神】


古代の人々が水銀に対して信仰といってもよいほどの“帰依”をしたのも、そこに大銀龍・瀬織津姫パワーを見たからだと思います。

つまり、朱(赤)も瀬織津姫カラーなのです。




「たなばたさま」の歌に込めた願いとは-------------------------------

七夕の歌を見てみましょう。


【たなばたさま】

ささのはさらさら のきばにゆれる
おほしさまきらきら きんぎんすなご

ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる



「笹の葉」-------------------------------------------------

「竹+世(葉の省略体)」→「小さな竹」。
竹を「男竹」、笹を「女竹」という言い方もあるようで、その場合は竹は国常立神で、笹(小さな竹)は瀬織津姫を表しているように思います。さらに、「葛の葉」という言葉も類推しますので、「笹の葉」も瀬織津姫のメタファーでしょう。

ただ、竹と言えば月に帰る「かぐや姫」(瀬織津姫)。(月の女神―嫦娥
竹生島神社は日本三大弁天(瀬織津姫)の一つ。
瀬織津姫神社(金沢)の御神木は竹。
―という具合ですので、竹も瀬織津姫を表しているようにも思います。

竹は地下で根を張り巡らし、筍をあちこちに出現させて竹林を作っていきます。つまり竹の本体は地下で、子沢山なわけですね。なので、瀬織津姫なのでしょう。

また、水平にはびこる葛の抑止力は、垂直に伸びる「竹」というのも、一見すると瀬織津姫を抑止できるのは国常立神と言えそうですが、『「赤」が「銀」生み、銀が「金」を生む』で見たように、金を生む大元は地下にあった赤なのです。垂直に立つ竹の大元は、地下にある瀬織津姫―結局、瀬織津姫(葛)を止めることができるのは瀬織津姫(竹)以外にないということなのでしょう。



さらさら--------------------------------------------

笹の葉が揺れるサラサラという擬音語―とても風情がありますね。よくそういう擬音語を当てたものだと感心します。

お遊びですが、「さら」を仮に「更/㪅」に当てると、「あらためる」、「かえる」という意味が出てきます。すると、「笹の葉更更」で、「瀬織津姫が(アマテラスに)改められた(変えられた)」ということを暗示しているように思えてきます(うがってますね~ ^^;)

さらにうがてば、「かえる」から蛙(蟾蜍)を連想しますし、「更更」と2つ重ねることで、国常立神&瀬織津姫の二柱が交代させられたことを示しているように思えます。

もう一つ言えば、二柱を葬った持統天皇の名前は、鸕野讚良(うののさらら、うののささら)です。これもお遊びですが、「笹の葉さらさら」→「瀬織津姫は讚良(さら)に更(さら)された」→瀬織津姫が持統天皇に変えられたことを暗示しているのかもしれませんね~。



軒端にゆれる-----------------------------------------------

軒端を仮に「退き場」と考えてみると、上の句に続きますね~。
持統&不比等によって立ち退かされた二柱が、「退き場」で揺れているわけです。

また、沖縄の古典音楽『四季口説(しきくどぅち)』の一説↓を連想。
「冬は霰の音添えて 軒端の梅の初花の 色香も深く愛であかぬ」

梅も瀬織津姫ですから、「軒端の梅」を連想させることで、軒端にゆれているのは瀬織津姫だと暗示させているのでしょう。



お星様きらきら----------------------------------------------------

・「星/曐」
「晶+生」(ほしの象形+草・木が地上に生じてきた象形)
「澄み切った星の光」の象形から、「ひかり」、「あきらか」を意味する「晶」(参考:「椙」の意味

・「煌」(きら)
「火+皇」あるいは「火の白い王」

きらきらと煌めく星は、夜の皇帝ですから、やはり瀬織津姫でしょう。
「煌」→白い火の王。ここで火は国常立神のように思えますが、国常立神は太陽の「日」であり「黄/黄金」です。瀬織津姫は火山やマグマの属性もあり、「赤」は「火に照らされている人」の象形ですから、赤の中に「火」も含まれているわけです。瀬織津姫は火の属性も持つ水神ですから、不動明王に変化することもできるわけですね。



金銀砂子--------------------------------------------

「砂子」とは金粉、銀粉のことですから、わざわざ金銀をいれなくてもいいのに入れています。これは金箔、銀箔&金粉、銀粉を表して、大小の星々を表しているという解説になっています。けれど、その影に隠れて、私には「きんぎんすなご」が「金 銀 つなごう」に聞こえます。
そう思うと葛(庶民)の思いがこもった歌に聞こえますし、子供達はその思いを感じ取って“間違えて”「つなごう」と歌うのかもしれないなー、と思ったりします。


五色の短冊---------------------------------------------

「五色」とは、木火土金水→青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)の短冊
「短冊」の「冊/册」は、ひもで編んだふだ。古字の「册」は、二柱を結んだように見えますね。

五色の短冊の色は、国常立神の黄色(黄金)を除いて、残るすべては瀬織津姫カラーですね。五行でいえば、中央の黄色(中天に輝く太陽)を除いて、四方すべて=世界=地球そのものが瀬織津姫(ガイア)ということです。
その短冊に書くということは、瀬織津姫(地球)にお願いするということ。

(瀬織津姫にお願いするという点でいえば、「丑の刻参り」と「七夕のお願い」は同じですね~)



私が書いた--------------------------------------------

こう見てくると、「私が書いた」願いの中身が見えてきそうですね。

本来あるべき場から立ち退かされてしまった金龍と銀龍。
しかも、艮と坤の真反対の方角にバラバラにされました。

その二柱を一体にしたいという人々の願いは、これまで見てきたようにあらゆる人によって表されてきました。そして、その願いが「さくら」の歌にも、「荒城の月」にも「たなばたさま」のこの歌にも隠れている気がするのです。


この歌のタイトル「たなばたさま」を「棚機様」→「瀬織津姫様」と読み替えた時、どのような思いが湧いてくるでしょうか・・・。








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