22.鞍馬寺:陰陽合一命の賛歌の参道
2016/11/17(Thu) Category : 神社・寺・城・歴史
【京の奥座敷巡り旅】22
●九十九折参道を下る----------------------------------------------
九十九折参道

鞍馬寺36 九十九折参道 posted by (C)Hide
貞明皇后御休息所(昭和天皇のお母さん)

鞍馬寺37 貞明皇后御休息所 posted by (C)Hide
中門が見えてきました

鞍馬寺38 中門 posted by (C)Hide
●天の架け橋―双福橋---------------------------------------------
そこを過ぎると見えてくるのが丹塗りの橋。

鞍馬寺40 玉杉大黒天と玉杉恵比寿尊を結ぶ双福橋 posted by (C)Hide
玉杉大黒天と玉杉恵比寿尊を結ぶ橋。
大黒天と恵比寿もアマテルと瀬織津姫を仮託した姿ですから、双福橋はいわば牽牛と織姫を結ぶ天の架け橋ですね。
ところで、両柱ににわざわざ「玉杉」をつけています。玉は「玉兎」や「玉姫」など瀬織津姫を表し、椙(杉)はアマテルですから、「玉杉」ということで二柱合体の姿を現していますね。
*「玉杉」と名付けられた樹齢1500年の御神木もあるんですね~。
・山五十川の玉杉(国の天然記念物)
500年頃というと継体天皇の時代。これまた列島の大きな政治的変動のさなかに誕生した木ですね。豪族、貴族、武士、軍、民主・・・と政治体制は変遷し、祀る神々も様々に変わっていきましたが、政治も宗教も人間が自然を模してなしているもの。その自然は変わる事無く、そこに立っているわけです。「玉杉」は何を思うのでしょうか。
●【余談】杉玉(酒林)---------------------------------------------
スギの葉を集めて球状にしたものを「杉玉」と言いますが、杉玉も二柱合体の姿かもしれません。この杉玉も初々しい緑色から、枯れて黄金色に変わっていきます。つまり、碧の瀬織津姫も、黄金の国常立神も表しているわけです。面白いですね~。


【いずれも写真ACから】
●金剛床を立体化した「いのちの像」----------------------------------
さらに行くと「いのちの像」が建っています。

鞍馬寺41 海・山・光輪を表す「いのちの像」 posted by (C)Hide
海とそびえる山、そして光輪を表しています。
聖徳太子が尊ばれた仏・法・僧の三宝を表現しているのでしょうか。
「三」という数字は瀬織津姫を思い出しますね。
鞍馬寺は二柱合体の暗示が至る所にあるお寺ですからね。
金精様を瀬織津姫が囲んでいるようにも見えます。
陰陽合一
まさに「いのち」が溢れる根本ですね。
これが、あの金剛床を立体化したデザインに見えます。
下記に鞍馬寺貫主 信樂香仁氏の「いのちの環」という言葉が載っています。自然との循環がなければ、人類の存続はあり得ません。
・「いのちの環」
・・そういえば、いたね金精大明神↓

多賀神社16 金精様 posted by (C)Hide
【宇和島心の旅8.多賀神社~性の博物館―凸凹神堂(宇和島)】
●「楓の古木」が見せる生きる姿勢-----------------------------------
木の幹の中に根!

鞍馬寺42 木の幹の中に根!(楓の古木) posted by (C)Hide
そういえば、黄船側から登ってくるときにも、まるで一輪挿しのようになっている木がありましたね。
自らは朽ちながらも、その中で新たな命を守り育てている―そのようにありたいものです。
この古木の地点から、おりてきた道を振り返ると、
ここから登って行く人は、
ここで命を守り慈しむ老人の姿を見、
男女合一して命を生み出し、
男女が手を取り合って、
九十九折りの坂を登っていく―そういう行程なんだなぁと感じました。
それを成すために
最大の障害は一切合切を破壊する戦争。
古木の脇にある「平和への祈り」の看板がしみます。
●九十九折参道を下る----------------------------------------------
九十九折参道

鞍馬寺36 九十九折参道 posted by (C)Hide
貞明皇后御休息所(昭和天皇のお母さん)

鞍馬寺37 貞明皇后御休息所 posted by (C)Hide
中門が見えてきました

鞍馬寺38 中門 posted by (C)Hide
●天の架け橋―双福橋---------------------------------------------
そこを過ぎると見えてくるのが丹塗りの橋。

鞍馬寺40 玉杉大黒天と玉杉恵比寿尊を結ぶ双福橋 posted by (C)Hide
玉杉大黒天と玉杉恵比寿尊を結ぶ橋。
大黒天と恵比寿もアマテルと瀬織津姫を仮託した姿ですから、双福橋はいわば牽牛と織姫を結ぶ天の架け橋ですね。
ところで、両柱ににわざわざ「玉杉」をつけています。玉は「玉兎」や「玉姫」など瀬織津姫を表し、椙(杉)はアマテルですから、「玉杉」ということで二柱合体の姿を現していますね。
*「玉杉」と名付けられた樹齢1500年の御神木もあるんですね~。
・山五十川の玉杉(国の天然記念物)
500年頃というと継体天皇の時代。これまた列島の大きな政治的変動のさなかに誕生した木ですね。豪族、貴族、武士、軍、民主・・・と政治体制は変遷し、祀る神々も様々に変わっていきましたが、政治も宗教も人間が自然を模してなしているもの。その自然は変わる事無く、そこに立っているわけです。「玉杉」は何を思うのでしょうか。
●【余談】杉玉(酒林)---------------------------------------------
スギの葉を集めて球状にしたものを「杉玉」と言いますが、杉玉も二柱合体の姿かもしれません。この杉玉も初々しい緑色から、枯れて黄金色に変わっていきます。つまり、碧の瀬織津姫も、黄金の国常立神も表しているわけです。面白いですね~。


【いずれも写真ACから】
●金剛床を立体化した「いのちの像」----------------------------------
さらに行くと「いのちの像」が建っています。

鞍馬寺41 海・山・光輪を表す「いのちの像」 posted by (C)Hide
海とそびえる山、そして光輪を表しています。
聖徳太子が尊ばれた仏・法・僧の三宝を表現しているのでしょうか。
「三」という数字は瀬織津姫を思い出しますね。
鞍馬寺は二柱合体の暗示が至る所にあるお寺ですからね。
金精様を瀬織津姫が囲んでいるようにも見えます。
陰陽合一
まさに「いのち」が溢れる根本ですね。
これが、あの金剛床を立体化したデザインに見えます。
下記に鞍馬寺貫主 信樂香仁氏の「いのちの環」という言葉が載っています。自然との循環がなければ、人類の存続はあり得ません。
・「いのちの環」
・・そういえば、いたね金精大明神↓

多賀神社16 金精様 posted by (C)Hide
【宇和島心の旅8.多賀神社~性の博物館―凸凹神堂(宇和島)】
●「楓の古木」が見せる生きる姿勢-----------------------------------
木の幹の中に根!

鞍馬寺42 木の幹の中に根!(楓の古木) posted by (C)Hide
そういえば、黄船側から登ってくるときにも、まるで一輪挿しのようになっている木がありましたね。
自らは朽ちながらも、その中で新たな命を守り育てている―そのようにありたいものです。
この古木の地点から、おりてきた道を振り返ると、
ここから登って行く人は、
ここで命を守り慈しむ老人の姿を見、
男女合一して命を生み出し、
男女が手を取り合って、
九十九折りの坂を登っていく―そういう行程なんだなぁと感じました。
それを成すために
最大の障害は一切合切を破壊する戦争。
古木の脇にある「平和への祈り」の看板がしみます。