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30.狸谷山不動院:狸と狐、そして伏見稲荷・熊鷹社の正体

2016/11/29(Tue) Category : 神社・寺・城・歴史
【京の奥座敷巡り旅】30

狸谷山不動院は、かつては瀬織津姫を祀っていただろうことがわかりました。瀬織津姫なら、「葛の葉伝説」で見たように白狐―キツネですね。
なのに、狸です。瀬織津姫なのに、なぜ狸?
というわけで、ちょっと調べてみました。

狸谷山不動院02 真言宗修験道総本山
狸谷山不動院02 真言宗修験道総本山 posted by (C)Hide


阿波狸合戦(金長狸合戦)--------------------------------------

『四国の狸伝説(まとめ)』というサイトに「阿波狸合戦」の概要が載っています。

その伝説を超意訳すると次のようになるでしょうか。
大和国の国主が茂右衛門。
国栖人(狸)の国の国主が六右衛門。
穴に閉じ込められていた狸・金長。
金長とともに闘う「藤ノ木寺の鷹」という狸。

物語は、子供達に苛められていた狸(金長)を茂右衛門が助けるところから始まりますが、浦島太郎を思い出しますね。

金長は茂右衛門に恩返しするために万吉という者に憑いて大活躍。さらなる修行をせんと六右衛門に弟子入り。六右衛門が優秀な金長を婿養子にしようと画策しますが受け入れられないと知ると、ライバルの目は早く詰むべしと夜襲をかけ、この時鷹は戦死します。

逃れた金長は同志を募って六右衛門に反旗を翻し、最後は金長と六右衛門の一騎打ちで、辛くも金長が六右衛門を殺して勝利。けれど、深手を負った金長も茂右衛門の所に戻った時に亡くなります。




縄文征服時の悲劇の物語----------------------------------------

いやはや何という物語でしょうか。

大和朝廷は縄文人を移送して各地で融合させていき、同化していった縄文人を俘囚と呼んでいましたね。縄文と弥生が融合していく過程で、方針の異なる縄文勢力同士の争いもあったと思われます。それに、タカ派とハト派、それぞれの思いもあったでしょう。

その歴史がこの物語になっているようです。
思うのは、自然を大切にするという価値観さえ共有できれば、無用な争いはなかっただろうと言うことです。

そして、上記の縄文の民を征服していく史実に加えて、縄文の神々を葬った史実も内包していますね。

金長は金鳥で国常立神。
藤ノ木寺の鷹は、藤に鷹で瀬織津姫。

ここで狸は縄文人および縄文の神を表しているようです。




「平成狸合戦ぽんぽこ」-----------------------------------------

この物語を現代に置き換えたのが、「平成狸合戦ぽんぽこ」でした。
ここには、上記「四国の狸伝説」に出てくる金長(六代目)や、隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)、太三郎狸(屋島の禿)、そしてデコトラに轢かれて亡くなるタカ派の「鷹ヶ森の権太」など、総登場してきますね。


【平成狸合戦ぽんぽこ】




実在した藤樹寺と大鷹・小鷹・熊鷹の狸の祠----------------------

徳島県小松島に藤樹寺(815開基)というのが、本当にあるんですね~。
本尊は薬師如来、他に千手観音、弘法大師像があるようです。いずれも瀬織津姫関連ですね。

境内には、大鷹・小鷹・熊鷹の狸の祠があるとのこと。なんと、あの「阿波狸合戦」で金長を支えた狸たちが祀られているわけです。

大鷹は金長を守って討死し、大鷹の子・小鷹はで死んだ金長の名前を襲名して狸界に善政をしき、熊鷹はこれを助けたそうです。実際に祀られているわけですから、何らかの史実が隠れていそうですね。

ところで、ん? 「熊鷹」?・・・




伏見稲荷神社の熊鷹社の正体-------------------------------------

あ!
あの伏見稲荷神社に熊鷹社という社がありましたね~。
あのときは、一体何だここは?という感じでしたが・・・まさか、ここに繋がってくるとは・・・

場所は、何か出そうな谺ケ池(こだまがいけ)。
伏見稲荷大社036 谺ケ池(こだまがいけ)
伏見稲荷大社036 谺ケ池(こだまがいけ) posted by (C)Hide

そこにあったのが、あの妖気漂う熊鷹社でした。
伏見稲荷大社042 熊鷹社
伏見稲荷大社042 熊鷹社 posted by (C)Hide


熊鷹社で願い事を告げてから池の畔にある「難切り不動尊」の横で池の中央と向き合うように立ち、拍手を2回打つと、その拍手のコダマによって願いが叶う時期が分かる―そうです。

「難切り不動尊」とは、難を切って助けてくれた「藤ノ木寺の鷹」にかけていますね。そして、上記で見たように「藤ノ木寺の鷹」という狸は瀬織津姫。

なんと、狐も狸も瀬織津姫でした!
驚き~。




狐と狸(貍)--------------------------------------------------

狐と狸か~。
狐は稲荷―稲を運んできましたね。
稲は土地を必要とし、そこから土地の囲い込みが始まりました。

別に稲が悪いわけではなく、より富もうとする欲や嫉妬が支配を生みました。人類最初の殺人が、カイン(農耕者)によるアベル(牧畜者)の殺人です。
(とはいえ、その前に神がカインを無視したことから始まっているので、大元の原因はその神ですが。おおらかな日本の神とは違うようですね)


ところで、犭(けものへん)・豸(むじなへん)は動物を示しますので、狸・貍ともにタヌキです。
昔の中国では疫病やイナゴ、侵入者などで人里が全滅することは珍しいことではなく、そのため、人里の境界に穴を掘って犠牲にした貍を埋め人里を守るまじないとしたそうです。

貍を土や草で埋めた様子を「薶」であらわし、その略字が「埋」だそうです。埋蔵や埋没、埋葬など、「埋める」という字の中には「タヌキ」が入ってたんですね~。

狸は瀬織津姫を
埋められた狸は国常立神を暗示しますね。

狸が人里を守る―だから狸谷山不動院が平安京を守る結界とされたんですね~。





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