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酉年に「金鶏伝説」!

2017/01/03(Tue) Category : 神社・寺・城・歴史
今年は酉年ですね。
酉と言えば、「金鶏伝説」があります。

「金鶏伝説」とは、土中(山や塚)に埋められた金鶏が、多くは元旦に鳴くという伝説。皆様の近くでは鳴きましたか?

この伝説は日本全国にあって、その鳴き声を聞くことを「吉」としたり「凶」としたり地域によって様々なようです。とらえ方が違うということは、埋めた「金鶏」に対する立場が違うということでしょう。面白いよね~。


「金鶏伝説」-------------------------------------------------

たとえば、山本町史(香川県三豊市)には次のような金鶏伝説があります。
 
『大野知行寺山に金の鶏が棲んでいる。もと雌雄2羽であったが、雌鶏は伊予へ飛んでいってしまった(それが妻鳥「現在の愛媛県川之江市妻鳥町」だという)。
雄鶏はさみしくてならず、白南天の木の根元に穴を掘って地下深くかくれ、人目にかからなくなった。せめて一度だけでも雌鶏に逢いたいものと、正月元旦の朝早く地上に出て、伊予の方に向かって、ときをつくって呼んでみたが、雌鶏は出て来なかった。その後、毎年の元旦に決まったように鶏鳴暁を報ずることになったそうである。その金の鶏に声を聞く人は千万長者になるとのことである。』


『三重県内の金鶏伝説』によると、埋められている場所の6割は「黄金塚」や「金鶏塚」、埋められているのはつがいか一羽の金鶏が7割。

金鶏の変化したものとして、金の茶釜・鳳凰・獅子・馬・鈴・酒杯・縄・甲冑・鎖・轡・御羽車・唐箕又は大判小判や延べ棒などがあるそうです。それぞれの意味が垣間見えるようで興味深いですね。


金烏(きんう)が太陽神のメタファーであり、それが飛べない鳥→鶏となって地を這い、さらに埋められているわけですから、金鶏は間違いなく国常立神のメタファーでしょう。
なので「埋められた金鶏」って、一羽なら国常立神、つがいなら国常立神&瀬織津姫と類推できます。

それに、二柱に対して両方の立場(天武系vs天智系もしくは縄文系vs藤原系)があるでしょうから、金鶏が鳴いて「よし!」と思う地域も、「不気味」と思う地域もあるでしょう。

上記記事の中で、金鶏伝説にちなんだ歌が紹介されていました↓

「朝日さす 夕日かがやく 日の本に 
 金のにわとり つがいあり 
 粟ごめ三合縄一把」




「粟ごめ三合」の意味------------------------------------------------

「粟米」って何?と検索するとなんとトウモロコシの画像が出てきました。
粟米湯(スーミータン)って中国風のコーンスープのことなんですね。

中国では、トウモロコシのことを、他に次のように言うようです。
玉米、老玉米、玉茭、玉麦、包谷、包米、棒子、珍珠米

中国で黄河文明以来の主食はアワであり、「米」という漢字も本来はアワを示す文字であったそうですから、稲が主食となって以降、稲の実のことを米といい、アワの実のことを粟と呼ぶようになったのでしょうか。
日本でも新嘗祭の供物として米とともにアワが用いられているようですから、米と並び立つ重要な作物であることは確かです。


ところで、粟は緑の葉に黄金の実がなり、粟米(トウモロコシ)は緑の葉に黄色の実が包まれています。いずれも、黄(国常立神)と緑(瀬織津姫)の組み合わせですね。

『平家物語』(高野本)で、日本自体を粟散国(そくさんこく)と呼び、それは「アワのように小さな小国」の意味とされていますが、それだけではなく、「二柱が散った国」もしくは「二柱が散らばめられている国」という意味もあるかもしれませんね。


「三合」は三つが合わさっていますから、三相一体の女神(瀬織津姫)を表しているのでしょう。粟やトウモロコシも「黄」を生み守る「緑」という見方をすれば瀬織津姫。つまり、「粟ごめ三合」は瀬織津姫のことを暗示していると思います。




「縄一把」の意味------------------------------------------------

「縄」は、「糸」と「黽」からなる会意文字で、本来「黽」は大きなカエルを表していますが、ここではトカゲを表して、トカゲのように長いなわのことを「縄」と呼んだそうです。

貴船の奥宮で遭った金トカゲ(ニホントカゲ)を思い出しました。つまり、国常立神ですね。


「把」は矢を数えるのに用いる単位で、矢51筋を1把と呼ぶそうです。
まず、以前見たとおり「矢」は国常立神で「靫」は瀬織津姫でしたね。

そして、数霊「51」は、物事を原子レベルから変えていくエネルギーを持つ超強力な数霊。
また、五一をイツ・ヒと読むと、厳・霊。
厳霊(いづみたま)と瑞霊(みづみたま)、もしくは厳神と瑞神。
そう、国常立神と瀬織津姫のことです。

つまり、「縄一把」で国常立神のことを表していますね。


ということは、
「朝日さす 夕日かがやく 日の本に 金のにわとり つがいあり」
と金鶏夫婦の存在を告げた後で、その神名を述べたのでしょう。

「粟ごめ三合 縄一把」 (その名は、瀬織津姫と国常立神)


金鶏カード
【写真は、月刊誌「ムー」の付録です^^;】


・・・まぁ、本当に、庶民は工夫をし続けながら二柱を慕い続けているんですね~。日本人は無宗教と言われますが、本当に奥深い所で神とつながっているんだと思います。




金鶏(錦鶏)と銀鶏-----------------------------------------------------

さて、現実に金鶏がいます。
金鶏は「錦鶏」とも書き、雄は兜状の冠羽と腰が黄金色、胸から腹が赤く、尾羽は長く茶色。
一方、「銀鶏」という種があり、雄は冠羽が赤く、頭と胸から背にかけて光沢のある緑色、後頭部は白いうろこ状の羽で覆われ、腹は白く、尾羽は白に緑の斑があるとのこと。いずれも雌は茶色。

金鶏は黄金+赤。黄金は太陽神、赤は火神の象徴。
銀鶏は赤+緑+白。紺碧の海というように碧は「あお」「みどり」両方の読みがあり、緑(青)は水神、白は月神。

となると、
金鶏は国常立神(金龍)、
銀鶏は瀬織津姫(銀龍)
と見なしていいでしょう。

なお、金鶏と銀鶏は最もポピュラーなキジだそうです。




日本の夏、金鳥の夏-----------------------------------------------

また、金鶏は「錦鶏」のほかに「金鶏鳥」とも書きますが、「金鶏鳥」が縮まると「金鳥」―あの、ニワトリマークの金鳥ですね~。

金鳥の蚊取線香

キャッチフレーズがいいですね~。
「日本の夏、金鳥の夏」

瀬織津姫を表す季節は「春秋」です。春の桜に秋の紅葉―花見に月見に紅葉狩りがその行事。
春秋に囲まれた夏―それが太陽神アマテルであり国常立神。
(艮の金神ナンバーは7。7月ですね~)
そして封じられた冬が、地に埋められた国底立神(国常立神)。

まさに春夏秋冬―春秋のヨコ糸(海と山:瀬織津姫)と夏冬のタテ糸(天と地下:国常立神)の十字に私たちは見守られて暮らしていると感じます。

そう考えると、「金鳥の夏」とは、まさに「国常立神の世」=「常世」を表したフレーズだと思います。

それから、「きんちょう」と言えば、「阿波狸合戦(金長狸合戦)」も思い出しますね。


ところで、金鳥の蚊取線香が未来技術遺産に登録されたそうですね。おめでとうございます。
尾道市には、「白いじゅうたんの丘」と呼ばれる除虫菊の花畑があるそうです。まるで瀬織津姫(白)の畑ですね~。

『100年前に開発されたものやけど、いまだに、最も蚊に強いものです』という金鳥蚊取。今や発展途上国の人々を救ってますね~。

自然を代表する二柱をいただく日本(二本:二柱が本)は、物質文明に飲み込まれるのではなく、自然を観察し自然を生かして人類に貢献しています。外国人観光客が驚嘆する街並みのきれいさや自然や伝統との共存の在り方などは、この二柱(自然)を守る心から来ているのでしょう。この心を育み維持していきたいものです。




「金鶏の間」の復活-------------------------------------------------

ところで、その埋められた金鶏が表に登場したのが、明治14年(1881)に建造され、明治憲法の草案審議の御前会議に当てられた「金鶏の間」

壁画は金鶏と牡丹だそうです。封じられて1100年ほど経って、再び天皇の前に姿を現したわけですね。かつて天皇(持統)が封印した二柱(金鶏と牡丹)が、天皇の御前に復活したわけですから、これって結構大きな意味があるんじゃないかなぁ。

また、金鶏というと、鶏を縦横無尽に描いた天才絵師・若冲(1716-1800)を思い出します。伊藤若冲展がこれだけ評判を呼ぶのも、二柱復活の表れかもしれませんね。
若冲は「千年後には私の絵を理解してくれる人が現れるだろう」と言葉を残して亡くなりましたが、若冲が生まれたのは二柱が封印されて1000年後のことでした。

伊藤若冲 「紫陽花双鶏図」
【伊藤若冲「紫陽花双鶏図」】


日本の夏を取り戻していけるといいなぁ。
それは、金鳥の夏です。








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