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欽ちゃん球団解散に思う

2006/07/20(Thu) Category : 人物
見事だと思った。

…秋田連続児童殺害事件のこと、あちこちで続発する家庭内事件のこと、大雨被害のこと、そして…カウンセリングで接する苦しまれている人たち。

最近、琴線が揺れている。
すべてのことが、哀しいサインだらけ。
ふっと、涙が出てくる。

みな、健気に生きているのに…
あふれる気持ちを抑えようとして、頭が痛くなる

なぜ、こんなにもこの国は生き苦しくなってしまったのか。
北朝鮮と日本。対極にあるようで、とてもよく似ている。否、対極はぐるっと回って同じ所に来る。
隣人を救えないことにおいて変わりはない。

「もういいや、亡命だ、こんな国」
彼女の叫びもよく分かる…


そんな中、私の心の中にすがしい風が吹いた。
欽ちゃんは野球を、お笑いを、ファンを、地域を、子どもを…そして、山本を「愛した」。
一緒に謝る。
そして、贖罪した山本がきちんと出直すまで見守り続ける。

当たり前の大人の姿-このような当たり前の大人の姿を見るのは、もう何年ぶりだろう。
私は、欽ちゃんのインタビューに見入った。
一言一言が胸に響いた。

重い重い課題を背負った山本は、歯を食いしばってでも立ち直らざるを得ない。
欽ちゃんは、この切り捨て社会の中で、一人の男を救った。

同時に、欽ちゃんは、このフニャフニャと背骨のなくなってきた社会に背骨を作った。
居住まいを正したのは、一人山本だけではないだろう。

「茨城ゴールデンゴールズ解散」
欽ちゃんは、「どでかい夢」をぶちあげたまま、どこに辿り着くこともなく、と無念をにじませた。

しかし、私は思う。
夢に向かうためには、立ち上がることのできる心理的な背骨があることが大前提だ。
今の日本にはそれがない。
欽ちゃんは、夢に向かうための大前提である背骨作りをしたのだ、と。

背骨がない人間は、外骨格を作ろうとする。
中身がもろい人間は、人を遠ざけるために人を支配しようとする。
中身が空っぽだと、“外”を武装しようとする。
人も国も、そういう方向に向かって空しく遁走しつつある。

欽ちゃんは、夢を潰えさせたのではない。
もっともっと遙かに大きな夢に向かう基盤を、この社会に与えたのだ。


だから、私もがんばろうと思う。

『一人、二人が死ぬくらいでは変わらないくらいのこの国ならば、
居座って、生きて、書いて、書き続けて、
未来を呼ぶんだ。
一人じゃないから。生きていたいから。人間だから。』

前出の朝霧裕さんの言葉だ。


北朝鮮でも、追いつめられた民は、たくましく動き始めようとしている。
嘆いてばかりいずに、自分ができることに真摯に向き合い、行動していこうと思う。

欽ちゃん、勇気をありがとう!
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私も、なんと潔い!と思っていたのですが・・・

結局、解散撤回しちゃったんですね・・・

http://www.asahi.com/sports/update/0722/126.html?ref=rss

なんというか、私の感想はかなり微妙です。

 
    
 
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