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石山寺を歩く2―朗澄大徳遊鬼境~朗澄律師はなぜ青鬼になったのか?

2017/02/15(Wed) Category : 神社・寺・城・歴史
【石山寺を歩く】 やっと復帰!

「朗澄大徳遊鬼境」------------------------------------

石山寺中興の祖、朗澄律師(ろうちょうりっし/1131-1209)ゆかりの庭園だそうです。

石山寺 朗澄大徳遊鬼境1

朗澄律師は後白河天皇、清盛、頼朝、義経、奥州藤原氏と同時代人。
白河天皇以降の反藤原(反貴族)の流れがはっきりしてきた時代ですね。つまりは、二柱復興の時代ですから、石山寺も勢いを取り戻したことでしょう。
(参考:「樹齢1000年」が意味すること

朗澄律師は亡くなる際、一切経を守護し万民の降魔招福の為、鬼の姿になることを誓ったことから、この鬼のごとき姿になっているようです。縄文古来の「まつろわぬ者」達の姿の象徴が、この像なのでしょう。

石山寺 朗澄大徳遊鬼境2


仏教とは、形を変えた物部神道であり、一切経は日本書紀(藤原神道のバイブル)に対抗するバイブルのようなものですから、反藤原の気概を持っていたんですね。

石山寺 朗澄大徳遊鬼境3


五月第三日曜日に朗澄律師の遺徳を偲ぶための「青鬼祭」が行われているようです。




赤鬼・青鬼と前鬼・後鬼-------------------------------

青鬼と言えば、「泣いた赤鬼」に出てくる青鬼を思い出しますが、もう一つ役行者(役小角)が従えていた前鬼・後鬼(ぜんき・ごき)もいますね。

役小角(北斎)
【役小角(北斎)】

前鬼が赤鬼で夫、後鬼が青鬼で妻だそうです。
前鬼は鉄斧を手にし、笈(おい:竹編みの籠)を背負っている。
後鬼は理水(霊水)が入った水瓶を手にし、種を入れた笈を背負っている。

後鬼は女鬼であり、色が青であり、水瓶を持っていますから瀬織津姫の化身と言えるでしょう。すると、前鬼・後鬼で二柱を表している?

いえ、赤も青も瀬織津姫カラーですので、両鬼ともに瀬織津姫の化身のように思います。八葉蓮華の中に座す大日如来のようなもので柱は中心に1本ですから、仮に役行者を国常立神とみなせば前鬼・後鬼は両方とも瀬織津姫でしょう。(役行者については、いずれ書くときがあると思います)


また、神話は常に性と密着しています。
たとえば陰茎を思い浮かべると柱+2つの玉ですね。

柱は言わずと知れた金精大明神(国常立神)。
玉の中には種がありますので、種を入れた笈を背負っている鬼は“玉”と見なしてもいいでしょう。そして、「玉」は瀬織津姫を表します。
そう見ると、前鬼・後鬼の毛の様子がいかにもという感じですよね。

八葉蓮華の中心に座す大日如来のごとく、瀬織津姫の表象に囲まれた1柱が瀬織津姫と国常立神の基本形です。瀬織津姫は観音であり毘沙門天であるように、両性の形で現れます。前鬼・後鬼も、ともに瀬織津姫と見なしていいでしょう。

その中でも特に、女鬼である青鬼を朗澄律師としたところに、瀬織津姫を守ろうとした師の姿が偲ばれます。




「金玉」は何を表しているのか-----------------------------------

ところで、金の玉というと・・・


【たんたんたぬきの】

「狸の睾丸(きんたま)八畳敷き」と言われますね。
確かに下記の絵を見ていると、そのくらいありそうです。
原本は下記(非営利目的での使用が許可されています)。
Raccoon Dogs

歌川国芳の狸絵1


描いたのは江戸末期の反骨の浮世絵師・歌川国芳(うたがわくによし/1798-1861)。巨大ながしゃどくろを描いた「相馬の古内裏」という絵が有名ですが、幕府を風刺する題材も多々描き、何度も奉行所に呼び出されては尋問を受け、罰金を取られ、始末書を書かされたりしつつ絵筆をとり続けた反骨の絵師です。

「八畳敷き」というのは、同じく江戸時代の金箔を作る職人の間から生まれたそうで、金1匁(3.75g)が8畳敷きの大きさまで延びることからこのように言われるようになったというトリビアがありますが、それだけだとすんなり「狸の金玉」につながりません。

上記で見るとおり、おそらく「金玉」は「金神の玉姫」→「坤の金神」=瀬織津姫を表しているでしょう。そして、坤のナンバーは「八」ですから(先天八卦)、「金玉」が瀬織津姫を表していることを「八畳」で示したのではないかと思います。また、「二」も瀬織津姫ですから(後天八卦)、金玉「2つ」で瀬織津姫を表しているのでしょう。

つまり、「二つ」「金玉」「八畳敷き」はすべて瀬織津姫を暗示するコードなのです。(参考:「粟ごめ三合」の意味

狸本体を国常立神とすれば、ぶら下がっている2つの金玉が瀬織津姫。
北斎の前鬼・後鬼を従える役行者(役小角)像と同じ構図ですね。




歌川国芳の描いた狸が表していること------------------------------

そう思って下記の歌川国芳の狸絵の連作を見ますと感慨深いものがあります。

雨から身を守り
歌川国芳の狸絵2

寒さからも身を守り
歌川国芳の狸絵3

魚を捕るときも
歌川国芳の狸絵4

客を運ぶときも
歌川国芳の狸絵5

衣食住及び商売のあらゆる場面で金玉が大活躍。
瀬織津姫が国常立神を守り助けているだけでなく、私達の生活の全てが瀬織津姫に助けられているんだよということを歌川国芳が教えているように思います。

公儀に逆らった赤穂浪士を称えることはご法度とされた時代に四十七士を描いたわけですから、まさに「一勇斎」という画号に相応しい反骨の絵師でした。他に彩芳舎、朝桜楼、雪谷、仙真とも号したそうですが、その号にも瀬織津姫が秘せられていますね。

その反骨の国芳が描いた狸絵は、まさに秘された二柱を堂々と表したものだったのではないでしょうか。





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