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春の庭模様―12.紫苑と姫紫苑、春紫菀と姫女菀

2017/06/13(Tue) Category : 自然が教えてくれた
【春の庭模様】

見返り美人?

ハルジオン 01


ヒメジョオン? 
ではなくハルジオンなんだよね~。
背が低いし、蕾が下を向いているし、花弁が細いし。

ところで、ハルジオンもヒメジョオンも外来種(帰化植物)。
それ以前に、日本にはシオン(紫苑)とヒメシオン(姫紫苑)がありました。




「紫苑」(しおん)----------------------------------------------------------

花形状 中央は黄色、周囲は薄紫の舌状花。
花言葉 「君の事を忘れない」「遠い人を思う」「追想」
別 名 十五夜草、鬼の醜草(オニノシコグサ)、シオニ、
     カノシタ(加乃舌)、ノシ(乃之・能之)
紫苑色 表は薄紫、裏は青。
     または、表は蘇芳(すおう)、裏は萌葱(もえぎ)。秋に用いる。


さて、紫苑の「苑」は「菀」。草冠+「宛」です。
「宛」という漢字は、「屋根・家屋」の象形と「月の半ば見える象形」と「ひざまずく人の象形」から、「屋内で身をくつろぎ曲げて休む」を意味する(OK辞典)、とあります。

けれど、その解説と「宛」の字義がしっくりきません。漢字の象形通り、家の中で(公ではなく密かに)、月に向かって祈っている風情の方が、「かがむ」「従う」「あて」(心の中で期待している物事、決意した行動の目標)等々の意味に沿います。ただ、月に向かって祈る、決意するというイメージは瀬織津姫を連想させますから、そういう説明は駄目だったんでしょう。

さらに、「菀」から「宀」を取り去りました。
「宀」は、「山の形をした屋根を持つ家」の象形です。山は雲を呼び、雲は雨を降らせますから、山も瀬織津姫の象徴です。「宀」(山)と「夕」(月)の上に「艹」(草冠)と来れば、完璧に瀬織津姫ですからね~。瀬織津姫を封じるためには、この漢字を変えざるを得なかったのでしょう。

そこで、「夗」を「ゆるやかに曲がること」を表すとし、それに「艹」をつけて「ゆるやかな起伏に草木が生える土地」を表現したとしています。そこから、「草木を植えた庭園」や「まきば」を「苑」と言うなど。さらに、「囲まれた場所」から「物事の集まるところ」の意味も付加されました(御苑など)―とのこと。
まぁ見事だと思いますが、それなら次のように解釈した方が字本来の意味に近いでしょう。

【苑】
・「ひざまずく人の象形」は「屋内で身をくつろぎ曲げて休む」形にも見えるので、「夗」は月に見守られて安心して休むことを意味し、それに「宀」(屋根)の代わりに「艹」をつけることで、草原(屋外)で安心して休める場所のことを指す。そこから、「人が休める草木を植えた庭園」のことを「苑」と言い、そこが「囲まれた場所」であることから「物事の集まるところ」の意味も付加され「御苑」などのように使われるようになった。
また、「まきば」を「苑」というのは、馬(国常立神)が休める「月に見守られた草原」(瀬織津姫)だからである。

このように説明されるとしっくり頭に入りますね~(^^)。
それに、これだと「苑」が瀬織津姫を表すことがはっきりしますので、シオンという呼び名の植物に「紫苑」という字を当てた意図が明確になります。紫も瀬織津姫カラーですからね。
ついでに、シオンの古名や別名を見てみますと「十五夜草」「鬼の醜草」などが出てきます。

「十五夜草」も直裁に「瀬織津姫草」と言っているようなものですね。

「鬼の醜草」はどうでしょうか。
「鬼」は、「異様な面をつけて酒を注いで神に仕える人」の象形で、「グロテスクな頭部を持つ人」→「鬼」という字ができたようです。この「酒を注いで神に仕える人」とは神に仕える巫女さん。つまり、太陽神(アマテル)に仕える瀬織津姫を暗示しますから、「鬼」とはまさに瀬織津姫のことでした。
藤原神道から見れば、まさに縄文古来の神は「鬼」だったことでしょう。

「醜」は、「酉」+「鬼」=「酒」+「鬼」で、「佐気」も「鬼」も瀬織津姫です。けれど、表層的には酒を飲んだ赤ら顔でグロテスクな頭部を持つ人ですから、「みにくい(見苦しい、容姿が悪い)」となったわけです。瀬織津姫の化身である磐長姫も「醜女」でしたね。

ということで、「鬼の醜草」も「瀬織津姫草」と言っていますね。


すると、「シオニ」は「紫鬼」だったのかもしれません。
当時、これは瀬織津姫を表す花だと見定めて「紫鬼」と名付け、
それが「シオン」と音韻変化し、
それに「紫菀」という漢字を当て、
後年そこから「宀」を取って「紫苑」になったのかも。


となると、「カノシタ」の意味も見えてきます。瀬織津姫の神使いの一つは「鹿」です。シオンの花弁は舌が少し反ったような形をしているので、その形状及び瀬織津姫の両方を表すものとして「鹿の舌」(カノシタ)と暗号で呼んだのではないでしょうか。ただ、それではあまりのもわかりやすいので、「加乃舌」と捻ったのでしょう。

「加」は「力」+「口」→これは、「力強い腕」と「祈りの言葉」を意味しているそうで、言葉による決意が伴う行動は、まさに“加速”させますね。「くわえる」とはそういう意味なのでしょう。そして、「口」は瀬織津姫を表しますから、まさに「加」(力を持つ口)も瀬織津姫を暗示します。なので、「鹿の舌」を「加乃舌」にひねったのでしょう。

けれどそれでも暗示できますので、もっとわかりにくい暗号にするために、よくあるパターンですが頭と尾を切り落とす―すると「カノシタ」は「ノシ」になります。それに「乃之・能之」の字を当てたのではないしょうか。

いやはや、名を消す側の努力と、わかりにくくなってもなんとか残したい側の努力の攻防の跡を見る思いがしますが、双方の努力の結果、現代の日本では二柱の名前はほとんど忘れ去られていたわけですね。

しかも、紫苑は九州の山間部に少数が自生するのみで、絶滅危惧種です。
いやはや、やってくれますね~。

思わずたどってしまいましたが、「紫苑」は瀬織津姫でした。
花言葉がピッタリですね~。




「姫紫苑」(ひめしおん)---------------------------------------------------

花形状 周囲が白、中央が黄色の頭状花
花言葉 ?
別 名 返魂草、夜奔牛

瀬織津姫(神)は陰陽の顔を持ちますから、紫苑があれば姫紫苑もあるでしょう。「姫」は“小さい”意とされていますが、陽の紫苑に対して陰の紫苑という意味もあるでしょう。

姫紫苑については情報が少ないですね~。
別名についても判然としませんが、瀬織津姫は黄泉の国も司りますから、「返魂」はそれに関わるのかも。また、「草」「夜」「牛」は瀬織津姫関連ワードですね。

それに、古代「姫」と言えば瀬織津姫ですから、この「姫紫苑」という名前及びその存在自体を隠そうとしたことでしょう。

それが、ヒメジョオンとハルジオンの導入だったのでしょう。
ヒメジョオンは1865年頃に持ち込まれ、
ハルジオンは1920年代に持ち込まれ、
両方とも山間部にまで盛大にはびこりました。

農作物や牧草の生育を妨害し、在来植物を駆逐してくため、現在は両者ともに「要注意外来生物」に指定されており、日本の「侵略的外来種ワースト100」にも選定されています。そう思ってみると、葉っぱが鎌のようにも見えますね。

ハルジオン 03


それにしても、そこまではびこらせたかって感じですが、国のベクトルが変わらない限り、一度決めたベクトルで無人ブルドーザーのように動き続けるのが組織というものです。

人の人生も同じ。無意識に作ったベクトル(脚本)に気づき、生まれ直して方向転換するという決断をしない限り、ベクトル(脚本)に沿った行動をし続けることになります。いえ、その脚本(虚構)を現実化することが人生そのものとなってしまうのです。

ですから、瀬織津姫の名を消す作業は明治に至るまで千年以上も続いたということですが、上記を見れば大正に至ってもやっていたわけで、水面下ではまだ続いているかもしれません。だからこそ、「君の名は。」の大ヒットは、私にはとても嬉しいことでした。





「春紫菀」(ハルジオン)----------------------------------------------------

ハルジオン 04

花形状 中央は黄色、周囲は白の舌状花。
花言葉 「追想の愛」
別 名 貧乏草

紫苑は秋の花ですから、「春に咲く紫苑」ということで春紫苑と名付けられたようですが、これで紫苑と対になるべき姫紫苑を押しのけましたね。
また、「はるしおん」としてもよいはずですが、「ハルジオン」と強い響きを付け「ヒメジョオン」とペアにすることで、「しおん」自体をかすませていきます。

さて、「ハルジオン&ヒメジョオン」が「しおん&ひめしおん」キラーとして輸入されたと推理すると面白いことがわかります。
別名に「貧乏草」とありますね。なぜそう呼ばれるのか?「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまうと言われている」からだそうです。たかだか1920年代に持ち込まれ、まだ100年も経たない草なので、そういう伝説ができるはずもありません。

では、その「謂れ」があることの効果って何でしょうか。
そう、誰も摘み取りませんよね~。つまり、人に摘み取らせず、はびこらせるために、わざとこういう「謂れ」を作ったのではないでしょうか(賢いよね~)。




「姫女菀」(ヒメジョオン)--------------------------------------------------

花形状 中央は黄色、周囲は白の舌状花。
花言葉 「素朴で清楚」
別 名 柳葉姫菊(やなぎばひめぎく)、鉄道草(てつどうぐさ)

wikiに『驚異的な繁殖能力』『駆除がとても難しい』とありますね。そこを狙って導入したわけです。「鉄道草」と言われるとおり、線路の脇の道路沿いなどに背の高いヒメジョオンがたくさん咲いています。

導入時は、「柳葉姫菊」(やなぎばひめぎく)という名もつけられたようですが、目的がおそらく「姫紫苑」の駆逐にありますから、似たような名前にしなければならなかったでしょう。
ただし、「ヒメジオン」にしてしまうと、「ひめしおん」も類似検索されてしまいます。「ひめしおん」は消去しつつ、この外来種に注目させなければなりません。そこで出てきたのが「ヒメジョオン」だったのではないでしょうか。

おまけに「ハルジオン」と「ヒメジョオン」と対にすることで、「ハルジョオンじゃないよ」、「ヒメジオンじゃないよ」と、この微妙な差に注意を惹きつけることができるわけです。そういうことに気をとられている間に、「しおん」と「ひめしおん」は忘れ去られていくわけですね。

このやり方も、現代文明が巧みに人々を欺すやり方と同じです。資本主義と共産主義を対にし、その両者間で争わせることで、「非所有の文化」から目をそらさせ、「所有の文明」を維持できるわけです。争うことができるのは、いずれも「所有」という土俵の上に立っているから。「私産」VS「共産」の争いは、どちらに転んだところで「所有」の勝ちなのです。

最近の政治は「自国第一主義VSグローバル主義」のように書かれていますが、これも「資本VS共産」「キリスト教VSイスラム教」と同じく、同じ土俵に引き釣り出して闘わせようとするもの。いずれも「所有の概念」が土台にあるので、どちらに転んでもいいわけです。

別の言葉で言えば、「小さな政府VS大きな政府」でもいいですが、それは「自助VS公助」を対立概念にしたものと言ってもいいかもしれません。それらは対立概念ではありませんし、何より「共助」が抜けています。日本は、「共助社会」でした。

「自助VS公助」の二項対立ではなく、「自助・共助・公助」の三項共立が、支え合う「人」の世界なのでしょう。

縄文が非所有の世界とすれば、弥生以降は所有の世界。
その所有(持てる者と持たざる者)のアンバランスが1:99(いえ、1:9999999くらい? ^^;)になってようやくのこと、人類はなんかおかしいと行動し始めましたが、この行き詰まりを打開するのは所有と非所有のバランスをどう取るかにかかっているでしょう。




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ハルジオン 05


ハルジオン 06


ハルジオン 07


花に罪はないけれど、「ハルジオン&ヒメジョオン」が「侵略的外来種ワースト100」に選定されるほどはびこる一方で、絶滅危惧種となった「しおん&ひめしおん」―瀬織津姫を消し去った持統以前と以降の日本社会のあり方を象徴しているようです。
持統天皇&藤原不比等がそこまで突っ走ったのは、「存在不安」+「居場所がない」ことからくる渇望。

新たな文明の価値を提供できるのは、人類史上に燦然と輝く縄文を現出させた日本なのですが、「存在不安」が根っこにある限り、その思考の結果は支配と対立を生み出します。結局、自律する人が一人、また一人と増える以外に道はないように思います。
私たち一人一人の自覚にかかっているのです。





【松任谷由実 「ハルジョオン・ヒメジョオン」】

ヒメジョオンに埋もれた世界は、虚構なのかもしれませんね。







日本の侵略的外来種ワースト100

上記の中にハルジオン、ヒメジョオンが入っている厄介な植物です。




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