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持統天皇が蕪(かぶ)を勧めた理由(蕪菁・蔓菁・鈴菜・菘)

2017/06/27(Tue) Category : 神社・寺・城・歴史
【春の庭模様】  【7.大根の花 追記】1

ところで、カブとダイコンはとても面白い関係がありますね。

蕪  →旧名は菘  (すずな)  花は黄色。甘味が強い。
大根→旧名は菘代(すずなしろ)花は白。 辛味が強い。

大根は菘ととほぼ同じ栄養で、「菘に代わるもの」の意味だそうです。
つまり、カブが格上で大事にされていたということですね。

でも、
大根は弥生時代に到来し、
蕪  は奈良時代に到来しているようです。

大根の方が遙かに古い。
奈良時代の頃は大根が土着で、カブは新規外来種だったわけです。

また、持統天皇は蕪菁(あおな)を植えるよう詔を出したそうです。
その後カブは、万葉集(753年)では蔓菁(あおな)、茎立(くくたち/菜薹(とう)の立った蕪)という名前で登場します。

輸入した頃は、「あおな」と呼ばれていたんですね。
そして、瀬織津姫を抹殺した張本人が出てきましたね。
その持統天皇がカブを勧め、後の時代に「菘」>「菘代」と名前が付いたということは、なにやら臭うものがあります。もしかしてカブは大根キラーだったのかも・・・。

カブとはどういう植物なのか、調べてみました。



蕪(かぶ)--------------------------------------------------------

1.地味に乏しい土地でもよくとれる
2.根は淡色野菜、葉や茎は緑黄色野菜で様々な栄養を含む
3.春には苗、夏には心、秋には茎、冬には根をそれぞれ食する蔬菜として重要(「苗」とは、間引いた後の葉っぱのことでしょうか。「心」は丸い胚軸の部分、「根」は胚軸に続く尻尾のような部分、と思われます)
4.種は油分が豊富で、かつてはアブラナと並ぶ油用植物
5.諸葛孔明が行軍の先々でカブをつくらせた→「諸葛菜」(しょかつさい)
6.元祖、黄色い「菜の花」
7.すずなは冬の季語。その白さを雪にたとえられ詠まれることが多い。

カブって万能野菜だったんですね~。
その実用性と「雪」にたとえられるところから、昔の人はカブを瀬織津姫植物と認識していたのでしょう。
野菜図鑑 かぶ




蕪菁(あおな)-------------------------------------------------

奈良平安の頃は「あおな」と呼ばれていたようですが、なぜ「あおな」だったのか。あるいは漢名の「蕪菁」を和読みにしたのでしょうか。

「蕪」=草冠+無
撫子の所で見ましたが、無は「舞う姿」を表していました。
「舞う姿」に草冠ですから、「蕪」は瀬織津姫(天鈿女)を表しているでしょう。

「菁」=草冠+靑
「靑」は「丹」から「生」まれたと書きます。だから、
「菁」は「丹」から「生」まれた初々しい新緑の「草」。

丹とは水銀。
水銀が信仰されたのは、水銀が金を生んだからです。

水銀は、常温常圧で唯一の液体金属。その水銀が鉱物から金を取り出し、加熱すると水銀だけが蒸発して金が残る。水銀は金を生む奇跡の液体でした。
銀竜(瀬織津姫)が地に埋められた金龍(国常立神)を包み救う―水銀は、水神であり大銀竜である瀬織津姫にピッタリでした。

金よりも大事にされた水銀パワーへの信仰の根っこにあったのは、瀬織津姫への信仰でしょう。瀬織津姫に守られ救われたい―それが体に丹を塗ることにつながり、やがて不老不死の最高薬として水銀が用いられることになり、権力者や識者が水銀中毒で亡くなっていくことになるのでしょう。


ところで、
丹土(につち)は赤土のこと。
土丹(どたん)は青味がかったグレーの硬質な粘土(泥岩)。

土の上の方にある層と、下の方にある層を区分していますね。
そして、丹に赤と青の2つの意味を持たせていることがわかります。

また、土そのものも土(に)と言います。面白いね~。
丹は土に通じているわけです。

ここで、古代の「あお」は「初々しい緑」を指していたことを踏まえると、「土から生まれた初々しい新緑の草」のイメージを強調するために、同じく土も意味する「丹」をもってきて「丹から生まれた初々しい新緑の草」という漢字を作ったのではないでしょうか。
新緑の草も瀬織津姫ですし、丹も瀬織津姫を表しますから、そうしたかったのかもしれません。

こうしてできた「菁」は、「初々しい新緑の植物」を表すイメージ漢字なのです。

「あおな」とは、「初々しい緑の菜」ということなのでしょう。
それに合う漢字を作り上げたのが(あるいは中国から援用したのが)、「蕪」も「菁」も瀬織津姫を暗示する「蕪菁」という熟語でした。

<参考>
大地の「赤」―丹土色があります
丹土色で再現された平等院鳳凰堂
土の性質と盛土材料 土丹の写真があります



蔓菁(あおな)--------------------------------------------------

「菁」は、上記より「初々しい新緑の植物」を表します。

「蔓」は、草冠+「曼」
「曼」の真ん中は「目」を表し、それを挟んで上下にあるのは「手」だそうで、「目を切れ長に見せるような化粧の様」だそうです(へぇ~)。それに「長い」という意味を持たせて、草冠を付けることで「長い草」→「つる」となったそう。

「長い」という意味を持たせるなら他にも象形はあったでしょうが、わざわざ「目」と「手」を持ってきたところに意味が込められているなぁ~、と感じました。何しろ、瀬織津姫は「千手千眼」ですからね。

蔓草(つるくさ)を葛(かずら)とも言い、その代表格は、その字の通り葛(くず)。葛は代表的な瀬織津姫植物でしたね。

だから、「蔓」を表す字には、なんとしても瀬織津姫を暗示する漢字を使いたかったのではないでしょうか。

そして、蕪(かぶ)は蔓植物ではないのにわざわざこの字を用いているところに、蕪が瀬織津姫植物であることを示そうとする暗示がうかがわれます。


なお、蕪菁(あおな)と蔓菁(あおな)の両頭文字をとった「蕪蔓」(ぶまん)という字があり、「雑草が蔓延って(はびこって)荒れ果てている様」を言うようです。
これも、瀬織津姫に対するネガティブキャンペーンの一つに思えます。あるいは、「荒神」の意味を持たせているのかもしれません。




鈴菜(すずな)-----------------------------------------------------

さて、(あおな)がいつから(すずな)になったのか。
「すず」は、古語で涼、青を意味したようですから、「あお・な」が「すず・な」になってもおかしくはありません。

「あお」は瀬織津姫を彷彿とさせますので変えたかったのかもしれませんが、現代では「鈴菜」の字が充てられています。

「鈴」は「金+令」。

「金」は「全」+「、、」で、「全」は神を祀る柱状の土、「、、」は土中の金属。
古代、丹が土を表すほど、土中の金属と言えば丹(水銀)だったわけです。金が最も大切ですが、その金を生むのは水銀でしたので水銀が最重要だったのです。すると、神を祀る柱状の土(全)に含まれる金属「、、」は水銀を指すでしょう。

つまり、「金」という字には水銀が含まれていたんですね。「金」は大銀竜であり坤の金神である瀬織津姫を同時に表していたんですね~。見事です。瀬織津姫から転じた神々が金運、財運を司るのはここからも来ているのでしょうね。


「令」はひざまずいて神意を聴く冠をいただいた人。
日本において神意を聴く最高位の人は天皇ですから、「令」は天皇を表すでしょう。

ちなみに「令」+「口」で「命」になります。元は、「聴いた神意を申しつける」という意味です(命令、命名など)。神意から生まれたのが命。また、神意を実行していくのが「生命」なのでしょう。


さて、「鈴」は「金」の神意を聴く姿(令)=天皇が瀬織津姫の神意を聴く姿を現しているんですね~。

神社に鈴が付いているのは、参拝に来たことを神に知らせるためと言われていますが、その神とは瀬織津姫であることが、「鈴」という漢字からわかりますね。

また、「鈴」が「涼」に通じることを考えると、「金」を「冷やす」を連想します。金神を冷やす(鎮める)ことができるのは、水神・瀬織津姫だけですね。

いずれにせよ、「鈴菜」とは「瀬織津姫の菜」という意味でした。




菘(すずな)-----------------------------------------------------

鈴菜になる前は、「菘」の字を当てています。草冠に松。
松はアマテル(国常立神)を象徴する木でしたね。
木+公で、公は天皇を表しますから、木の天皇→アマテル(国常立神)の象徴を「松」に見たので、この字を充てたのでしょう。

持統の頃には「蕪」の字が使われていましたから、「蕪」→「菘」になったわけです。「無」が瀬織津姫、「松」がアマテル(国常立神)ですから、草冠の下がまんま入れ替わったわけですね。そこにどういう意味を持たせたのでしょうか。

ここで注目したいのは、蕪菁、蔓菁、鈴菜、それに蕪菜(かぶな、かぶらな)というのもありますが―いずれもカブの葉の部分を指しているということ。土の上に見える菜の部分に注目していたから「菜の花」といえば、カブの花だったわけです。そのカブの花は黄色でしたね。

白く丸い形は瀬織津姫を象徴しますが、そこから生まれた黄色い花ということになるとアマテル(国常立神)。つまり、菜の部分は白カブから生まれたアマテル(国常立神)と見立てたのでしょう。そして、「すずな」という読みに「菘」の字を充てたのではないでしょうか。


加えて、もう一つ意図がありそうです。
それは、大根を駆逐しカブを普及させたいという持統の策略です。
弥生以来日本に根付いている大根よりも、外来種のカブを格上にしたいわけですから、名前の工夫をしたでしょう。

それが、カブに菘(すずな)という漢字を与えたことです。
何しろアマテル(国常立神)の名を持ってきたわけですから、「菘」が菜っ葉類の頂点です。そして、大根に新たに「菘代(すずなしろ)」という、いかにも「菘の代用品」という名を付けることで逆転させる―これが目的だったのではないでしょうか。

けれど、庶民は負けていませんでした。
大根の人気は衰えることなく、世界一の大根(桜島大根)や世界一長い守口大根などを作りました。

また、「菘代」の代わりに「清白」という名を付けました。
「清白」は「せいはく」とも読みますが、その意味は「品行などがきよく汚れがないこと。潔白。」です。





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