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毬打-三毬杖-左義長~ひだりぎっちょ

2017/07/21(Fri) Category : 自然が教えてくれた
【春の庭模様】  【8.こでまり 追記】4

毬打-三毬杖-左義長~ひだりぎっちょ----------------------------

ところで、木製のまりを打つ正月の遊技を毬打(ぎっちょう/ぎちょう)と言います。また、そのまりを打つ杖のことも毬杖(ぎっちょう/ぎちょう)と言います。この毬杖は右手に持つ習わしになっていて、それを左手で持った(左利き)ことを「左毬杖」(ひだりぎっちょう)と呼んだとか。

また、宮中の清涼殿の東庭で、青竹を束ねて立て3本の毬杖を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いて、その年の吉兆を占ったという行事があったそうです。3本の毬杖を結んだことから、「三毬杖」(さぎちょう)と呼ばれたそうです。

これが民間に伝わって、田んぼに竹三本で櫓を組み、その年に飾った門松や注連飾り、書き初めなどを持ち寄って焼く神事―いわゆる、お焚き上げ、どんど焼きが行われるようになったそう。これを「左義長」と呼んだりします。

左毬杖 さぎっちょう、ひだりぎっちょう
三毬杖 さぎちょう
左義長 さぎちょう

なるほどね~~・・・長年をかけた言葉の変化が面白いね~。
それにしても「さ」(瀬織津姫)の暗示がありますね。


さて、余談から。
私は左利きですので(字や箸は右ですが)、小さい頃は「ぎっちょ」「ひだりぎっちょ」と言われたことがありました。意味がわからないながら、いやわからないからこそ嫌な響きだよね。でも、なーんだ「左毬杖」からきていたんだね~。

それにしても平安の言葉が1000年を超えて残っているわけですから、日本語ってすごいよね~、と思うと同時に、1000年前は「ぎっちょう」と言えば「右」が当然だったのが、今や「ぎっちょ」と言えば「左利き」のことですから、時代を経て真逆の意味になっている言葉もたくさんあることでしょう。


ところで、なぜ右に持たなければならなかったのか。
古代の戈(ほこ)は、柄の先に直角に刃が付いていて敵を横になぎ払うもので、すぐに敵対できるよう右に置くことになっていたそうです。
その名残が、瀬織津姫の化身である不動明王と毘沙門天が三鈷剣(不動明王)や三叉戟(毘沙門天)という戈を右手に持つことに現れています。
【金盞花】




藪と数霊-----------------------------------------

余談はさておき、「毬打」を知ってなるほどと思ったのは、数の旧字「數」について。
前記事で、高く結い上げた婦人の髪(婁)を打って(攴)乱すことを「數數」(さくさく)という―とありましたが、なぜ髪を乱すのにわざわざ「打つ(攴)」という行為を当てたのかがわからなかったのです。

元々「やぶ」という言葉の第一義は「さわ」ですから、そこに繁茂している草を髪の乱れで表すのなら「濡れ髪」の象形でもいいわけです。なぜ、「打って乱す」象形を選んだのか?

それは、占うことに通じているからなんだなーとわかりました。古代の占いは、亀、鹿、牛(いずれも瀬織津姫)の骨を焼いて「ボクッ」という音ともに現れる亀裂を見て占っていました。その「ボクッ」という音と亀裂を表したのが「卜」(うらなう/ボク)という漢字です。

律令制では神祇官 (じんぎかん) に仕えた職員のことを卜部(うらべ)と言い、卜占 (ぼくせん) による吉凶の判断をつかさどりましたが、古代の占いの最優先事項は天候でしょう。
まぁ、森羅万象を占うわけですが、森羅万象が瀬織津姫ですので、当然瀬織津姫を象徴するものを使ったわけです。それが、亀、鹿、牛の骨でした。けれど、それに変わるものを人工的に作った―それが、「毬」です。

骨は焼いて亀裂を入れたわけですが、毬ならば叩いて毛を乱す―その乱れ方で占うということも考えられるでしょう。もしかすると、乱れた毛の数を数えたのかもしれません。
だから、婦人の髪(婁)を打って(攴)乱す「數數」(さくさく)から、「数」が生まれ、そこから「数霊」が生まれたのかもしれませんね。

おそらく、毬杖で毬を打つ神事があったのでしょう。そのとき、まさに「ボクッ」という音がしたのでしょう。そして、最後に焼く―つまり、亀卜などの獣骨を用いる「骨卜」(こつぼく)の進化形として毬杖という神事ができたのでしょうね。そして、神事が相撲というスポーツになったように、毬杖も毬打というスポーツになったのでしょう。






【「ぎっちょんちょん」&「さのさ節」】





【土取利行 「ぎっちょんちょん」】





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