スズカケノキとはっぱ隊
2017/07/25(Tue) Category : 自然が教えてくれた
【春の庭模様】 【8.こでまり 追記】6
鈴懸草(長絹蔓)は、山伏が鈴懸(麻衣)の上にまとう結袈裟(ゆいげさ)のぼんぼりによく似ていました。その鈴懸という衣装の名から名付けられましたが、それ以前は長絹蔓(ちょうけんかずら)とも言われていました。
そして、能で舞子が着る長絹も山伏が着る鈴懸も、まさに蝶がモデルであることがわかりました。では、スズカケノキは―。
●スズカケノキ-----------------------------------------------
さて、スズカケノキは、果実がまさに鈴を垂らしているような形―そこから来た名前なんだなぁと思える実です。下記に写真があります。
・アメリカスズカケノキ
・プラタナス
日本には、スズカケノキとアメリカスズカケノキ、そして両者の雑種のモミジバスズカケノキの3種があるそうです。いずれも、葉が大きく「platys(広い)」ので、総称してプラタナスと言うそうです。そういうことだったんだねー。
プラタナスは、世界四大街路樹(プラタナス、ニレ、ボダイジュ、マロニエ)の一つ。日本でプラタナスといえば、もっぱらモミジバスズカケノキのことだそうです。3種の違いは下記の説明をどうぞ↓
【スズカケノキ解説】
葉っぱの違いは、下記に標本画があります。
・スズカケノキ
モミジバはカエデに似ている―とありますが、上野標本画を見ると、私には「葛の葉」の方がしっくりきます。葛の葉を鋸歯にしたら、まんまモミジバスズカケノキだよね。
これほど似ているのに「クズノハスズカケノキ」にしなかったのは、「葛の葉」が瀬織津姫を表すことが知れ渡っていたからでしょうし、「藤VS葛」で言えば「葛」という名が広がるのも避けたいでしょうし、「葛の葉伝説」など、おどろおどろしい伝説を彷彿とさせる葛の葉よりもモミジバの方が可愛いでしょうし・・・人を安心させる街路樹が怖くては困るもんね。
まぁ冗談はさておき、樹皮は淡灰褐色あるいは灰緑色で、大きく不規則に剥がれ、その跡が淡緑灰色の「鹿の子まだら模様」になるそうですから、モミジバスズカケノキも瀬織津姫植物ですね。
なお、フウ(楓)という江戸中期に渡来した紅葉の綺麗な木があります。当時は「男桂」(オカツラ)だったようですから、「桂」と併せて陰陽(瀬織津姫の陰陽)を表そうとしたのでしょうか。
いつから「フウ」になったのか知りませんが、既にカエデ(楓)があるのに、わざわざ「楓」という漢字を付けるところが怪しい。しかもモミジバフウ(紅葉葉楓/アメリカフウ)というのがあって、その葉っぱはモミジに似ていますし、果実はモミジバスズカケノキに似ています。ややこしいですね~。
●道祖神としてのモミジバスズカケ(プラタナス)--------------------
それにねー、上記ビデオの説明にもありましたが、他のスズカケと違って、モミジバスズカケの実は2つなんですよ。3種あるスズカケの中で、なぜ街路樹としてモミジバが選ばれたのか? その決定要素の一つが「実は2つ」というところにあると思います。
つまり、ペア(国常立神&瀬織津姫)だよね。
この二柱ペアは「道祖神」などに姿を変えて町や村を守ってきた「守り神」でした。だから、町を守る街路樹にペア(国常立神&瀬織津姫)が宿るモミジバを持ってくるのは自然の成り行きだったと思います。二柱がいかに名を消されようとも、日本人の心の奥深くにしっかりと根付いている証だと思います。
とはいえ、公に讃えることができないのは物寂しいよね。
モミジバスズカケ(プラタナス)は、頑張って立っている。
けれど、人の心が自然との共生意識を取り戻さない限り、やがて頑張っている生態系も崩壊してしまうでしょう。
瀬織津姫植物の絶滅や山体崩壊は、いわば瀬織津姫崩壊(=自然のバランス崩壊)の兆しも示しているのかもしれません。
隠れ神とされてしまった国常立神(アマテル)に再登場してほしいもの。今は、その存在は風となっています。(風というと、松風を思い浮かべてしまいます)
そう思うと、次の歌が意味深に聞こえます。
【はしだのりひことシューベルツ 「風」】
●釦(ボタン)の木------------------------------------------------
ところで、明治期に輸入したアメリカスズカケノキは別名「釦の木」とも言うそうです。buttonwoodをそのまま訳したのかもしれませんが、「釦」=「金の口」→金も口も瀬織津姫を表しますが、たまたまそうなったんでしょうかね。面白いですね。
●はっぱ隊「YATTA!」----------------------------------------------
ところでねー、この葉っぱと2つの実を見ていると、どうしても思い出すのが「はっぱ隊」!(笑)
金玉も瀬織津姫だし、葉っぱが金精様(国常立神)を守るあのフォルムも二柱を彷彿とさせるし、はっぱ隊は実はすごい踊りを踊っていたのでは?!
モミジバスズカケの葉で踊ってくれていたら完璧だったかも(^^;)。
【はっぱ隊 「YATTA!」】
鈴懸草(長絹蔓)は、山伏が鈴懸(麻衣)の上にまとう結袈裟(ゆいげさ)のぼんぼりによく似ていました。その鈴懸という衣装の名から名付けられましたが、それ以前は長絹蔓(ちょうけんかずら)とも言われていました。
そして、能で舞子が着る長絹も山伏が着る鈴懸も、まさに蝶がモデルであることがわかりました。では、スズカケノキは―。
●スズカケノキ-----------------------------------------------
さて、スズカケノキは、果実がまさに鈴を垂らしているような形―そこから来た名前なんだなぁと思える実です。下記に写真があります。
・アメリカスズカケノキ
・プラタナス
日本には、スズカケノキとアメリカスズカケノキ、そして両者の雑種のモミジバスズカケノキの3種があるそうです。いずれも、葉が大きく「platys(広い)」ので、総称してプラタナスと言うそうです。そういうことだったんだねー。
プラタナスは、世界四大街路樹(プラタナス、ニレ、ボダイジュ、マロニエ)の一つ。日本でプラタナスといえば、もっぱらモミジバスズカケノキのことだそうです。3種の違いは下記の説明をどうぞ↓
【スズカケノキ解説】
葉っぱの違いは、下記に標本画があります。
・スズカケノキ
モミジバはカエデに似ている―とありますが、上野標本画を見ると、私には「葛の葉」の方がしっくりきます。葛の葉を鋸歯にしたら、まんまモミジバスズカケノキだよね。
これほど似ているのに「クズノハスズカケノキ」にしなかったのは、「葛の葉」が瀬織津姫を表すことが知れ渡っていたからでしょうし、「藤VS葛」で言えば「葛」という名が広がるのも避けたいでしょうし、「葛の葉伝説」など、おどろおどろしい伝説を彷彿とさせる葛の葉よりもモミジバの方が可愛いでしょうし・・・人を安心させる街路樹が怖くては困るもんね。
まぁ冗談はさておき、樹皮は淡灰褐色あるいは灰緑色で、大きく不規則に剥がれ、その跡が淡緑灰色の「鹿の子まだら模様」になるそうですから、モミジバスズカケノキも瀬織津姫植物ですね。
なお、フウ(楓)という江戸中期に渡来した紅葉の綺麗な木があります。当時は「男桂」(オカツラ)だったようですから、「桂」と併せて陰陽(瀬織津姫の陰陽)を表そうとしたのでしょうか。
いつから「フウ」になったのか知りませんが、既にカエデ(楓)があるのに、わざわざ「楓」という漢字を付けるところが怪しい。しかもモミジバフウ(紅葉葉楓/アメリカフウ)というのがあって、その葉っぱはモミジに似ていますし、果実はモミジバスズカケノキに似ています。ややこしいですね~。
●道祖神としてのモミジバスズカケ(プラタナス)--------------------
それにねー、上記ビデオの説明にもありましたが、他のスズカケと違って、モミジバスズカケの実は2つなんですよ。3種あるスズカケの中で、なぜ街路樹としてモミジバが選ばれたのか? その決定要素の一つが「実は2つ」というところにあると思います。
つまり、ペア(国常立神&瀬織津姫)だよね。
この二柱ペアは「道祖神」などに姿を変えて町や村を守ってきた「守り神」でした。だから、町を守る街路樹にペア(国常立神&瀬織津姫)が宿るモミジバを持ってくるのは自然の成り行きだったと思います。二柱がいかに名を消されようとも、日本人の心の奥深くにしっかりと根付いている証だと思います。
とはいえ、公に讃えることができないのは物寂しいよね。
モミジバスズカケ(プラタナス)は、頑張って立っている。
けれど、人の心が自然との共生意識を取り戻さない限り、やがて頑張っている生態系も崩壊してしまうでしょう。
瀬織津姫植物の絶滅や山体崩壊は、いわば瀬織津姫崩壊(=自然のバランス崩壊)の兆しも示しているのかもしれません。
隠れ神とされてしまった国常立神(アマテル)に再登場してほしいもの。今は、その存在は風となっています。(風というと、松風を思い浮かべてしまいます)
そう思うと、次の歌が意味深に聞こえます。
【はしだのりひことシューベルツ 「風」】
●釦(ボタン)の木------------------------------------------------
ところで、明治期に輸入したアメリカスズカケノキは別名「釦の木」とも言うそうです。buttonwoodをそのまま訳したのかもしれませんが、「釦」=「金の口」→金も口も瀬織津姫を表しますが、たまたまそうなったんでしょうかね。面白いですね。
●はっぱ隊「YATTA!」----------------------------------------------
ところでねー、この葉っぱと2つの実を見ていると、どうしても思い出すのが「はっぱ隊」!(笑)
金玉も瀬織津姫だし、葉っぱが金精様(国常立神)を守るあのフォルムも二柱を彷彿とさせるし、はっぱ隊は実はすごい踊りを踊っていたのでは?!
モミジバスズカケの葉で踊ってくれていたら完璧だったかも(^^;)。
【はっぱ隊 「YATTA!」】