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「瞿麦」(なでしこ)と「麦秋」

2017/08/09(Wed) Category : 自然が教えてくれた
【春の庭模様】   【14.シレネ 追記】3

「目目」と「口口」--------------------------------------------

それでは、なぜ撫子を瞿麦(くばく)と呼んだのか、調べてみましょう。まずは、「瞿」から。

「瞿」=「目目」+「隹」

「目目」は、鷹隼の鋭く見開いた目を表しているそうです。
前記事で見た「雚」は、口口(ケン)に隹(ふるとり)が合わさったもので、『二羽のこうのとり(鸛)』の姿と書きましたが、耳状羽毛が飛び出したミミズクの象形ともいわれ、いずれにせよこの場合の口口は見開いた目の象形だそうです。

そう言われると、ミミズクやフクロウのまん丸い大きな目と、鷹隼の鋭く見開いた目の違いを表すのに、「口」と「目」を使ったのは秀逸だと思いました。ミミズクやフクロウの目は、確かに「口ほどにものを言う」目ですね。


ところで、「目目」は鷹隼、「口口」は二羽の鸛。
いずれも目が強調され、かつ二羽を表しています。
この「二」は何を表しているのでしょうか。

それは、「神の目」である二柱でしょう。
国常立神は天之御中主神=北極星と習合し、全てを見通す目を持っていること。
瀬織津姫は千手千眼で、やはり全てを見通していること。

国常立神は「一」、瀬織津姫はその他全てなので「千」で表していますが、力は同じで、いずれも「神の眼」ですから目が強調されているのでしょう。つまり、「二」=「目目」や「口口」は二柱を表しているということです。




「隹」--------------------------------------------

では、「隹」の方はどうでしょうか。
よく、「鳥」は尾の長い鳥、「隹」は尾の短い鳥。
そして、こちらの「隹」を「ふるとり」というのは、「舊(旧)」の字に使われているから、という説明がなされていますが、う~ん、って感じ(例えば孔雀は尾が長いよね)。

古代、鳥は神使いとされてきましたが、古代の神といえば龍神。
どうもね、「隹」という字が「龍」や「竜」の略字のように思えてなりません。鳥は龍の化身と見なされていましたし、龍を鳥とみれば(翼竜もいますし)、あの長い胴に比べて尾の部分は短いわけです(足が後ろに付いていますからね)。

だから、古代のとり(龍)という意味で「ふるとり」。
―なので、私は「隹」は龍(二柱)を表していると思っています。


たとえば―
「雙」は、二羽の隹を手で握る象形で、「ふたつで一組となるもの。ペア。対」「ならぶ、ならべる、匹敵する」などの意味が出てきました。これが変化して「双」の字になっています。

「隻」は、一羽の隹を手にする象形で、「鳥一羽」「かたわれ(対になっているものの一方)」「ひとつ」、「ひとり」「船・車・魚・鳥・矢などを数えるのに用いる」とあります。

これなど、「雙」と「隻」を対で教えるとわかりやすいよね~。でも、これだと、二柱が比翼の鳥のように一体だったことや、その後分離させられたことなどわかってしまいますね。だから、「隻」は残しつつ「雙」は「双」に変えたのでしょう。




「瞿」--------------------------------------------

以上から、「瞿」は二柱の目と龍体(隹)の象形で、つまりは「目が強調された龍」を表す字だとわかりました。龍にもいろいろあれど、「神の目」を持つ二柱(大金龍と大銀龍)を表していると言うことです。

さらに、ポイントは、「目目」が「鷹隼の目」とわざわざ書かれていることです。「鷹隼」が例示されていると言うことは、「瞿」は瀬織津姫だということです。

それに音読みも「ク」ですから、瀬織津姫ナンバー「九」にも通じますね。

訓読みは、「み(る)」「おそ(れる)」。
おそれるというのは、目を見開いた形から、ぎょっとして見る。驚く。という状態にも使われるようになったようです。




「麦」--------------------------------------------

「麦」は、「龶」+「夂」→「來」+「夂」
「來」は、ライ麦(黒麦)の象形だそうです。この音を借りて「ライ、来る/由来、到来、以来、未来」という意味に使われるようになりました。

「來」は、元は「芒(のぎ)のついたイネ科の植物」の象形。
「夂」は、「下向きの足」の象形で、ここでは地中深く張った根。

芒のついたイネ科の植物は沢山ありますが、厳しい冬を越冬して夏に実をつけることから麦を表し、しっかり張った根を強調したのでしょう。

「米」という字は稲の外皮を取った実を表し、「稲」が「頭を垂れる稲穂かな」というように頭(稲穂)の方が強調されているのに対して、麦は足(根)が強調されていて好対照ですね。

ことに大麦や黒麦は寒冷な気候や痩せた土壌などの劣悪な環境に耐性があり、小麦の栽培ができない東欧および北欧の寒冷地において栽培されています。ここも、水田に栽培する稲と好対照です。


大麦は、世界で最も古くから栽培されていた作物の一つ。製粉技術が未熟な時代は、粒のまま飯・粥として食べることができた大麦を格上としていたことから、大麦(上質な麦)・小麦(劣る麦)の名がついたそう。

現代は、米・小麦・トウモロコシが世界三大穀物となっていますが、「米麦」と書いて「穀物」を表しますから、穀物のワンツートップが「米麦」です。


コウジにも2つの漢字「糀」「麹」がありますね。
コウジとは、米・麦・大豆などにカビを繁殖させたもの。
「醸し(カモシ)」「黴立(カビダチ)」などから転訛したと見なされていますが、その漢字が「米の花」であったり、「麦に菊」であったりするのが面白い。

「花」も「菊」も瀬織津姫を表しますから、コウジになる過程に神働きを見ていたのでしょう。ところで、「麹」という漢字があったのに、なぜわざわざ「糀」という国字を作ったのでしょうか。

それは、おそらく上記で見たように好対照の米麦を、それぞれ大切に見ていたからでしょう。つまり、次のように見ていたのではないでしょうか。

米 水(水田) 南 暖 頭 実 白   瀬織津姫
麦 乾(乾地) 北 冷 足 根 黒   国常立神

麦は、国常立神を表していますね。




「瞿麦」「瞿麦子」「麦門冬」--------------------------------------------

そう考えると、瞿麦(くばく)の意味がよくわかります。
以前、藤の別名に「松見草」があるのを見ましたが、「松(国常立神)を見る草」という意味でした。
「瞿麦」は、「麦を瞿(み)る」ですね。ナデシコは、麦(国常立神)を瞿(み)る花、つまり瀬織津姫植物であることを示しています。


すると、漢方薬として利用される種子を「瞿麦子」(くばくし)と呼ぶこともわかります。以前、蘿(ひかげのかずら)の項で、その胞子を「石(瀬織津姫)と松(アマテル/国常立神)の子」と呼ぶことを見ましたが、「瞿麦子」も「瞿(瀬織津姫)」と「麦(国常立神)」の「子」なのでしょう。

「麦門冬湯」という漢方薬がありますが、麦門冬は「龍のヒゲ」と呼ばれているそうです。冬の龍というのが、閉ざされた国常立神を暗示します。




「麦秋」--------------------------------------------

また、「麦秋」と言う言葉を作った意味も見えてきます。
「麦秋」は、麦の取り入れをする初夏のころを言い、季語は夏。ムギにとっては“収穫の秋”なので麦秋にした、という説明が一般的です。

以前、「入梅」「梅雨」について考察しましたね。
紫陽花など梅雨時期にふさわしい花を持ってきて何らかの言葉ができても不思議ではないのに、なぜ2月の梅の花を6月まで引っ張ってきて、梅の実が熟す時期という意味をつけてまで、「梅」を「つゆ」に当てたかったのか。それは、「梅」が雨神・瀬織津姫を表していたからでしょう。

同じように、理屈を付けてまで麦の収穫を「秋」と付けたかったのは、麦と秋を結びつけたかったからでしょう。「秋」は瀬織津姫ですから、国常立神(麦)と瀬織津姫(秋)を結びつけたいという民衆の切なる願いが、そこには込められているように思います。


また、「麦秀之嘆」「麦秀之歌」という中国の熟語があります。
「麦秀」とは、麦が伸び生い茂っていること。殷の廃墟に茂っている麦を見て嘆いたことから、「祖国が滅亡したことを嘆くこと」を意味する熟語です。国常立神&瀬織津姫が封じられたことを嘆くことにも相通じますね。

「麦秋」という漢字と響きに、哀愁と郷愁を感じるのは、二柱復活への哀切なる願いからできた言葉だからではないでしょうか。




「常夏」「石竹」「牛麦」----------------------------------------

ナデシコの別名に、「常夏」「石竹」「牛麦」というのがあります。

「常夏」(トコナツ)は、花期が長く夏から秋に渡ることにちなむとされていますが、瀬織津姫が持統天皇に奪われた季節でもありますね。
「常」は国常立神、「夏」は瀬織津姫。

「石竹」(セキチク)は、「石」も「竹」も瀬織津姫ですが、「竹」は「陰陽和合」です。

「牛麦」(ギュウバク)は、「牛」(瀬織津姫)と「麦」(国常立神)ですね。

こうしてみると、ナデシコは、二柱合体の名前も多いですね。




「撫子色」「撫子襲」「カーネーション」----------------------------------------

撫子色は、ピンク。(pink は元来ナデシコの意)

河原撫子 09

撫子襲は、表は紅梅、裏は青色(薄紫)。(瀬織津姫カラーですね)

ヨーロッパにもナデシコの花は自生していて、品種改良されたものがカーネーションになったそうです。元はナデシコですから、「母の日」に贈るようになった由来は別にありますが、故なきことではありませんね。








【加藤英美里 「ナギナタガール」 】





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