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葬送~四十九日の間、喪主としてした事

2018/03/28(Wed) Category : 二世帯同居・介護
仏教には、閻魔の裁きによって行き先が決まる四十九日までの間は死者は霊体としてとどまっており(この状態を“中陰”といいます)、四十九日以降は天に上がって仏(仏弟子)となるという考え方があります(なので香典なども、四十九日以前は「御霊前」で四十九日の法要後は「御仏前」となります)。

その間、亡くなった方がよきところへ赴けるように、遺族の方々は七日ごとに追善供養(中陰法要/いわば応援)をし、その大きなものが、5回目と7回目―五七日(いつなのか:三十五日目)と七七日(なななのか:四十九日目)です。

そして、中陰期間が満ちる四十九日(満中陰)の翌日、五十日目が「忌明け」となり日常が戻ってくるわけですが、実際に日常が戻るまでに四十九日はかかるなぁというのが実感でした。


ですから、浄土真宗の考え方―死者は臨終と同時に浄土に往生するため、中陰期間はむしろ遺族が、故人に関わる整理をしていく中で故人及び自分と向き合い、生き方を問い直し、残された家族との新たな関係性を構築していく期間という考え方―がしっくりきます。

実際、「死」は様々なメッセージを残された個々人に与えますが、それを各自が受け止めつつ、残された者による新たな日常をスタートさせていかなければなりません。

特に、残された片親も高齢で、認知症などが出てくる可能性もある場合は、この後の日常をどのように送っていくのか、その形を模索していかなければなりません。

偶々私たちは親族が集う都合もあって三十五日法要も行いましたが、これが一つの区切りとなり、母を弔うことから父の事へと重点が移っていきました。

現実問題として、もし父が認知症と判断されれば、本人であっても銀行がお金を引き出させてくれなくなったりするわけで、そういうことに備えて家族信託なども進めておかなければなりません。

こういう状況にあると、四十九日はあっという間に過ぎるなぁというのが実感でした。
この四十九日の間になしてきたことを備忘のためにメモしておきたいと思います。喪主の方の何らかのご参考になれば幸いです。






<亡くなった当夜>----------------------------------
1.遺体搬送(病院から自宅へ←契約葬儀社に連絡)
2.末期の水、枕飾り
3.通夜&葬儀内容打ち合わせ
(棺、納骨具、位牌、祭壇形式、供花、供物、灯籠、会葬礼状、お持ち帰り品、精進落とし内容・人数、等々)


<第一週目(当日を含む)>---------------------------
1.遺体移送(湯灌の儀、死化粧他葬儀準備のため)、後飾り設置
2.遺影写真選定、送付
3.亡くなった方の人生マトメ→戒名&喪主挨拶のため
4.親族への案内→【法要の日取り/戒名由来】(日程調整)
5.法要マナー、通夜挨拶、献杯挨拶、お布施、等々
6.通夜・告別式準備&実施
7.葬儀後にすることの確認・整理


<第二週目>-----------------------------------------
1.母の資産、遺品整理:年金、貯金、生保他/書類/衣類
2.上記各窓口に連絡―面談日程打ち合わせ
3.諸手続に必要な書類を揃える(死亡診断書、戸籍謄本、住民票、印鑑証明、年金手帳、保険証券等々)
4.年金受給権者死亡届(社会保険事務所)
5.介護レンタル用品の返却、不要物の廃棄
6.分骨他、弔うことに関する調査
7.来訪者対応
8.父と共にラジオ体操に行くようになる


<第三週目>-----------------------------------------
1.法要日程調整(→三十五日法要決定、座布団発注など準備)
2.保険関連実務(面談他)
3.相続関連実務(貯金)
4.墓関連調査:納骨・散骨形式から墓形式&石種類まで(グッドデザイン墓他)
5.公営、民営、寺営の各霊園見学。本位牌届く
6.親族への案内→【お墓について、遺骨について】(分骨調査/法律~骨壺まで)
7.香典整理、住所入力


<第四週目>-----------------------------------------
1.五七日(三十五日法要)準備(飾り花、供物、お布施、持ち帰り品、お斎、進め方)
2.霊園巡り
3.父の資産整理(口座閉鎖も含め整理、生保等確認→家族信託準備)
4.亡くなった時期の様子の振り返り


<第五週目>-----------------------------------------
1.五七日(三十五日法要)及び本位牌開眼供養
2.霊園決定
3.四十九日&納骨法要準備
4.親族への案内→【お墓決定(経緯&理由)、葬儀写真の整理・送付】
5.父の人生まとめ(法名用←父が浄土真宗であることが判明し、そのお寺を母共々菩提寺とすることにしたため:4月下旬に法名授与式)
6.部屋模様替え
7.庭模様替え


<第六週目>-----------------------------------------
1.香典返し準備(金額他によってそれぞれ検討)
2.カタログギフト選定
3.フォトブック作成サイト検討
4.母葬儀の写真整理&選定、フォトブック作成・発注
5.父の実家帰省関連のフォトブック作成・発注
6.父の写真整理(終活として継続事項)
7.家族信託手続き準備(ヒアリングシート送付)


<第七週目>-----------------------------------------
1.四十九日&納骨法要準備(供物は母ゆかりの地に関わる果物集め)
2.四十九日&納骨法要終了の案内
3.香典返し発送
4.家族信託相談(以降3ヶ月継続事項)




----------------------------------------------------------------
●<亡くなった当夜>は、父が契約していた葬儀社の方が病院から遺体を自宅へ搬送することも含め、滞りなく段取りや打ち合わせを進めてくれました。
両親と同居して4年。母はデイサービス以外に近所とのお付き合いはありませんでしたので家族葬にしました。これで手配すべき事が色々と減ったと思います。



●その夜も含めて<第一週目>は、通夜葬儀の準備と、式の進行の準備が大仕事となりますが、特に大切なのは母の人生を振り返ること。
それをお坊さんにお伝えすることによって戒名が決まるわけですから、どのように伝えるのかが大事なところです。
また、参列者の方々に母がどのような人生を送ったのかを喪主挨拶で伝えるためにも大切です。

なお、式当日最も留意しなければならないことは、私も含めて参列者の方が思いに集中できるよう“引っかかり”がないように進めていくこと。そのために注意すべきは、耳が遠くトイレが近い父を適切に配慮しリードすることでした。



●<第二週目>葬儀が終わると資産や遺品の整理があります。形見分けもこの時に行いました。書類関係での問題は、生保などの契約が有効かどうかの確認から始めなければならなかったこと(父が管理していたのですが、そろそろ整理しなければと思っていた矢先でした)。

年金受給権者死亡届は2週間以内となっていますが、この時期亡くなる方も多いようで社会保険事務所の予約はさらに2週間先まで埋まっており、とある寒い早朝に並び飛び込みで手続きを済ませました。今後高齢社会に向かうわけですから、人員配置の変更や十四日以内という基準の変更などの対応が必要になってくるのかもしれません。

また、父と共に朝ラジオ体操に行くようになったことが、生活上の大きな変化です。



●<第三週目>は、生保等担当の方との面談など実務があります。必要書類を取得するために市役所を何度か往復もします。香典整理なども、ようやく着手できます。
お墓のことにもネットでかなり調べた上で、各所に見学に行き始めました。まだこの時点では様々な選択肢があるので、まずはいろんな形式を実地に見てみます。親族にも関わることですから、お墓のことをどのように考えているのか、きちんと連絡を取り合います。
また、親族の都合もあり、五七日(三十五日法要)を行うことになりました。

ふとした瞬間にわく悲しみや色々な思いも、この頃から変わっていきます。



●<第四週目>は、五七日(三十五日法要)の準備です。4週目の末の日曜日(三十日目)に行いました。
霊園巡りも引き続き、その間に父の資産整理にかかりました。母の整理が大変だったのを機に、父も色々な管理をこちらに任せる気持ちになったようです。カオスの仕分けから始まりましたので大変でしたが、家族信託の準備、父が亡くなったときの準備にもなりますので徹底しました。

“亡くなった時期の様子の振り返り”というのは、この頃にようやくもう一度亡くなった時期の様子を、父から初めて聞く話なども含めて振り返ることが出来たということです。



●<第五週目>は、五七日(三十五日法要)が終わって親族に関わる部分が一段落して、気持ちが一段、楽になりました。
お墓についても、この2週間見てきた中で最後に見た霊園を父が気に入り、その時、実は父が浄土真宗だったと知り、そこも浄土真宗のお寺が運営する霊園でしたので、そこに決まりました。

そこで四十九日及び納骨法要も行うことになりますので、もう自宅にお坊さんを呼ぶこともなくなるため、後飾りの配置替えなど部屋の模様替えをし、日常が戻り始めました。
ここへ来てようやく葬儀の時の写真を整理し、お墓決定のことも含め、親族へ通知しました。

一方、浄土真宗の場合、父は生前契約となり「法名」が授与されます。この時、これまでの自分の人生を振り返るシートやそれを元にした面談などがあり、それを元に法名が決まります(法名由来書が渡されます)ので、第2の人生のスタートになるわけです。これはよい制度だと思いました。
というわけで、今度は父の人生を振り返ってまとめる作業をしました。



●<第六週目>は、香典返しの準備です。香典の多い方はカタログギフト、それ以外の方は千葉の銘菓の詰め合わせという基本方針を立てて、ネットをかなり見ました。カタログギフトも中身が見合っているかなど、サンプルチェックなどもしました。
また、香典をいただいた方々には、生前の母の笑顔や葬儀の様子をまとめたフォトブックを作成して挨拶状と共に送るつもりでしたので、その2つの作成にも時間がかかりました。

親族及び香典をいただいた方々に最も喜ばれたのは、このフォトブックでした。例えば衣類など納棺している写真と母がそれを着ていた時の写真を組み合わせると実感が湧いてきます。祭壇の戒名の大写しの写真の隣の頁に戒名の由来などもきちんと記すことが出来るわけです。
単なる写真ではなく、そこに日常及を垣間見ることの出来るストーリーがありますから感慨深かったようで、何よりの供養と言って下さった方、涙を流された方、様々いらっしゃいました。相次いで電話もかかってきて、私の知らない母の姿も見えたりしました。

(フォトブックは使えますね。私は、「フォトレボ」のソフトカバー A5パノラマを使いましたが、十分です。)



●<第七週目>は、いよいよ締めくくり。一般仏教では霊が天に上がる日―丁度四十九日目に納骨法要を行いました。
霊園の中央を貫く通りは道幅がゆったりとし、空が広くてとても気持ちのよい通りで、お彼岸故か行き交う人々が結構いて、左右にある各家のお墓のお花も真新しく、清々とした気に溢れていました。天の祝福があったのでしょう。
お坊さんに合わせて、初めて経を読むという貴重な経験もしました。

(なお、スナップ写真を親族で共有するには「30days Album」を利用しています。ダウンロードする際には、長辺が1500pxになるという制限がありますが十分使えます)


納骨式後、精進落としのお斎があり、これを持って「忌明け」となりました。晴れ晴れとしたよき日でした。

これで母の供養の方は一段落つきましたが、今度は父の番です。法名授与をはじめとしてお寺との付き合いが4月から始まります。これは、父の呆け防止にとってとてもありがたいことになるでしょう。

一方で、家族信託の相談に着手しました。お金はかかりますが、是非やっておくべきと思いました。このことについては、いずれまた書くときがあるかもしれません。






【並行世界】

人が亡くなった時から四十九日間という非日常が始まるわけですが、一方で、日常の時の流れも止まってはいません。生命は変化し続けています。
生まれた命も、萌え出ずる草草も変化し続けています。

上記の非日常と平行して、次の日常が流れていました。
言わば、同時並行的に存在する時空に身を置いていたようなものです。

<第一週>には、私の還暦祝いがあり、2ヶ月同居していた娘の“床上げ”(自宅へ戻る)がありました。

<第二週>には、孫の初節句のためにひな人形を発注。顔が命ですから、顔で選びました。

<第三週>には、娘夫婦の引っ越しがあり(もう少し広い家にと)、

<第四週>には、娘の旦那さんの誕生日と初節句。

<第五週>には、かねて還暦登山するつもりだった富士登山計画(4月1日に予約入れなければならないため)

<第六週>には、垣根剪定(レッドロビンが待ったなしで真っ赤に燃え上がっていくため、上の部分だけカット)

<第七週>には、生後百日目のお食い初め。



締めくくりの仕事の片方で、新たな親族との付き合いが始まり、
見る間に変化していく赤ちゃんや植物への対応があり、
それぞれを地に足をつけて自分の手で丁寧にやっていくことで、
一つの時代の終わりと新たな時代の始まりを実感しています。

母の笑顔―妻の笑顔―娘の笑顔―孫娘の笑顔
笑顔が人をつなぎ、人を勇気づけ、
笑顔が時代を切り開いています。

ありがとう。






【付記】
私の還暦祝いでは尾頭付きの鯛。
四十九日法要では母の好きな日向夏。
鯛は妻がヨーカドーの魚屋さんに依頼し、首尾一貫お皿に入るようにと、いくつかの大きさの鯛を用意して選ばせてくれました。
宮崎の日向夏は、今の時期にあるはずがないと思いつつイオンに行くと、なんとありました(季節外れのものを売っている事への“価値”に改めて気づいた次第。ありがたかったです)。愛媛(私の生まれた地)、熊本(今母の弟がいる地)などの果物もあり、望みの供物をとり揃えることが出来ました。この時は、野菜売りの裏方さんが籠を持って付き添ってくれ、供物の形に整えてくれました。
ヨーカドーとイオン―大きなスーパーのありがたさを感じました。







今日も桜が日射しに輝いていました。

枝垂れ桜 3.28-1

枝垂れ桜 3.28-2

枝垂れ桜 3.28-3



枝垂れ桜 3.28-4







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