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「長いお別れ」 1.経過概要と散りばめられたおかしなところ

2019/07/17(Wed) Category : 映画
【「長いお別れ」に見る家族問題】

映画は、校長までやった昇平が70歳を前に認知症を発症。そこから亡くなるまでの7年間の物語ですが、子供達が父親が認知症であることを知ったときから亡くなるまでの7年間を2年おきのエピソードで語っています。まず概略を俯瞰してみましょう。


「長いお別れ」の経過概要-------------------------------------------

2007年秋。父・昇平の誕生日のお祝いをしよう、と母・曜子が子供達に声をかけ、長女・麻里はアメリカから、次女・芙美は飲食店の開業準備の最中に集まってパーティを開きますが、ここで娘達は父の異常に気づき、半年前から症状が出始めたことを知らされます。

2009年夏。昇平は我が家でも実家でもどこに居ても「そろそろ帰る」を連発しています。父の友人の葬儀に芙美がお供しますが、焼香もすませた後の会席の場で「○○は死んだのか?!」と大声。
麻里の小学生の息子・崇と昇平の関わりが少しあり、芙美はキッチンカーの営業で旧友と出会い、展開がある兆し。

2011年春。昇平は本を逆さまに読んでいます。「311」が起こり、心配する麻里から電話。夫婦でスーパーを出たところで捕まり、なんとポケットから万引きしたものが出てきました。
芙美は旧友と繋がることはできませんでした。「私、またダメになっちゃった。繋がらないって辛いね」と父の前で泣きます。
麻里は夫とすれ違い家族はバラバラ。万引きの話を聞いて心配し来日しているときに昇平が行方不明に。遊園地で見知らぬ子供とメリーゴーランドに乗っていました。

2013年冬。昇平は本のページを破り食べています。曜子が網膜剝離で入院し、芙美が父の介護を引き受けます。が、骨折で昇平も同じ病院に入院することになります。
一方、学校に呼び出された麻里は面談の場でついに爆発し、「話し合いたい、必要とされたい、キスもしたい!」と叫ぶや夫にキス。
その後、入院中の昇平とパソコン中継で向き合った麻里は「お父さん、私どうしたらいい?」と泣き崩れます。

やがて昇平は誤嚥性肺炎も発症し意識が無くなり、誕生日を迎えます。この時のやり取りで、娘達は延命を望まかなったものの曜子がキッパリと反対し、その後植物状態のまま入院していたことが推測されます。そして、不登校となって校長に呼び出された崇が「7年」といったことから、1年ほどは病院で寝たきりであったことが窺われます。









さりげなく始まった違和感だらけの冒頭---------------------------------

2007年秋の場面―母親の電話1本で姉妹が飛んできます。しかも理由も定かに聞かず、それぞれの事情も脇に置いて。方やアメリカから、方や大事な事業の最中に―。

いやはや初っぱなから驚かされました。ごく当たり前のようにさりげなく始まっていますが、この短い場面で、母・曜子がいかに娘達の上に君臨しているのかが説明されていました。

天然ぽい曜子は君臨しているつもりはないでしょう―そこにカラクリがあるわけですが…。姉妹の会話にその秘密の一旦が出ていました。
お母さんが呼び出すときは、姉の方には心配をかけ、妹の方にはお金を出して誘う、と妹が話し、へぇーそうだったの、と姉が驚く会話がありました。

この会話から、麻里は心配のネタを提供する人生を歩み、芙美はお金で苦労する人生を歩むんだろうな、と推測しました。実際、これらのパターン(事例)はとてもよくあるからです。


もう一つ驚かされたのは、アメリカではオドオドしてまるで引きこもりかのように閉じている麻里が、妹と会話するときは別人かと思うくらいざっくばらんであったこと。あのざっくばらんさのままであれば、夫との関係もアメリカでの生活も全く違ったものになったでしょう。

この落差に上記の会話で示唆された麻里の脚本が現れていたわけですが…脚本人生を歩く麻里を「脚本麻里」としましょう。まず、「脚本麻里」はどのような人生脚本を歩いているのでしょう。

それを見る前に、どのように人生脚本が出来、どのようにその脚本人生を歩いているのか見ておきましょう。




<続く>



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