パワハラ管理職の実態―こうして部下は潰される
2005/10/19(Wed) Category : パワハラ(パワーハラスメント)
(「管理職の性格3類型」の続き)
最近、職場でのモラルハラスメント→パワーハラスメント(パワハラ)が急速にクローズアップされている。
モラハラの最大の特徴は「相手を支配し、自分の思い通りに操る」ことにある(これも、なぜそういう性格になるのかという問題は置き、現象に注目する)。職場の場合は、上司という「権力」(パワー)を笠に着て相手を支配しようとするのでパワーハラスメントと言う。
さて、前回、エニアグラムも大雑把に言えば人を3区分していることを書いた。簡単に言えば、頭が勝っている人、気持ちで動く人、勘や感覚を大事にする人。要は、「思考」「感情」「本能」のうち、どれを働かせるのが得意かと言う個性の違いだが、支配の仕方にも3区分あるなぁ、と発見した。
先ずは、思考タイプの支配型を見てみよう。
以下は、私の実体験である。
「こういうことは事前に相談しろ!」
ある日すごい剣幕でその上司に怒鳴られた時、それは始まった。
後で判明するのだが、彼は徹底的に私をコントロールするつもりで、それを始めたのだった。
そうとは知らぬ私は、いきなりの出来事に戸惑い、次のときに、それまで自己裁量で動いていたことも一言言っておいた方が無難だと思って判断を仰いだ。すると、
「そんな話までいちいち俺にもってくるな。そんなこともお前は自分で判断できんのか!」
と怒られ、混乱に拍車がかかった。どこに自己裁量の基準があるのか?それが皆目わからないからだ。おまけに、続いて罵声を浴びせられた。
「それに、相手の状態をみて声をかけろ!自分が相談したい時に声をかけるのは手前勝手だ!お前は自分のことしか考えていないだろう!」
私はいつ話しかけていいのかも分からなくなり声をかけるのが遅くなった。何しろ、日がな一日同じ姿勢でパソコンに向かっているのである。すると、
「なぜもっと早く相談しなかったんだ。話をする時間ならいくらでもあるだろう!」
と、遅くなったことを責められる。 さらに、それほど考える余地のないことに
「一つの案だけじゃあていよく相手に押し付けているだけじゃないか。いろんな場合を想定しろ」
と言われて、用心のためにいくつかの案を用意すると、
「よけいなことは考えるな。それは、お前が考えることじゃない。でしゃばるな!」
と怒鳴られた。 あるとき、その上司が文句をつけたことに対して説明を行おうとすると、
「弁解するな。お前のために言ってるんだ。黙って聞け!」
と一蹴された。『突っ込まれたときの答えを全て用意しておかなければダメだ』と言っていたのは誰だ、と思いつつも、黙って怒られているしかなかった。
------------------------------------------------
つまり、
この件は相談すべきか否かに始まり、
いつ相談するか、
口で言うのか、文書にするのか、
文書にはどこまで書くのか、
聞かれた際にどこまでどう答えるか、
に至る相談事のすべての過程にわたって地雷が仕掛けてあった。しかもそれは避けようのない地雷であり、触れたが最後爆発するしかないものだった。
もっとも安全なのは“動かないこと”しかない。
段々と身動きが取れなくなり、いつからか、席に座ると、まだその上司が出社していないにもかかわらず、身体の全身の神経がピリピリと右隣の上司の席を警戒するようになっていた。
さて、このパワハラはどのような支配の仕方なのか。
そして、どのようにすればこの監獄から抜けられるのか。
解説は次回「パワハラにおけるダブルバインドの構造」にて。
お楽しみに?(^^;)
*尚、生々しい実態は「あきらめの壁をぶち破った人々」(日本経済新聞社)をお読みください! きっと救いになるでしょう。
最近、職場でのモラルハラスメント→パワーハラスメント(パワハラ)が急速にクローズアップされている。
モラハラの最大の特徴は「相手を支配し、自分の思い通りに操る」ことにある(これも、なぜそういう性格になるのかという問題は置き、現象に注目する)。職場の場合は、上司という「権力」(パワー)を笠に着て相手を支配しようとするのでパワーハラスメントと言う。
さて、前回、エニアグラムも大雑把に言えば人を3区分していることを書いた。簡単に言えば、頭が勝っている人、気持ちで動く人、勘や感覚を大事にする人。要は、「思考」「感情」「本能」のうち、どれを働かせるのが得意かと言う個性の違いだが、支配の仕方にも3区分あるなぁ、と発見した。
先ずは、思考タイプの支配型を見てみよう。
以下は、私の実体験である。
「こういうことは事前に相談しろ!」
ある日すごい剣幕でその上司に怒鳴られた時、それは始まった。
後で判明するのだが、彼は徹底的に私をコントロールするつもりで、それを始めたのだった。
そうとは知らぬ私は、いきなりの出来事に戸惑い、次のときに、それまで自己裁量で動いていたことも一言言っておいた方が無難だと思って判断を仰いだ。すると、
「そんな話までいちいち俺にもってくるな。そんなこともお前は自分で判断できんのか!」
と怒られ、混乱に拍車がかかった。どこに自己裁量の基準があるのか?それが皆目わからないからだ。おまけに、続いて罵声を浴びせられた。
「それに、相手の状態をみて声をかけろ!自分が相談したい時に声をかけるのは手前勝手だ!お前は自分のことしか考えていないだろう!」
私はいつ話しかけていいのかも分からなくなり声をかけるのが遅くなった。何しろ、日がな一日同じ姿勢でパソコンに向かっているのである。すると、
「なぜもっと早く相談しなかったんだ。話をする時間ならいくらでもあるだろう!」
と、遅くなったことを責められる。 さらに、それほど考える余地のないことに
「一つの案だけじゃあていよく相手に押し付けているだけじゃないか。いろんな場合を想定しろ」
と言われて、用心のためにいくつかの案を用意すると、
「よけいなことは考えるな。それは、お前が考えることじゃない。でしゃばるな!」
と怒鳴られた。 あるとき、その上司が文句をつけたことに対して説明を行おうとすると、
「弁解するな。お前のために言ってるんだ。黙って聞け!」
と一蹴された。『突っ込まれたときの答えを全て用意しておかなければダメだ』と言っていたのは誰だ、と思いつつも、黙って怒られているしかなかった。
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つまり、
この件は相談すべきか否かに始まり、
いつ相談するか、
口で言うのか、文書にするのか、
文書にはどこまで書くのか、
聞かれた際にどこまでどう答えるか、
に至る相談事のすべての過程にわたって地雷が仕掛けてあった。しかもそれは避けようのない地雷であり、触れたが最後爆発するしかないものだった。
もっとも安全なのは“動かないこと”しかない。
段々と身動きが取れなくなり、いつからか、席に座ると、まだその上司が出社していないにもかかわらず、身体の全身の神経がピリピリと右隣の上司の席を警戒するようになっていた。
さて、このパワハラはどのような支配の仕方なのか。
そして、どのようにすればこの監獄から抜けられるのか。
解説は次回「パワハラにおけるダブルバインドの構造」にて。
お楽しみに?(^^;)
*尚、生々しい実態は「あきらめの壁をぶち破った人々」(日本経済新聞社)をお読みください! きっと救いになるでしょう。
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