パニック障害克服記(9)―パニック・ディスオーダー
2002/01/23(Wed) Category : パニック障害克服記
緊張で、呼吸が浅い。
どのように呼吸すればよいのか分からない。
くずおれそうな体
冷や汗…
胸も痛くなってきそうだ。
足が緊張で震えそうだ。
足元を見る。
全身がこわばっていた。
電車の中の風景から「現実感」がなくなっていた。
水槽の中のように 音が聞こえず、
映画でも見るように 風景は遠のいていた。
自分の目に映る全ての風景は、マボロシ…
ただ一人、切り離された空間にいた
リアルなのは、
吊革に、ただ必死にしがみついている手と
自分だけ―
全ての価値がリバース(反転)していた。
転職、組織改革…どうでもよい。
もっとも大切なのは、家族だ
家族のそばにいたい…
長い…
長い時間が過ぎた。
ようやくたどりついた次の停車駅で僕はかろうじてホームに降り立ち、ベンチに座りこんだ。
しばらくして公衆電話に向かい、自宅のナンバーを回した。
そして、これまでの緊張を吐き出した。
そこには、
多くを語らずとも、理解してくれる人がいた。
(妻も、経験者だ)
その日、
かろうじて、我が家にたどり着いた。
どのように呼吸すればよいのか分からない。
くずおれそうな体
冷や汗…
胸も痛くなってきそうだ。
足が緊張で震えそうだ。
足元を見る。
全身がこわばっていた。
電車の中の風景から「現実感」がなくなっていた。
水槽の中のように 音が聞こえず、
映画でも見るように 風景は遠のいていた。
自分の目に映る全ての風景は、マボロシ…
ただ一人、切り離された空間にいた
リアルなのは、
吊革に、ただ必死にしがみついている手と
自分だけ―
全ての価値がリバース(反転)していた。
転職、組織改革…どうでもよい。
もっとも大切なのは、家族だ
家族のそばにいたい…
長い…
長い時間が過ぎた。
ようやくたどりついた次の停車駅で僕はかろうじてホームに降り立ち、ベンチに座りこんだ。
しばらくして公衆電話に向かい、自宅のナンバーを回した。
そして、これまでの緊張を吐き出した。
そこには、
多くを語らずとも、理解してくれる人がいた。
(妻も、経験者だ)
その日、
かろうじて、我が家にたどり着いた。