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パニック障害を治す心得(3)-治癒のメカニズム

2006/02/11(Sat) Category : パニック障害克服記
■パニック障害 治癒のメカニズム
ここで見ましたように、パニック障害を治すためには、「不安→パニック発作」ハイウエイを「閉鎖」する必要があることがわかります。
「不安」感情伝達物質が「不安→パニック発作」ハイウエイを通れなければ、「パニック発作」というゴールにたどり着けない-つまり、発作は起こらないと言うことです。

では、どのようにしてそれを行うか。
それは、てんかんの治療が参考になります。

てんかん発作も、ある刺激が引き金となって発作につながる点でパニック発作と同じメカニズムです。 てんかんにも「刺激→てんかん発作」ハイウエイが脳内に存在しているとお考えください。

そのてんかん治療の定石は、「てんかんを起こさせないこと」。
パラドックスのように聞こえますが、その通りなんです。

薬を飲み続け、発作につながる神経回路(「刺激→てんかん発作」ハイウエイ)を薬で遮断し続けます。すると、ある興奮状態が起こっても、その感情伝達物質は「刺激→てんかん発作」ハイウエイを通ることができません。そこで、バイパス工事が始まります(シナプスは可塑性を持っています)。そのバイパス道路は、「てんかん発作」に直結していません。

そのバイパス道路が完成すると、感情伝達物質はハイウエイを無視して、そのバイパスを使うようになります。使われなくなった回路は消えていきますから、そのうちハイウエイは消えていくでしょう。
こうして、てんかんは治癒していきます。

これと同様に、パニック障害も、薬を飲み続けて「不安→パニック発作」ハイウエイを遮断し、その間にバイパス道路(新たな不安伝達の回路)が出来上がるようにすればよいわけです。


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