衝撃のモラハラ・ダメージ!~子どもはどう育つのか?
2006/09/12(Tue) Category : モラハラ(モラルハラスメント)
【モラハラ事例 :TV再現ドラマ分析】⑥
子どもは、歪んだ空間の中に生まれ、そこで育ちます。
それがどういうことかわかるでしょうか。
子どもが毎日見ている「人間関係」は「支配と服従」の関係です。
家庭に君臨する帝王と、その帝王が行う序列付けを見ています。
そして、支配のために、脅し、すかし、時になだめ、時に暴力を振るうやり方を見ています。
最近、皇族の後継がらみで「帝王学」の話題がかまびすしいですが、
モラハラ家庭で育った子供たちは、「やくざの帝王学」を実地に学んでいるようなものです。
とはいえ、学び方は様々です。実際にどうなるのでしょうか。
・ある子どもは、両親の不仲は自分のせいではないかと自分を責めます。
・「お前さえいなければ別れられるのに」と言われた子どもも、「自分が生まれてきてはいけなかったんだ」と自分を責め続けます。
・ある子どもは、幼稚園で思うようにならないと「脅し」をかけるので、総スカンをくらいました。
・ある子どもは、小学校でいじめを受けたときにナイフを持ち出しました。父親が包丁を持ち出すのを見ていました。
・ある女の子は、絶対権力者(父)にちやほやされ、自分は一段格上の人間だと思うようになりました。しかし、玩具であったことがわかり、価値の喪失で苦しむことになります。
・ある兄弟。兄は父親に反発した挙げ句犯罪者になり、弟はその兄と反対の道を歩いてやくざになりました。
・ある青年は、血を出して倒れている人を見てもさほど感じませんでした。周囲が大騒ぎするのを見てはじめて自分の「安全基準」に問題があることに気づきました。家では流血は珍しいことではなかったのです。
・ある女性は食卓が嫌いです。「支配と服従」の重苦しい夫婦(両親)の姿が、食卓にあるからです。
・その家の子供たちは、母親の言うことをききません。その家で母親は最下層にいるからです。
・男の子の夫婦モデル&父親モデル&家族モデルは父親です。将来の奥さんに対して、父親と同じような言動をするようになります。
・「自分さえ我慢すれば」と耐えたり、我慢したりする母親の姿を見ている子どもは、我慢や耐えることが当たり前になり、自分の子どもにもそれを無意識に押しつけてしまいます。
・最近、「しつけのつもり」で子どもを殺してしまう親がいます。その親にしてみれば、本当に自分が自分の親からされた程度のことだったのかもしれません。
……まぁ、書き尽くせません。
「モラハラの構造(4):なぜ、結婚すると突然モラ夫になるのか?」もご参照ください
人が歪んだ空間の中で育つ時、健全な人間には育たないことがおわかりでしょう。
将来のモラ夫、DV夫、依存する妻、結婚しない男女、子を産まないことを選択する男女、虐待する親、認知がほしいためのワーカホリック……生きづらさを抱える人間を沢山生みだすことになります。
この世代間連鎖を通じて、日本は幾何級数的に認知の歪んだ人々が増えていくことになります。原因は、家族が地域から隔離されてブラックボックス化したことにあります。
元々、家族だけで子どもを育てるには無理があるのです。社会性ある人間を育てるには、最初から社会の中に子どもを置かなければなりません。今は、子どもを置くことのできる地域社会も子ども社会も崩壊しています。
仮に経済力があったとしても、認知の歪んだ人が増えた社会は、果たして住みやすい社会でしょうか。……
子どもは、歪んだ空間の中に生まれ、そこで育ちます。
それがどういうことかわかるでしょうか。
子どもが毎日見ている「人間関係」は「支配と服従」の関係です。
家庭に君臨する帝王と、その帝王が行う序列付けを見ています。
そして、支配のために、脅し、すかし、時になだめ、時に暴力を振るうやり方を見ています。
最近、皇族の後継がらみで「帝王学」の話題がかまびすしいですが、
モラハラ家庭で育った子供たちは、「やくざの帝王学」を実地に学んでいるようなものです。
とはいえ、学び方は様々です。実際にどうなるのでしょうか。
・ある子どもは、両親の不仲は自分のせいではないかと自分を責めます。
・「お前さえいなければ別れられるのに」と言われた子どもも、「自分が生まれてきてはいけなかったんだ」と自分を責め続けます。
・ある子どもは、幼稚園で思うようにならないと「脅し」をかけるので、総スカンをくらいました。
・ある子どもは、小学校でいじめを受けたときにナイフを持ち出しました。父親が包丁を持ち出すのを見ていました。
・ある女の子は、絶対権力者(父)にちやほやされ、自分は一段格上の人間だと思うようになりました。しかし、玩具であったことがわかり、価値の喪失で苦しむことになります。
・ある兄弟。兄は父親に反発した挙げ句犯罪者になり、弟はその兄と反対の道を歩いてやくざになりました。
・ある青年は、血を出して倒れている人を見てもさほど感じませんでした。周囲が大騒ぎするのを見てはじめて自分の「安全基準」に問題があることに気づきました。家では流血は珍しいことではなかったのです。
・ある女性は食卓が嫌いです。「支配と服従」の重苦しい夫婦(両親)の姿が、食卓にあるからです。
・その家の子供たちは、母親の言うことをききません。その家で母親は最下層にいるからです。
・男の子の夫婦モデル&父親モデル&家族モデルは父親です。将来の奥さんに対して、父親と同じような言動をするようになります。
・「自分さえ我慢すれば」と耐えたり、我慢したりする母親の姿を見ている子どもは、我慢や耐えることが当たり前になり、自分の子どもにもそれを無意識に押しつけてしまいます。
・最近、「しつけのつもり」で子どもを殺してしまう親がいます。その親にしてみれば、本当に自分が自分の親からされた程度のことだったのかもしれません。
……まぁ、書き尽くせません。
「モラハラの構造(4):なぜ、結婚すると突然モラ夫になるのか?」もご参照ください
人が歪んだ空間の中で育つ時、健全な人間には育たないことがおわかりでしょう。
将来のモラ夫、DV夫、依存する妻、結婚しない男女、子を産まないことを選択する男女、虐待する親、認知がほしいためのワーカホリック……生きづらさを抱える人間を沢山生みだすことになります。
この世代間連鎖を通じて、日本は幾何級数的に認知の歪んだ人々が増えていくことになります。原因は、家族が地域から隔離されてブラックボックス化したことにあります。
元々、家族だけで子どもを育てるには無理があるのです。社会性ある人間を育てるには、最初から社会の中に子どもを置かなければなりません。今は、子どもを置くことのできる地域社会も子ども社会も崩壊しています。
仮に経済力があったとしても、認知の歪んだ人が増えた社会は、果たして住みやすい社会でしょうか。……
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