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「福岡中2いじめ自殺事件」-1.切り裂き教師

2006/10/16(Mon) Category : 学校・教育・いじめ
う~ん……書く気にもなれないのだが。

あまりにも……で。

しかし、まぁ、気持ちを吐き出しておこう(毒があるので、注意)。




遺族の「なぜ」の問いに対して「からかいやすかった」?!
床に落ちた級友の消しゴムを拾ってあげた際、「君は偽善者にもなれない偽善者だ」と言った?!

生徒らをイチゴやジャムに例えてランク付けした?!
ケガをしているのに仮病よばわりやうそつき扱いした?!
女子生徒に「おまえは太っているから(書くべき字は)『豚』だね」と言った?!

一体、いくつの「?!」が転がっているのか!!
そこには、それと同じ数だけの屍体が転がっている。


前に書いたとおり、気持ちとはその時々の自分そのものなのだ!
気持ちが傷つくとは、自分が傷つくのと同義なのだ。

だから、あなたがやっていることは「からかい」ではなく、刃で思いつくままに人を刺しているのと同じだ。
切り裂きナイフを懐に忍ばせ、通りすがりにいきなり生徒を刺す。
あなたがやったことは、そういうことだ。
それがわからない、救いようのない鈍さ。
繰り返し繰り返し刺され続けたこの男子生徒は、心がズタズタに裂かれて本当に死んでしまった。


2年の学年主任を務めるベテラン分別盛りの(はずの)47歳。
まして、国語の教師だろう。
言葉が刃なのはわかっているだろう。
言葉は生徒を勇気づけるために使うものではないのか。
なぜ、お前のような奴が教員をしている!


この教師の言動がきっかけになった?
とんでもない。この教師が刃を持っていることを知った生徒達は、自然と服従してしまう。
この教師は集団心理をたくみに握っている。この教師がターゲットにした生徒は、責めなければならないような心情が働いてしまうのだ。

子供の世界でお山の大将をやっている教師。
きっかけなどではない。
あんたが、「首謀者」なんだよ!





しかし、あなただけを責めてもしょうがない。
のさばる人間がいる背景には、必ずそれを容認するトップがいる。それは組織の鉄則だ。
学校では校長。あなたがちゃんとした人間であれば、下でこういう人間はのさばれない。

あなたもちゃんとしていないことは、言っていることが右往左往していることでわかる。
「本当に申し訳ないと思います。先生たちの気持ちに甘えがありました。先生たちは生まれ変わりました。全力で君たちを守ります」

「甘え」って何?
アナタノイッテイルコトヨクワカラナイ。

「生まれ変わりました」って何?
組織が生まれ変わると言うことは、罪を犯したものを処罰し、これまでと価値観の異なる人間がトップになって初めて言える言葉だ。
組織としての責任を見せると言うことは、トップが交代すると言うことに他ならない。まだ、日本人はここのところをよくわかっていない。

あなたが言うべき言葉は、
「私が辞任し、校長交代によってこの学校を生まれ変わらせます」だ。


ボスというものは、そこまで責任を負っているものなのだ。
器でないなら、最初からボスになるな。

器にあらぬ者がトップに立つと、必ず甚大な被害が出る。





【福岡中2いじめ自殺事件】
1.切り裂き教師 (本稿)
2.
学校を監獄にした校長の不作為の罪
3.人に嘘をつかせる罰する社会
4.出世のための実績主義が招く恐怖政治
5.システムズアプローチによる問題の見方




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無理しないでね

突然来たいじめは、突然去っていきます。ターゲットがころころ変わるだけで、過剰な反応をしなければ「人のうわさも75日」です。

そうはいっても辛いもの。誰か気持ちを受け止めてくれる先生や友達がいればいいね。日記などに吐き出すのもいいと思う(ネットに公開しない方がいいよ)。
ベストは、ご両親が受け止めてくれるといいね。



 

イジメ

私は、とつでん、いじめになってきた。学校にいく気持ちが起きなくなりまさた。でもがんばって学校にいってます。

 

怒りと哀しみを胸に、また歩きだそう

泣きながら読んでいただいた方。悔しいですね。事実を記録しておきましょう。何らかの役に立つはずです。何より、そこでつかんだものが、大きな目で見ればお子さんの将来の生きる糧になります。

manhoodさん、『育ってきた環境をどのように理解』するかが最も難しいところ。魚に向かって、お前の周りには実は水があるんだよ、と教えるようなものです。そこを理解できるようになれば、変わらない環境を残すことの大切さがわかってくるのですが。

あるとさんも、辛い体験されていますね。向き合うのは辛いと思いますが、決意されたのであれば、どんどん書かれるとよいと思います。応援させていただきます。

つうちゃん、ニコじいが泣いちゃうよ。

 

英司に出会えてよかった

kiyonkさんのブログから、来させてもらいました。

私もこの事件は、腹立たしいというか、
男の子の気持ちを考えると、死ぬ間際の恐怖を思うと、
いたたまれず、ほぼ1日泣き続けました。

子供を殺す大人は大嫌いです。
この教師、死んでほしいです。


 

はじめまして

私自身も、中2のときにイジメを受けました。
今回自殺した男子生徒に比べれば、些細なことかも知れません。
しかし、事の大小に関わらずいじめは精神的に非常にダメージを受けます。
生前、男子生徒が「死にたい」と漏らした気持ちはすごくよく分かります。

しかし何より悲しいのは、いじめに関して何も打開策が立っていないどころか、何も進展すらしていないことです。

学校内の改善が進まないのであれば、いじめられている生徒の「逃げ場」を作る、学校に行かなくても将来社会で生きていけるようなしくみを作る等の対策を講じることは出来るのではないでしょうか。

何より先決なのは、これ以上悲惨な理由で命を落とす子供を出さないことだと思います。

 

昨今「心のケア」ということが言われていますが、「心のケア」をしてもらわずに育った又は生きてきた人達にとっては、次世代の「心のケア」をすることは難しいことだと思います。こういった事件は、その結果が如実に出た型になっているのではないでしょうか。

このブログの管理さんの英司さんが何度も言っておられるように、これはその当時者の問題ではなく、その一つ前又は二つ前の世代まで戻って考える問題で、英司さんが良く言われている「連鎖」の問題ではないでしょうか。

そういう意味で、単に短期的な対処方法ではなく、そういった人達/先生の過去までさかのぼって考える必要があるのではないでしょうか。私は15年程前の大学時代に教員になることを考えていましたが、私が「こんな人が教員になっていいの?」と思う人に限って教員採用されました。そのツケといいますか、そういう教員採用制度を取り入れてきた結果が、今になって出てきているのではないでしょうか。そういう政府、教育委員会、そして教職員の空気といいますが、そういものも考えていかなくてはいけないのではないでしょうか。以前に「永田町の倫理」なんていう言葉がはやりましたが、これからは「教育委員会の倫理」なんてことも議論していく必要があるかもしれません。

しかしながら、人間の行動は単に経験だけでは決めることができないのも事実です。最近の分子生物学では、一つの遺伝子/蛋白質が動物の行動パターン(たとえば、集団的か個人的か)を大きく変えるということも解析されてきています。ですから、完全に経験のみが人間の行動に影響を与えると考えるのは危険なような気もします。

しかし、育った経験、そしてこのブログでも良く話題になっている「連鎖」も十分に考えていかなくてはいけない問題だと思います。生物学、脳神経科学、分子生物学で明らかになってきたように、人間/動物の行動又は思考は、遺伝子とそれが発現するかしないかを決める外部環境にも依存しているようです。全てを解明することは無理かもしれませんが、今の私たちができることは、そういった外部環境、つまり育ってきた環境をどのように理解し、それを修正し、もし可能であれば次世代に向けて良い方向に進めていくことではないでしょうか。

難しい問題ではありますが、それを一つ前といいますか、違った方向に進めていくのも、また人間の良いところではないでしょうか。

 
    
 
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