「福岡中2いじめ自殺事件」-1.切り裂き教師
あまりにも……で。
しかし、まぁ、気持ちを吐き出しておこう(毒があるので、注意)。
遺族の「なぜ」の問いに対して「からかいやすかった」?!
床に落ちた級友の消しゴムを拾ってあげた際、「君は偽善者にもなれない偽善者だ」と言った?!
生徒らをイチゴやジャムに例えてランク付けした?!
ケガをしているのに仮病よばわりやうそつき扱いした?!
女子生徒に「おまえは太っているから(書くべき字は)『豚』だね」と言った?!
一体、いくつの「?!」が転がっているのか!!
そこには、それと同じ数だけの屍体が転がっている。
前に書いたとおり、気持ちとはその時々の自分そのものなのだ!
気持ちが傷つくとは、自分が傷つくのと同義なのだ。
だから、あなたがやっていることは「からかい」ではなく、刃で思いつくままに人を刺しているのと同じだ。
切り裂きナイフを懐に忍ばせ、通りすがりにいきなり生徒を刺す。
あなたがやったことは、そういうことだ。
それがわからない、救いようのない鈍さ。
繰り返し繰り返し刺され続けたこの男子生徒は、心がズタズタに裂かれて本当に死んでしまった。
2年の学年主任を務めるベテラン分別盛りの(はずの)47歳。
まして、国語の教師だろう。
言葉が刃なのはわかっているだろう。
言葉は生徒を勇気づけるために使うものではないのか。
なぜ、お前のような奴が教員をしている!
この教師の言動がきっかけになった?
とんでもない。この教師が刃を持っていることを知った生徒達は、自然と服従してしまう。
この教師は集団心理をたくみに握っている。この教師がターゲットにした生徒は、責めなければならないような心情が働いてしまうのだ。
子供の世界でお山の大将をやっている教師。
きっかけなどではない。
あんたが、「首謀者」なんだよ!
しかし、あなただけを責めてもしょうがない。
のさばる人間がいる背景には、必ずそれを容認するトップがいる。それは組織の鉄則だ。
学校では校長。あなたがちゃんとした人間であれば、下でこういう人間はのさばれない。
あなたもちゃんとしていないことは、言っていることが右往左往していることでわかる。
「本当に申し訳ないと思います。先生たちの気持ちに甘えがありました。先生たちは生まれ変わりました。全力で君たちを守ります」
「甘え」って何?
アナタノイッテイルコトヨクワカラナイ。
「生まれ変わりました」って何?
組織が生まれ変わると言うことは、罪を犯したものを処罰し、これまでと価値観の異なる人間がトップになって初めて言える言葉だ。
組織としての責任を見せると言うことは、トップが交代すると言うことに他ならない。まだ、日本人はここのところをよくわかっていない。
あなたが言うべき言葉は、
「私が辞任し、校長交代によってこの学校を生まれ変わらせます」だ。
ボスというものは、そこまで責任を負っているものなのだ。
器でないなら、最初からボスになるな。
器にあらぬ者がトップに立つと、必ず甚大な被害が出る。
【福岡中2いじめ自殺事件】
1.切り裂き教師 (本稿)
2.学校を監獄にした校長の不作為の罪
3.人に嘘をつかせる罰する社会
4.出世のための実績主義が招く恐怖政治
5.システムズアプローチによる問題の見方
関係者だけが当事者ではない
最近、連日報道されていることもあって、時々考えることがあります。 ...
福岡の事件で思ったこと
福岡の事件、ここ数日記事を追ってしまっています。http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006101500034.html?C=Sいじめによる自殺。しかも先生がその原因を作って・・・学校の中で先生の力は大きい ...
ひどい奴がいたもんだ…
「教育は百年の計」という言葉がある。現代日本の教育はこんなことでいいのか?日本の将来は大丈夫なのか??教師たる者が、生徒のいじめを誘発しているとは…。(詳しくはこちらを見て欲しい)いじめが原因 ...
福岡中2児童問題について
最近マスコミを騒がせている福岡中2児童自殺問題。このニュースを知ったとき果たして自分は大丈夫なのか?と正直言って不安になった。そして、「元担任のいじめ」波紋 教師や保護者ら批判と不安 「人権意識 ...