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「人間がシステムに敗北している」~後追い自殺のニュースを見て

2006/10/19(Thu) Category : 自殺・自傷
「人間がシステムに敗北している」
この言葉がふっと沸き起こった。

ここでのシステムとは、社会体制(ルールや制度、社会の仕組み)といってもよい。


JR西の尼崎脱線事故の犠牲者の妻が自殺した。
妻と書いたが、結婚はしておらずJRは遺族と認めていなかった。

その女性は、親にマンションに来るようメールした後飛び降り自殺した。
「私からすべてを奪ったJRが憎くて憎くてたまりません」
「由起を地獄につき落としたJRと戦って下さい」

JR側のコメントは以下。
「精いっぱいの対応をしてきたつもりだったが、(女性の)気持ちに気がつかなかった」




朝食をとりながらこのニュースを見ていて、わき起こった思い。それが、
「人間がシステムに敗北している」
そういう思いだった。


1994年にウォルフレンは『人間を幸福にしない日本というシステム』と言ったが、それからさらに10数年、今や日本人は完全にシステムに敗北している。従属ではない。もはや敗北している。

人がシステムの奴隷になっている。
人から人間の心がなくなり、ロボット化している…


システムに追いつめられた運転手が起こした脱線事故。
今またシステムが壁となって2次被害が起きた。


1997年「少年A」の事件が時代を震撼させ、日本人の行動パターンが変化したという1998年以降、3万人に定着した自殺者数。
年間1万人を超えて「交通戦争」といわれていたが、長崎の原爆で即死された方が3万5千人。自殺者3万人時代とは、毎年原爆が落とされているようなもの。戦争の中でも最悪の時代なのだ。

しかも、その方々は自ら命を絶っている。
この国に絶望し、この国から去っている…
この国に生まれなければ、まっとうできたかも知れない命


昨日「腐った土壌」の話を書いた。
腐った土壌をそのままにしているから、芽が出ず、奇形になり、あるいは立ち枯れている。


あなた方の声こそが、日本を変えていく原動力となる。
変えていくためには生き続けなくてはならない。
生きて、声を上げてほしい。


死んではダメだ。
なぜなら、現世で乗り越えられなかった同じ課題を背負って、あなたはまた生まれ変わってくるのだから。同じことの繰り返しはいやだろう。次に行きたいだろう。
だから、死んではダメだ。


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ポツダム宣言は、10項等により、
日本人の民族国家の存続を認め、最高法規を戦前同様憲法とすることを認めることを前提としている為、
連合国は、降伏文書の制限下で日本と連合国が戦争状態に在る期間を極力引き延ばし、憲法の原理が日本の国政に反映されないようにするシステムを構築しようとしました。
憲法は原理上、自国民の福利のために他国を侵略して植民地化するよう命じる法で有り得るため、対日戦争状態が継続している期間中に、日本の立憲民主主義が機能しないように細工をしよいとするのはある意味当然です。
侵略戦争を行うと自衛強制行動をとられて国民の福利を著しく毀損されるようにして、各国の憲法が侵略戦争を命じないようにしているのが国連です。

米軍は、日本の立憲民主主義を機能させないようにするシステム作りを途中で放棄し、自主独立の立憲君主制民主主義国日本との同盟を選択しますが、作りかけのシステムは自己増殖を続け、日本人の福利の侵害が深刻になって来たという事です。

 
    
 
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