長岡京・3歳男児餓死事件~公的機関によるネグレクト
2006/10/25(Wed) Category : 虐待
今日は怒っている。
福島県前知事逮捕事件、奈良市職員の仮病放置、そして、この長岡京・3歳男児餓死事件だ。
(追記参考)
http://tatata24.exblog.jp/3660107
http://www.kyoto-np.co.jp/info/special/nagaoka_gyakutai/061023.html
いずれも、心ある普通の人間が、当たり前のことを当たり前にやっていれば起こりえない事件ばかりだ。
だから、悔しくて、何とかしたくて、事件の起こるカラクリを理解してもらおうと書いている。何より、テレビで見たこの当事者たちの魂の抜けたような顔を払拭するために、書いて吐き出したい。怒ったままでは寝られないから書いているのだ。
しかし、これからはさらに頻発し、いちいち記事を追っていられなくなる状況が来るだろう。なぜなら事件はサインだからだ。この国はおかしくなっている、だから軌道修正せよというサインだ。しかし、なかなか方向が変わらない。そのため、サインはよりひどくなって出続けるだろう。……
さて、この事件、児童相談所の対応があまりにもひどかった。
(本日の怒りの3件の内、最も払拭したいのはこの相談所長の顔だ)
3月に6歳の長女を保護したのも警察から連絡があったからだ。
そして、長女の状況を見れば、下の子どもにも同様な状況があることは容易に想像がつくだろう。否、長女からいくらでも話を聞くことが出来ただろう。
そもそもなぜそれをして、長男救済の方針を立てない?
長女の状況がすでに第一のサインなのだ。
長男自らのサインは、6月に立て続けに現れる。が、相談所は異常なしと判定を下した。
なぜ?!
9月に近所の人たちが拓夢君を見かけなくなったことを通報している。
10月には、普通の泣き方ではないことを通報。
近所の人たちは、だんだんのっぴきならない状況になってきていることがわかったはずだ。
相談所にはその感度がないのか。
自分が同じような状況下にあれば、どのような気持ちで日々を過ごしているのか想像力がないのか。
なんの策もなく、10月に預かりましょうと提案して、拒否されて終わり。
……そして、絶望の中で、小さな命の火は消えた。
これは、もう気づかなかっただとか、サインを見落としただとかの話しではない。
サインを「無視」したのだ。
公的機関が「ネグレクト」したのである。
ネグレクトとは、虐待の一つ。
つまり、
公的機関が「虐待」したのである。
相談所長、あなたが、ネグレクトし、餓死させたのだ。
この事件は、そういう点で極めてショックだった。
(私も、会社でいろいろな人間を見てきたが、中でも最も大きな罪は然るべき地位にいる人間の「不作為の罪」だと思っている)
小さな命を救えなかったことにより、
地域住民は、自分たちの無力さを思い知る。
地域住民は、相互不信に陥る。
地域住民は、行政を信じられなくなる。
地域住民は、この地域が嫌になる。
影響は極めて大きい。
この事件も、一つのサイン。
日本全国でサインが現れ続けている。
それを、この所長のように国は無視し続けている。
だから、犠牲者が現れ続ける。
その場合、どうなるか。上記の「地域住民」を「国民」に読み替えてみればよい。
『パトラッシュ、もう疲れたよ』
そう、言いたくなるのもわかる気がする。
福島県前知事逮捕事件、奈良市職員の仮病放置、そして、この長岡京・3歳男児餓死事件だ。
(追記参考)
http://tatata24.exblog.jp/3660107
http://www.kyoto-np.co.jp/info/special/nagaoka_gyakutai/061023.html
いずれも、心ある普通の人間が、当たり前のことを当たり前にやっていれば起こりえない事件ばかりだ。
だから、悔しくて、何とかしたくて、事件の起こるカラクリを理解してもらおうと書いている。何より、テレビで見たこの当事者たちの魂の抜けたような顔を払拭するために、書いて吐き出したい。怒ったままでは寝られないから書いているのだ。
しかし、これからはさらに頻発し、いちいち記事を追っていられなくなる状況が来るだろう。なぜなら事件はサインだからだ。この国はおかしくなっている、だから軌道修正せよというサインだ。しかし、なかなか方向が変わらない。そのため、サインはよりひどくなって出続けるだろう。……
さて、この事件、児童相談所の対応があまりにもひどかった。
(本日の怒りの3件の内、最も払拭したいのはこの相談所長の顔だ)
3月に6歳の長女を保護したのも警察から連絡があったからだ。
そして、長女の状況を見れば、下の子どもにも同様な状況があることは容易に想像がつくだろう。否、長女からいくらでも話を聞くことが出来ただろう。
そもそもなぜそれをして、長男救済の方針を立てない?
長女の状況がすでに第一のサインなのだ。
長男自らのサインは、6月に立て続けに現れる。が、相談所は異常なしと判定を下した。
なぜ?!
9月に近所の人たちが拓夢君を見かけなくなったことを通報している。
10月には、普通の泣き方ではないことを通報。
近所の人たちは、だんだんのっぴきならない状況になってきていることがわかったはずだ。
相談所にはその感度がないのか。
自分が同じような状況下にあれば、どのような気持ちで日々を過ごしているのか想像力がないのか。
なんの策もなく、10月に預かりましょうと提案して、拒否されて終わり。
……そして、絶望の中で、小さな命の火は消えた。
これは、もう気づかなかっただとか、サインを見落としただとかの話しではない。
サインを「無視」したのだ。
公的機関が「ネグレクト」したのである。
ネグレクトとは、虐待の一つ。
つまり、
公的機関が「虐待」したのである。
相談所長、あなたが、ネグレクトし、餓死させたのだ。
この事件は、そういう点で極めてショックだった。
(私も、会社でいろいろな人間を見てきたが、中でも最も大きな罪は然るべき地位にいる人間の「不作為の罪」だと思っている)
小さな命を救えなかったことにより、
地域住民は、自分たちの無力さを思い知る。
地域住民は、相互不信に陥る。
地域住民は、行政を信じられなくなる。
地域住民は、この地域が嫌になる。
影響は極めて大きい。
この事件も、一つのサイン。
日本全国でサインが現れ続けている。
それを、この所長のように国は無視し続けている。
だから、犠牲者が現れ続ける。
その場合、どうなるか。上記の「地域住民」を「国民」に読み替えてみればよい。
『パトラッシュ、もう疲れたよ』
そう、言いたくなるのもわかる気がする。