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妻の自殺を助けた夫~逃げ場なき化学物質過敏症

2004/04/27(Tue) Category : 知ってほしい病
朝のTVで、「自殺幇助で夫逮捕」というニュース。
妻が団地の踊り場から飛び降り自殺。その妻を踊り場までおんぶして運んだのは夫だった。
教員の夫は、「今まで出会った中で最高の先生」と生徒が嘘偽りなく話すくらいに慕われた先生。
その夫が何故、自殺幇助を?…TVのコメンテーターは、訳が分からない顔をしていた。
しかし、僕はわかる気がする。

妻はシックハウス症候群―化学物質過敏症だった。
環境のいいところを選んで何度も転居を繰り返し、ついに勤務先の学校から2時間半もかかる所に居を構える。
が、結局逃れられない…
行き場がなくなり疲れ果てた妻は死なせてくれるよう懇願する。
夫は何とか思いとどまらせようと…。


間近に妻の苦しみを見つめ続けてきた夫は、一体どういう思いで妻をおぶっただろう―。





例えば、魚を入れた器を火にかけるとしよう。
魚は冷たい水を求めて、上に逃げる。

対流してお湯が上に上がってくる。
今度は中層に逃げる。

暑苦しく息苦しくなってくる中、あっちへ逃げ、こっちへ逃げ…。
結局、逃げ場がないまま、死を迎えることになる。

人間は、魚と違って判断することが出来る。
逃げ場がないことを悟った時、
そして生きている限り苦しむ事を知った時、
あなたならどうするだろうか。





魚にとっての水が、人にとっての空気だ。
既に、都会の人間は薄いガス室の中で常時暮らしている。
その上、化学物質(建材)で密閉された空間の中で過ごしている。

微細な刺激(ストレス)でも、受け続けるとストレス耐性は弱まり、かつ過敏に反応(アレルギー反応)するようになる。一度過敏に反応するようになると、さらに微弱な刺激にも反応するようになる。

一度過敏症になってしまうと、化学物質だらけのガス室空間の中で行き場はなくなるだろう。
絶望的になる気が分かる気がする。

しかし、何とか生き延びてほしい。日本を捨ててでも。
化学物質のない地域と環境を求めて。





そして、日本は早く手を打たなければならない。
システムズアプローチの観点で言えば、「化学物質過敏症の方はIP(インデックスパースン)」だ。

IP(インデックスパースン)とは、「指標となる人」。
「炭坑のカナリア」のような役割をするような人のことである。
坑道のカナリアは有毒ガスに触れるとパタッと倒れ、身をもって人に危険を知らせてくれる。人はその様子を見て行動を変える(避難する)。


IPの方は、その人が属するシステム(環境、仕組、制度、ルールなど)が上げている悲鳴の代弁者だ。システムを変えなければ、次々に違うIP(犠牲者)が現れ続ける。
身をもって、今までの行動を変えよと警告を発しているのだ。


何人犠牲者を出せば、「個人のせい」や「個人の問題」にしなくなるのだ?

「因果関係が分からない」と、いつまで逃げ回るつもりなのか?






【追記参考】
温故知新ー震災後の21世紀の町づくり、国づくり
地球が奏でる美しき交響曲を聴きたい



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心身症ですよね、コレ
バカバカしい

ブラインドチェックやったんですかね
やったって言う人見たことないんですよね
あっても非常に条件の歌がしいもので恣意的な解釈ばかり
やりもしないで「症例だ」って言われてもしょうがないんですよね
やりもしないで「理解して欲しい」って甘えてるんですか、それ

理解も何も症状を改善するアプローチのスタートが間違ってるんですよ、
スタートが違うからゴールも違う
当然ですよね

 

デトックス

私も化学物質過敏症で、職場の副流煙が原因で発症しました。まだ化学物質過敏症という言葉も存在しない、もう30年ぐらい前のことになります。

ほわさんと同じように、「ただ普通に 暮らせたら それだけでいいのに。。 」と一字一句違わず、まったく同じように思ってました。(今でも思ってますけど)毎日、毎日、泣いてました。

普通に暮らすために、と言うより、生きて行くために、私がしたことは、まず、漢方薬を飲んで、応急処置をして、身体から化学物質を除去するデトックスをいろいろしました。次に、感情のデトックスをしました。周りの理解の無い人達、世の中に対しての怒りがたくさん私の中にあったので。


理解の無い人には、その場から逃げないで、わざと私の苦しんでる症状を見せたことがあります。言ってもわからない人には見せるしかないと思って。見て、やっとわかったようで、顔色変わってました。

ほんとに、炭鉱の中のカナリアです。

 

「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」という詩を思い出しました。
人生は長いですし、何が起こるかわかりませんから、
いつか、他人事だと思っていられなくなるかもしれませんね。
当事者の人々を排斥せずに、目をそらさず、問題に取り組む社会にするには
個人レベルでは何をすればいいのでしょうか…

 

今まで…

今まで…言葉に表せなかった気持ちが
言い表されていたように感じ、
コメントしたくなりました。

ほんと、お魚みたい。。行き場を求めて
行き場がなくなって…
死んでしまう。。

この苦しさは周りの人たちの無理解で

いつの間にかがんばれなくなって
しまう…


気がつくと化学物質過敏症と、

PTSD とも今は闘わなければなりません。

いつまで…?

どこか…。どこにも。。


匂いの倒れてしまう繰り返しの症状と、 
無理解というか、『あなたが死んでも誰も悔やまない。』
『あなたのような病気の人がいるとみんなが迷惑する。』誰にも迷惑かけないで。と友達だった人たちから
言われ続けてるうちに

気がつくと、怖くて怖くて

どこにいくのも、怖くて堪らないです

色々言われていた友達たちからは
やっと離れた、だけど
壊れてしまった心は元に戻れないし、恐怖から逃れられないPTSDは、、死んで楽になりたいと望んでしまうんですね

ただ普通に 暮らせたら

それだけでいいのに。。











 

若菜りお

検索からふと、たどり着きました。

私も化学物質過敏症をわずらい、転地を繰り返しています。

転地先を見つける際の周りの無理解、心無さに傷ついたり

ひとりでは生きられない身体になってしまったのに

国として何のケアもない状態

それは、中尾さまの、人の想像を越えています。

日本を出てでも~とありますが、 

私もそうですが、重度の過敏症は、海外になどいけません。

飛行機にも乗れず、船にも乗れず、行き場を失ってしまう。

私も今も、息が出来る場所を求めて、います。

 

われわれが未来に悔やまないために

未号障禍
http://singerunloved.blog92.fc2.com/blog-entry-57.html


未号障禍・・・ 未啓障禍・・・ に関して
「花粉症」や「セクハラ」などと同じように、それによって苦しんでいる人本人には全く責任がない禍なのだと認識されるか、少なくとも「“すべて本人のせいだ” とは断言できないのかもしれない」ぐらいの懐疑が、幾人かの鋭い人たちの裡にほのめくぐらいのことはあってほしい。

現在、障害者や病人と認定されていない人たちも、時代が進み科学が進めば、
「彼らはその頃にはまだ名前の付けられていなかった病気や障害、社会的災禍に大いに悩まされていた人たちだったのだ。
社会は、――私達は――、今まで彼らに対してあまりにも理解が足りず、冷淡だった」
と嘆く時がやがてくるのではないだろうか? 
かつて、セクハラや、PTSDや、脳脊髄液減少症にまだ名前が与えられていなかった頃のことを考えてほしい。これらの事に悩んだり、愁訴したりする人は「考え過ぎだ、思い込みだ、甘えだ、言い訳だ」などと言われて、愁訴を引っ込め、悩む権利さえ奪われていたのではなかったか?

「早いうちから彼らを理解していれば・・・、
経済の停滞も発生しなかった、あるいは経済はもっと活性化していたかもしれなかったのに・・・、
凄惨な無差別殺傷事件は発生しなかったかもしれなかった、尊い人命が奪われることはなかったかもしれないのに・・・、
虐待の連鎖を断ち切ることができたかもしれないのに・・・」
このようにいずれ嘆くことになるのではないだろうか?


問題は当事者が認めるまで悪化する
http://blog.goo.ne.jp/aino-yume75215/e/94856072fd105942c96703e54d9b07da


インデックスパースンという言葉は覚えておきたい。

 
    
 
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