DV事例解説(9):自分をどう解放するか
2006/11/18(Sat) Category : DV(ドメスティックバイオレンス)
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えっ?まだ続いていたの?って?…そーなんです。実は、まだ終わってなかったんです。それだけ、なにやかやとあったということ。
では、前回の続き。
さて、「自分と闘え!!」と言われても、ではどう闘えばいいのか。
それは、前回書いたように自分と親とのエピソードを書くことです。その時の事実とその時の気持ちを書きます。書いている内に気づきが出てきます。
でも、この作業は、結構、いえとてもつらいときがあります。
また、どうしても人は主観から逃れられるものではありません。
そこで、そういうときに、この前の日記に書いた「鏡」になるような人に読んでもらうといいでしょう。
その人から何らかのフィードバックが返ってくるでしょう。すると、その人という鏡から映し出された違う観点を得られて、また一つ自己理解が進むはずです。
さて、このドラマのDV男性の場合、自分を縛っている考えに気づいたらそれを書き出して、それを許可する文章を書きましょう。
1,男でも弱みを見せてかまわない(弱みのない人間なんていない)
2,愚痴を言いたいときには、思いっきり言おう(スッキリする)
3,支え合うから人の世だ。持ちつ持たれつが楽しい触れ合い。困ったら人に頼ろう。
4,父親は大黒柱。暖かく家族を包み込むのが父親の役割。
5,気持ちを聴いてもらってスッキリするといい案も浮かぶ。お互いが支え合うサポーター。会社のことも一人で悩まず聴いてもらおう。
こうして書いたものを読んだり、いつも持ち歩いて時に眺めたりすることを、馴染むまでやってください。
そして、パートナーがいるのであれば、自分が縛られていたものをそのパートナーと分かち合うとよいと思います。理解者が一人いれば、怖いものがなくなります。
尚、自分を縛るものには次のようなものがあります。
「」のように親から言われたときに、子どもが受け取るメッセージを書いています。
1.存在するな
「おまえさえいなければ」、虐待
2.重要であるな
「大人の会話に口を挟むな」
3.楽しむな
「弟妹の面倒を見ろ」「礼儀正しくしろ」(対長男長女など)
4.大人になるな
「かわいい、かわいい」(対末っ子など)
5.感じるな
「男は歯を見せて笑うもんじゃない」「泣くな」
6.考えるな
「理屈を言うな」「おまえは○○だけ考えていろ」
7.おまえ自身であるな
「おまえが、○○だったら良かったのにねぇ」
8.仲間を作るな
「塾があるんだから、遊ぶんじゃない」
9.成功するな
何をやっても常に批判される場合
10.健康であるな
病気の時だけ気遣ってくれる場合
11.…するな
何かやろうとする度に注意される場合
以上は、グールディング夫妻が観察した結果出てきたもので、夫妻はこの11のメッセージを、子どもを束縛するものとして「禁止令」と名付けました。
あなたは、無意識のうちに子どもに言ったりやったりしていませんか?
もし、あなたがやっているとすれば、あなた自身が親からそうされていた可能性があります。
ですから、できれば子供を持つ前に、自分と親との関係の棚卸しができればいうことないのですが…。それができないから、子どもが自分の鏡になって自分に教えてくれるんですね。そのように、子どもの様子を見てみましょう。
えっ?まだ続いていたの?って?…そーなんです。実は、まだ終わってなかったんです。それだけ、なにやかやとあったということ。
では、前回の続き。
さて、「自分と闘え!!」と言われても、ではどう闘えばいいのか。
それは、前回書いたように自分と親とのエピソードを書くことです。その時の事実とその時の気持ちを書きます。書いている内に気づきが出てきます。
でも、この作業は、結構、いえとてもつらいときがあります。
また、どうしても人は主観から逃れられるものではありません。
そこで、そういうときに、この前の日記に書いた「鏡」になるような人に読んでもらうといいでしょう。
その人から何らかのフィードバックが返ってくるでしょう。すると、その人という鏡から映し出された違う観点を得られて、また一つ自己理解が進むはずです。
さて、このドラマのDV男性の場合、自分を縛っている考えに気づいたらそれを書き出して、それを許可する文章を書きましょう。
1,男でも弱みを見せてかまわない(弱みのない人間なんていない)
2,愚痴を言いたいときには、思いっきり言おう(スッキリする)
3,支え合うから人の世だ。持ちつ持たれつが楽しい触れ合い。困ったら人に頼ろう。
4,父親は大黒柱。暖かく家族を包み込むのが父親の役割。
5,気持ちを聴いてもらってスッキリするといい案も浮かぶ。お互いが支え合うサポーター。会社のことも一人で悩まず聴いてもらおう。
こうして書いたものを読んだり、いつも持ち歩いて時に眺めたりすることを、馴染むまでやってください。
そして、パートナーがいるのであれば、自分が縛られていたものをそのパートナーと分かち合うとよいと思います。理解者が一人いれば、怖いものがなくなります。
尚、自分を縛るものには次のようなものがあります。
「」のように親から言われたときに、子どもが受け取るメッセージを書いています。
1.存在するな
「おまえさえいなければ」、虐待
2.重要であるな
「大人の会話に口を挟むな」
3.楽しむな
「弟妹の面倒を見ろ」「礼儀正しくしろ」(対長男長女など)
4.大人になるな
「かわいい、かわいい」(対末っ子など)
5.感じるな
「男は歯を見せて笑うもんじゃない」「泣くな」
6.考えるな
「理屈を言うな」「おまえは○○だけ考えていろ」
7.おまえ自身であるな
「おまえが、○○だったら良かったのにねぇ」
8.仲間を作るな
「塾があるんだから、遊ぶんじゃない」
9.成功するな
何をやっても常に批判される場合
10.健康であるな
病気の時だけ気遣ってくれる場合
11.…するな
何かやろうとする度に注意される場合
以上は、グールディング夫妻が観察した結果出てきたもので、夫妻はこの11のメッセージを、子どもを束縛するものとして「禁止令」と名付けました。
あなたは、無意識のうちに子どもに言ったりやったりしていませんか?
もし、あなたがやっているとすれば、あなた自身が親からそうされていた可能性があります。
ですから、できれば子供を持つ前に、自分と親との関係の棚卸しができればいうことないのですが…。それができないから、子どもが自分の鏡になって自分に教えてくれるんですね。そのように、子どもの様子を見てみましょう。
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