あなたの子どもを加害者にしないために
全国のご家庭を訪問カウンセリングしている家族カウンセラー(家族相談士)のモノログ―家族のこと、気になる出来事を感じたままに率直に
壮絶な助け合い
2006年12月23日 (土) 22:28 | 編集
離婚するつもりの夫婦がいた。

夫は少しのことでキレて怒鳴った。怒鳴り始めると際限がなかった。
仕事でもトラブルを起こし、転々流転の人生だった。

耐えていた妻も、子供に問題が起こって我慢がキレた。
怒ったことがなかった妻に怒りが宿った。

もはや平行線。
交点はどこにもなかった…。




しかし、ご夫婦のお話を伺う中で私に見えたのは、全く異なる物語だった。

ご主人は、人生を親の手から自分に取り戻すべく、壮絶な闘いを繰り広げていた。親の意向を叶えようとする自分と、自分の人生を歩きたいという自分とのバトルだった。
そして、転落したかに見えて、実は自分の人生を見事自分の手中にしていた。

奥さんは、夫のバトルに巻き込まれる中で、実は自分の感情を取り戻すことをされていた。とても強固な岩盤で覆われた感情を取り戻すためには、怒りが必要だった。その怒りを引き出したのは夫だった。

つまり、
夫は「自分の人生」を取り戻す闘いを繰り広げ、
妻は「自分の感情」を取り戻す闘いを繰り広げ…
そう、お互いにオリジナルな自分を取り戻すための壮大な協力をし合っていたのである。


その背景には、もちろん源家族がある。
夫の両親、妻の両親。
それぞれが、全く正反対の意味でそれぞれに強大だった。
だから、それぞれが源家族からの連鎖を断つために、実は夫婦がタッグを組んで互いの闘いを闘っていたのである。




現世的には、別れるしかないように見えるストーリーでも、
魂のレベルで眺めると、互いに助け合っていた。

ブラックで塗りつぶされていたエピソードが、
次々とホワイトにリバースしていく。
まるで、オセロの逆転劇のように。


真実が分かったときの感動!
私は、その感動を率直に伝える。
(いつもこういう感動に出逢うので、カウンセリングはやめられない ^^)

2つの魂は、実は出逢うべくして出逢っていたのだ。
助けるべくして助け合っていたのだ。

その意味が分かった瞬間、別れる気持ちは消滅した。
ベストカップルであることが分かったのである。




そして、もう一つ分かったことがある。

実は、そのご夫婦の闘いを懸命に支えてきた人がいる。
そう、息子さんだ。

その日、私が伺う時まで「問題児」であった息子さんは、
今や両親を支えてきた健気な子供に変わった。


3者バラバラであった家族。
しかし、わずか6時間で、ご夫婦の間に互いへの感謝が芽生え、
そして、ご夫婦揃って息子さんへの感謝が芽生えた。


もう、大丈夫。





素晴らしいストーリーを見せていただいて、ありがとうございました。

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