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「短大生遺体切断事件」 5.追い詰められた役割ロボット

2007/01/20(Sat) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【「短大生遺体切断事件」目次】

★9.勇貴容疑者のエピソード----------------------------------------

その亜澄さんを殺した一つ違いの次兄勇貴。週刊文春1/18号によると、次のようなエピソードがあります。

①『同学年と話すときでさえ「さん」づけ。人と距離を置いている』
②『喋り方にも抑揚がなくて、感情がこもっていないんです』(中高時代の同級生)
③『一度、友達にくだらないことでからかわれて本気になって殴りかかったことがありました』『遅刻や忘れ物をして先生にしかられた後、席に戻ってから小声でボソッと「死ね」って呟いたり。そういうときの目つきは本気でした。』
④『宿題もまったくやってこなかったし、遅刻も多くてやっと昼ごろに出てくることも珍しくなかった』(高2)
⑤『殺人の方法みたいな話をよくしていた』『「完全自殺マニュアル」もよく読んでいましたね』

これらのエピソードは実によく勇気容疑者の状態を表しています。
親の敷いたレール以外に人生はないという強迫的環境に置かれた場合、嫌ならやめちゃえばいいのに、とのたまう識者のコメントは当たりません。子は親に見捨てられたくないのです。

親の期待に自分の人生を売ることなかれ」を読んでみてください。
子供は親の期待に添うために、最後の最後まで頑張り続けることが分かると思います。




★10.追い詰められた役割ロボット-----------------------------------

①は、人との間に信頼関係を築けていないことを示しています。
その理由は、最も身近な人間関係である親子、兄弟の間で信頼関係ができていないことが一つ。もう一つは、親の世界以外では生きていないということです。恐らく「母親以外とつながるな」という禁止令が植え込まれているでしょう(無意識にですが)

②は、気持ちを抑制して生きている人間の特徴です。
自分の気持ちは置いておいて、やるべきこと、押しつけられたことをこなし続けて役割ロボットとなっています(「感情を出すな」という禁止令)。

③は、ギリギリのところで生きていることを示しています。
家庭の中でディスカウント(価値を値引くこと)されている人間は、もうこれ以上髪の毛一筋ほども自分の価値を低められたくない、これ以上傷つけられたら自分が崩壊してしまう-そういうギリギリのところで生きるようになります。そこから落ちたら人間でなくなってしまう崖っぷちに立って生きているわけです。そういうときの“からかい”は、崖から突き落とす一押しになってしまうのです。その相手は自分を殺す人間になるわけですから、本気で殺意が芽生えるわけです。

④は、2つの状態を示しているように思います。
1つは、これまで親の意に添うために走り続けて疲れ切っている状態。頑張りが続いていれば、早期鬱になっていたかも知れません。
もう一つは、操り人形の人生で、これは自分本来の人生ではないと本当の自分は抵抗していますから、やる気が出ないのは当然です。

⑤自分が精神的に親から殺されていますから、自分が死ぬこと、人を殺すこと、について関心が向きます。



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知っていて当然、のサインとなってほしい

①『同学年と話すときでさえ「さん」づけ。人と距離を置いている』
④『宿題もまったくやってこなかったし、…』

私と一致しているところ。

①小学校から高校まで10年ぐらい一緒だった友達に、何と呼びかけていいのかずっとわからなかった。あだ名で呼びかけるのも、下の名前で呼びかけるのも、苗字に君やさんを付けて呼びかけることもできなかった。
「ねえ」とか「あのさー」とか、「あれってさー」「それってさー」とかで切り出して話をするしかなかった。

④宿題をやってきたか先生にきかれて、「忘れました」と先生に言う。
やった宿題を家に置き忘れてきたという意味ではない。宿題をやらなければならないことを本当に忘れていた訳でもない。むしろ強く意識していた。明日が月曜日だという場合、夕方からテレビでサザエさんとかアニメ名作劇場を見ているうちに憂鬱が強くなっていく。
「ぼく、ちゃんと宿題やるのかな? ――コイツのことだからやりゃしないだろうさ」

前も宿題を忘れて皆の見ている前で罰を受けて恥ずかしい思いをしているというのに・・・

「こいつは恥というものを知らないのか?」「こいつは懲りるってことがないのか?」「わずかな分量の宿題だったじゃないか。なぜあれぐらいやってこれなかったんだ?」

教師は、毎日毎日宿題を忘れてくる子供が「宿題忘れた」とその度に言うことを、「課されたことを忘れていた」とか「やった宿題を家に忘れてきた」などという意味にまともに取るべきではない。

また、この子供は好き好んで怠けているのではないことを理解すべきだ。この子供は呪縛を受けていてそれで宿題ができないのだ。

宿題を忘れたことを責めたり、「大人になって、社会に出てこんなことばかりしてたらどんなことになると思ってるんだ」などと叱責するのはもってのほか。
「この子には底知れない懊悩がある」と理解しなければならない。こういう子供は、実は自分でもどうしようもないのだ。

これらのことは結構十分なサインになっていたと思う。当時の教師達はことごとく見落としていた。しかしこれからの教師は見落とすべきではない。
指導要綱だか何だかにこういう徴候がある子には要注意、親から虐待を受けている可能性がある、とでも記述されないだろうか。(それとも、彼らにはやはり期待できないのだろうか?)

(“虐待”という言葉を使ってしまうと身体的な暴力ばかりをイメージさせてしまう。これに替わるもっと適切な言葉はないものか。)


・・・時間ができたというのに、まとまったメッセージが送れなくてすみません。話したいこと・話さなければならないことが沢山あったはずなのに。

残された時間がもうあまりないというのに緊張感がもてなくてすみません。
金が無くても酒を買って、意味なくとりあえず飲んでしまう・・・
そして興味の赴くままネットサーフィン・・・

 
    
 
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